車の縁の下の力持ち!フューエルストレーナーって?

車を知りたい
先生、「フューエルストレーナー」って、燃料のゴミを取るんですよね? それだけじゃダメなんですか?

自動車研究家
そうだね、燃料のゴミを取るんだけど、ただゴミを取るだけじゃダメなんだ。最近の車は特にね。

車を知りたい
最近の車は何か違うんですか?

自動車研究家
そうなんだ。最近の車は燃料噴射式エンジンといって、エンジンに燃料を霧状に噴射して動かす仕組みなんだけど、ゴミが詰まると、この細かい霧状の燃料が出せなくなってしまうんだ。だから、とても細かいゴミまで取り除けるフィルターが必要になるんだよ。
フューエルストレーナーとは。
「フューエルストレーナー」は、自動車の燃料系統に不可欠な部品で、燃料に混入したゴミや錆びなどの異物を除去するフィルターのことです。フィルター部分には主に濾紙が使われており、カートリッジ式で交換が容易なものが主流となっています。かつては、透明な容器に布製のフィルターを装着したタイプもありましたが、メンテナンス性を重視して、現在では使い捨て型が主流となっています。特に、精密な燃料制御が求められる燃料噴射式のエンジンでは、微細な異物の除去がより重要になります。そのため、フィルターの目は従来の4分の1以下となる5μmという微細なものへと進化を遂げています。なお、「フューエルストレーナー」は「フューエルフィルター」とも呼ばれます。
フューエルストレーナーの役割とは?

車はエンジン内部で燃料を燃焼させることで動力を得ています。この時、燃料に不純物が混ざっていると、エンジン内部の精密な部品に傷がついたり、詰まったりして、エンジントラブルの原因となることがあります。そこで活躍するのがフューエルストレーナーです。
フューエルストレーナーは、燃料に混入したゴミやサビ、水分などを濾し取る役割を担っています。燃料タンクとエンジンの間に設置されており、燃料がエンジンに送られる前に、フィルターを通して不純物を取り除きます。まるで、私達の体にとっての臓器のように、車はフューエルストレーナーによって燃料系統の健康を保っていると言えるでしょう。
燃料噴射エンジンとの関係

燃料噴射エンジンは、ガソリンを非常に細かい霧状にして燃焼室に送り込みます。このため、ごく小さなゴミや異物でも、精密なエンジンの動作を阻害する原因となりかねません。フューエルストレーナーは、燃料噴射エンジンにとって、安定した燃料供給と性能維持のために非常に重要な役割を担っていると言えるでしょう。
ストレーナーの構造と材質

フューエルストレーナーは、その名の通り燃料の通り道に設置され、燃料に混入したゴミや異物を除去する役割を担っています。その構造は、フィルター部分とそれを保護するハウジングから成り立っています。
フィルター部分は、ろ紙タイプや網目状の金属フィルターなどが一般的で、燃料の流量や汚れの捕捉性能に合わせて適切なものが選ばれます。材質は、樹脂や金属が主流ですが、近年では軽量化のため、樹脂製ハウジングに金属製フィルターを組み合わせたタイプも増えています。
フューエルストレーナーの交換時期

フューエルストレーナーは、一般的に2~4万キロ走行ごと、または2~3年ごとの交換が目安とされています。ただし、車の使用状況や保管環境、燃料の質によって寿命は大きく変わるため、あくまでも目安として捉えてください。
例えば、悪路走行が多い場合や、燃料タンクの残量が少なくなるまで給油しないことが多い場合は、フューエルストレーナーが目詰まりしやすいため、早めの交換が必要になります。
また、最近では、車検時に交換するケースも増えています。車検時に交換を勧められた場合は、安全のためにも交換しておきましょう。
トラブル事例と予防策

燃料系統のトラブル発生と聞いて、真っ先にフューエルストレーナーを思い浮かべる方は少ないかもしれません。しかし、燃料の品質を維持し、エンジンを守るという重要な役割を担う縁の下の力持ち的存在です。ここでは、フューエルストレーナーに起こるトラブル事例と、未然に防ぐための予防策を見ていきましょう。
燃料に含まれるゴミやサビが、フューエルストレーナーに蓄積すると目詰まりを起こします。すると、エンジンに必要な燃料が供給されなくなり、出力低下やエンジンがかかりにくいといった症状が現れます。また、ストレーナーの劣化により、ゴミがエンジン内部に侵入してしまうと、さらに深刻なエンジントラブルに繋がることも。定期的な交換や、信頼できるガソリンスタンドの利用が、愛車の寿命を延ばすことに繋がります。
