
知っておきたい車の基礎知識: 粘度とは?
車を所有していると、「粘度」という言葉を耳にする機会があるかもしれません。 エンジンオイルを選ぶ際に「粘度〇W-〇〇」といった表記を見たことはありませんか? 実はこの数字、車の走りに大きく影響する「粘度」を表しているのです。
粘度とは、一言で言えば「液体の流れにくさ」のこと。 水あめと水では、水あめの方が流れにくいですよね。これは、水あめの方が粘度が高いことを意味します。エンジンオイルも、この粘度が重要な役割を果たします。
では、エンジンオイルの粘度が、車の走りにどのように関係するのでしょうか? エンジンオイルは、エンジンの内部を循環し、潤滑や冷却、防錆などの役割を担っています。 このオイルの粘度が高すぎると、エンジン内部に抵抗が生まれ、燃費が悪化したり、パワーダウンに繋がったりする可能性があります。 逆に粘度が低すぎると、オイルが十分に行き渡らず、エンジンが摩耗してしまうことも。
このように、 車のエンジンにとって最適な粘度は、車種や走行条件によって異なります。 適切な粘度のオイルを選ぶことは、車の性能維持、寿命を長く保つために非常に重要です。