「ロ」

その他

滑り止めだけじゃない!ローレット加工の秘密

普段何気なく手にしている物にも、ローレット加工は施されています。例えば、筆記具です。ボールペンやシャープペンシルの軸を見ると、細かな凹凸模様が入っていることがあります。これはまさにローレット加工!握りやすく、滑りにくくすることで、筆記時の安定感を高める効果があります。他にも、カメラのレンズの周りや、ギターの弦巻き部分などにも見られます。ローレット加工は、デザイン性と機能性を両立させる優れた加工技術と言えるでしょう。
エンジンに関する用語

ローエックスピストン: エンジンの隠れた立役者

自動車やオートバイの心臓部であるエンジン。その中でも、ピストンはエンジン内部で上下運動を繰り返し、燃料の爆発力を回転運動に変換する、非常に重要な役割を担っています。 ピストンには様々な種類がありますが、近年注目を集めているのが「ローエックスピストン」です。その名の通り、従来のピストンに比べて背が低い(ローハイト)のが特徴です。 では、なぜピストンの高さを低くする必要があるのでしょうか?そして、ローエックスピストンはエンジンにどのようなメリットをもたらすのでしょうか? この章では、ローエックスピストンの基礎知識について詳しく解説していきます。
性能に関する用語

車の安定性に関わる「ロール慣性モーメント」とは?

車がカーブを曲がるとき、車体は外側に傾こうとする動きを見せます。この傾きやすさを表すのが「ロール」ですが、このロールを抑え、安定した走行を実現するために重要なのが「ロール慣性モーメント」です。 簡単に言えば、ロール慣性モーメントとは「車の回転しにくさ」を表す数値です。 重くて大きな物体ほど動かしにくいように、ロール慣性モーメントが大きければ大きいほど、車体が傾きにくく安定するのです。 このロール慣性モーメントは、車の設計段階で重量配分や車高、車幅などによって調整されます。例えば、スポーツカーのように車高が低く、車幅が広い車は、ロール慣性モーメントが大きくなるため、安定したコーナリングを実現しやすくなります。
機能に関する用語

クルマの安全を守る!ロック機構の重要性

私たちが普段何気なく利用しているクルマですが、その安全を陰ながら支えているのが「ロック機構」です。 ロック機構というと、ドアの鍵をイメージする方が多いかもしれません。しかし実際には、クルマの様々な場所に、それぞれ重要な役割を持ったロック機構が備わっているのです。 ボンネットやトランク、給油口など、走行中に不用意に開いてしまうと危険な箇所はもちろんのこと、シートベルトやチャイルドシート、ヘッドレストなどにも、安全性を高めるためのロック機構が採用されています。 これらのロック機構は、事故の際に乗員や周囲への被害を最小限に抑えたり、盗難などの犯罪からクルマを守ったりするために非常に重要な役割を担っています。
エンジンに関する用語

ロータリーエンジンの心臓部!『ローター』の仕組み

ロータリーエンジン最大の特徴と言えるのが、三角形の不思議な形状をした『ローター』です。一般的なレシプロエンジンでは、シリンダー内部をピストンが上下運動することで動力を生み出しますが、ロータリーエンジンではこのローターが回転運動を行うことで、吸気・圧縮・爆発・排気の4工程を実現しています。 ローターは、エンジンハウジングと呼ばれる楕円形の空間内部で偏心回転運動を行います。この動きによって、ローターとハウジングの間に3つの部屋が形成され、それぞれの部屋の容積が変化することで、4サイクルエンジンと同様の工程を連続的に行うことが可能となります。
エンジンに関する用語

燃費向上に貢献!ローラーロッカーアームとは?

車の燃費を向上させる技術として、近年注目を集めているのが「ローラーロッカーアーム」です。 従来のロッカーアームと何が違うのか、その仕組みやメリットについて解説していきます。 そもそもロッカーアームとは、エンジンの吸気・排気バルブを開閉させるための部品です。 カムシャフトからの回転運動を、バルブを押し下げる上下運動に変換する役割を担っています。 従来のロッカーアームは、カムシャフトとの接触面に金属製の「スリッパー」を使用していたため、摩擦抵抗が大きくなってしまうという課題がありました。 一方、ローラーロッカーアームは、この接触面にベアリングを内蔵したローラーを使用しています。 これにより、摩擦抵抗が大幅に低減され、エンジンの回転が滑らかになります。 その結果、燃費の向上や出力の向上、静粛性の向上などに貢献するのです。
機能に関する用語

安全の進化:ロードリミッター付きプリテンショナーシートベルトとは

交通事故は、一瞬の出来事で私たちの生活を一変させてしまう可能性があります。車内は、衝突時の衝撃によって様々なものが猛スピードで移動する危険な空間に変わります。 この時、私たちの体をしっかりと支え、車外への放出や車内での衝撃から守ってくれるのがシートベルトです。 シートベルトを着用していない場合、衝突時の衝撃によって体が運転席やダッシュボードに激突したり、最悪の場合、車外に放り出されてしまう可能性があります。このような事態を避けるため、シートベルトの着用は法律で義務付けられているだけでなく、私たち自身の安全を守るために非常に重要です。 近年では、シートベルト単体での性能向上だけでなく、エアバッグや衝突安全ボディなど、様々な安全装置と連携して乗員の安全を守るための技術開発が進んでいます。その中でも、プリテンショナーとロードリミッターは、シートベルトの性能を飛躍的に高める重要な機能として注目されています。
機能に関する用語

乗り心地を左右する?ロードセンシングスプリングとは

自動車のサスペンションは、路面からの衝撃を吸収し、車体の揺れを抑え、快適な乗り心地と安定した走行性能を提供するために重要な役割を担っています。その中でも、ロードセンシングスプリングは、荷物の積載状態や走行状況に応じて、スプリングの硬さを自動的に調整することで、常に最適な乗り心地と走行安定性を実現する画期的なシステムです。
環境に関する用語

渋滞解消の切り札? ロードプライシングを徹底解説

日々悩まされる交通渋滞。通勤時間の遅延や物流の停滞など、経済損失も深刻です。この問題解決の糸口として、近年注目されているのが「ロードプライシング」です。ロードプライシングとは、道路利用者に対して時間帯や混雑状況に応じて料金を徴収するシステムのこと。料金を支払ってでもその道路を利用したいという人だけを通行させることで、渋滞の緩和を目指します。料金収入を公共交通機関の整備や道路の維持管理に充てることで、より快適な交通環境の実現も期待されています。
エンジンに関する用語

クルマの心臓部を支える縁の下の力持ち:ロッカーシャフト

「ロッカーシャフト」という言葉を聞いたことはありますか? 車好きの方ならご存知かもしれませんが、一般的にはあまり馴染みがないかもしれません。しかし、このロッカーシャフトは、エンジン内部で非常に重要な役割を担っているのです。 車の心臓部であるエンジンは、ガソリンを燃焼させることでピストンを上下運動させ、その力をタイヤに伝えて車を走らせています。この時、ピストンの上下運動を回転運動に変換するのがクランクシャフトです。そして、燃焼を起こすために必要な吸気と排気を、適切なタイミングで行うためのバルブを動かすのがカムシャフトです。 ロッカーシャフトは、このカムシャフトとバルブの間に位置し、カムシャフトからの力をバルブに伝達する役割を担っています。カムシャフトからの回転運動を、ロッカーアームと呼ばれる部品を介してバルブを開閉する動きに変換することで、エンジンがスムーズに動くように調整しているのです。 ロッカーシャフトは、エンジン内部の過酷な環境にさらされながらも、正確に動作し続けなければなりません。そのため、高い強度と耐摩耗性が求められます。 次の章では、ロッカーシャフトの構造や材質、そしてその重要な役割についてさらに詳しく解説していきます。
エンジンに関する用語

ロータリーエンジンの心臓部!ローター軸受けを解説

レシプロエンジンにとってのクランクシャフトのように、ロータリーエンジンにおいても回転運動を生み出すための重要な部品が存在します。それが、三角形のローターが回転する軸となる「ローター軸受け」です。 ローター軸受けは、ハウジングの中心で回転するローターを支え、安定した回転運動を維持する役割を担っています。 ローターは燃焼圧力を受けながら高速回転するため、ローター軸受けには強靭な耐久性と高い潤滑性能が求められます。 この軸受けの働きによって、ロータリーエンジン特有のスムーズでパワフルな回転が実現されているのです。
設計に関する用語

車の走りはどう変わる?ロールキャンバーを解説

車のコーナーリング性能に大きく関わる要素の一つに、「ロールキャンバー」があります。街中で見かける車でも、よく見るとタイヤが地面に対して真っ直ぐではなく、ハの字に傾いているのがわかるでしょう。このタイヤの傾きの角度のことを、ロールキャンバーと呼びます。
ボディーに関する用語

走り屋を魅了する車、ロードスターの魅力を徹底解説!

「人馬一体」という言葉をご存知でしょうか?これは、人と車が一体となって走っているような感覚を表現した言葉で、まさにロードスターの走りを体現しています。1989年の発売以来、世界中で愛され続けるマツダ・ロードスター。その魅力は、軽量な車体とFR駆動による軽快な走りにあります。今回は、ライトウェイトスポーツカーの代名詞とも言えるロードスターの魅力について、徹底的に解説していきます!
ボディーに関する用語

自動車の安全性支える「ろう接継ぎ手」

「ろう接」とは、金属を接合する方法の一つです。溶接と混同されがちですが、ろう接では母材である金属自身は溶かさず、代わりに「ろう」と呼ばれる金属を溶かして接合します。ろうは母材よりも低い温度で溶けるため、熱による母材への影響を抑えられます。 このろう接、実は私たちの身近にある自動車の製造に欠かせない技術となっています。エンジン、トランスミッション、ブレーキシステムなど、自動車の様々な部品に用いられ、高い強度と耐久性を必要とする箇所に採用されています。特に、近年普及が進む電気自動車では、バッテリーパックの冷却システムなど、高い気密性と信頼性が求められる箇所でろう接の技術が活かされています。
設計に関する用語

自動車製造の要!ロックウェル硬さとは?

ロックウェル硬さとは、金属やプラスチックなどの材料の硬さを測る指標の一つです。 硬さ試験機を用いて、材料に一定の荷重をかけ、その際に材料がどれだけ変形したかを測定することで硬さを数値化します。 ロックウェル硬さは、圧痕の深さに応じて数値が大きくなるという特徴があります。 つまり、数値が大きいほど硬い材料であることを示します。 自動車製造の現場では、部品の強度や耐久性を確保するために、このロックウェル硬さを基準とした品質管理が欠かせません。
法律に関する用語

クルマ開発の最前線!路上試験の実態とは?

路上試験とは、開発中のクルマが、実際の道路を走行し、様々な条件下で性能や安全性を評価する試験のことです。広大なテストコースを有する自動車メーカーもありますが、公道でしか得られないデータを取得するために、路上試験は欠かせないプロセスとなっています。ここでは、普段見かけることのない路上試験の内容について、詳しく解説していきます。
性能に関する用語

車の安全性:ロールオーバー限界を知ろう!

車の安全性において、「ロールオーバー限界」はあまり聞き慣れない言葉かもしれません。しかし、車の横転のしやすさを示す重要な指標であり、安全な運転をする上で理解しておくべき要素です。 ロールオーバー限界とは、車が横転せずにカーブを曲がれる限界の角度を指します。この角度が大きいほど、車は横転しにくく、安定性が高いと言えます。逆に、角度が小さい車は、カーブや急ハンドルなどでバランスを崩しやすく、横転の危険性が高まります。
クルマに関する色々な状況

車の乗り心地を左右する「ローリング」とは?

車を運転していると、カーブなどで車体が傾く感覚を経験するかと思います。この車体の傾きこそが「ローリング」と呼ばれる現象です。ローリングは、車が旋回する際の遠心力によって発生し、車体の外側に荷重がかかることで起こります。この傾きは、サスペンションやスタビライザーといった車の部品によってある程度は抑制されますが、完全に無くすことはできません。適度なローリングは、スムーズなコーナリングに繋がる一方で、過度なローリングは乗員に不安感を与えたり、タイヤのグリップ力を低下させたりする可能性があります。
メンテナンスに関する用語

自動車の心臓を守る!濾過の重要性

濾過とは、液体や気体の中から不要な物質を取り除き、きれいな状態にするプロセスのことを指します。コーヒーを淹れる際にペーパーフィルターを使う場面を想像してみてください。ペーパーフィルターは、コーヒー豆の粉を濾し取り、抽出されたコーヒーだけを通す役割を果たしますよね。自動車においても、これと全く同じような濾過の仕組みが、様々な場面で活躍しているのです。
機能に関する用語

ロックアップワイパー:進化するワイパー技術

ロックアップワイパーとは、従来のワイパーに比べて、よりガラス面に密着して拭き取りを行うワイパーのことです。ワイパーゴムに均等な圧力をかけることで、拭き残しを減らし、クリアな視界を確保します。従来のワイパーでは、特に高速走行時やワイパーアームが長い場合に、アームの付け根部分とガラス面の距離が離れてしまい、拭きムラが発生しやすいという問題がありました。ロックアップワイパーは、この問題を解決するために開発された新しい技術です。
駆動系に関する用語

知ってた?車の足元「ロードホイール」の基礎知識

私達が普段何気なく見ている車。タイヤに目が行きがちですが、そのタイヤを支えているのが「ロードホイール」です。 車体とタイヤをつなぐ重要な役割を担うロードホイールですが、その役割や構造について詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか? 今回は、車の足元を支える縁の下の力持ちである「ロードホイール」について解説していきます。
設計に関する用語

クルマ開発のカギ!?ローリングラジアスとは

タイヤの性能は、快適なドライブや燃費に大きく影響します。その中でも「ローリングラジアス」は、近年特に注目されている重要な指標の一つです。では、ローリングラジアスとは一体何なのでしょうか? ローリングラジアスとは、タイヤが回転する際に発生する抵抗のことを指します。平坦な道を車がまっすぐ走っている時でも、タイヤはわずかに変形しています。この変形によって生じるエネルギー損失が抵抗となり、これがローリングラジアスです。 ローリングラジアスは、値が小さいほど抵抗が少なく、燃費向上やCO2排出量削減に貢献します。逆に、値が大きい場合は抵抗が大きくなり、燃費が悪化してしまう傾向にあります。 このため、自動車メーカーはタイヤメーカーと協力し、走行性能を維持しながらローリングラジアスを低減するタイヤ開発に力を入れています。
性能に関する用語

クルマの傾き「ロール角」を解説

クルマは走行中、カーブや旋回時などに車体が傾きます。この傾きのことを「ロール」といい、車体の傾斜角度を「ロール角」と呼びます。 たとえば、右にカーブを曲がるときは車体は左側に傾き、左にカーブを曲がるときは車体は右側に傾きます。
性能に関する用語

車の挙動を左右する「ロール剛性配分」とは?

車を運転する上で、コーナリング時の安定性や快適性は非常に重要です。この安定性や快適性に大きく関わるのが「ロール剛性」と呼ばれるものです。ロール剛性とは、車がコーナリング時に車体が傾こうとする力に対する、抵抗力の大きさを表します。 そして、このロール剛性を前後でどのように配分するかを「ロール剛性配分」と呼びます。一般的に、前輪と後輪のどちらのロール剛性を高く設定するかによって、車の挙動は大きく変化します。例えば、前輪のロール剛性を高くすると、ステアリング操作に対する反応が素早くなり、スポーティな走りを実現できます。一方、後輪のロール剛性を高くすると、安定感が増し、ゆったりとした乗り心地になる傾向があります。 最適なロール剛性配分は、車のタイプやドライバーの好みによります。スポーツカーのように俊敏なハンドリングを求められる車は前輪寄りの配分、高級車のように快適性を重視する車は後輪寄りの配分がされることが多いです。このように、ロール剛性配分は車の性格を決定づける重要な要素と言えるでしょう。