設計に関する用語 意外と知らない?車の「プラグ穴」の秘密
車のエンジンルームを見ていると、複雑な形状をした部品がたくさん並んでいて、どこになんの部品があるのかわからない方も多いのではないでしょうか?
エンジンヘッドと呼ばれる部品には、スパークプラグが取り付けられている「プラグ穴」と呼ばれる穴があります。
このプラグ穴、よく見ると中心にさらに小さな穴が開いていることがあります。
「一体この穴は何のためにあるの?」
そう思われた方もいるのではないでしょうか?
実はこの小さな穴、「中子抜き穴」と呼ばれ、エンジン製造の過程で重要な役割を担っています。
エンジンヘッドは金属でできていますが、複雑な形状を正確に作り出すために、砂で作った鋳型が使われます。
この鋳型の内側には、プラグ穴のような空洞部分を成形するための「中子」と呼ばれる砂の塊が埋め込まれています。
エンジンヘッドが完成した後、この中子を抜き取るために、あらかじめ小さな穴を開けておく必要があるのです。
これが「中子抜き穴」の正体です。
中子抜き穴は、エンジン製造の過程で必要なもので、エンジンが完成した後は特に役割はありません。
しかし、エンジンの複雑な構造と、それを支える高度な製造技術を理解する上で、知っておくと面白い知識と言えるでしょう。
