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駆動系に関する用語

快適性と走行安定性の両立!スリージョイントプロペラシャフトとは?

プロペラシャフトは、自動車の駆動力を伝える重要な部品の一つです。エンジンが生み出すパワーを、タイヤに伝えて車を走らせるためには、ギアの切り替えや回転数の変換など、複雑なプロセスが必要となります。プロペラシャフトは、トランスミッションからデファレンシャルギアへと、この駆動力をスムーズに伝達する役割を担っています。 特に、FR車や4WD車など、エンジンと駆動輪の位置が異なる車両においては、プロペラシャフトは欠かせない存在です。路面の凹凸や車体の振動を吸収しながら、常に最適な角度で駆動力を伝え続けることで、スムーズな加速と安定した走行を実現しています。
設計に関する用語

乗り心地の鍵!すぐり入りブッシュの秘密

車の乗り心地を左右する重要なパーツの一つに「ブッシュ」があります。 ブッシュは、ゴムやウレタンなどの弾性素材で作られており、サスペンションやステアリングなど、様々な箇所に使用されています。その中でも、「すぐり入りブッシュ」は、特殊な構造を持つことで、優れた振動吸収性と耐久性を実現したブッシュです。
その他

音速突破!伝説の車「スラスト」に迫る

モータースポーツの世界において、速度は永遠のテーマと言えるでしょう。中でも、地上最速の座を競う「速度記録」への挑戦は、人類の飽くなき探求心を象徴するものです。とりわけ、イギリスは古くからこの挑戦において世界をリードしてきました。緑なす島国は、なぜそれほどまでに速度に魅せられるのでしょうか? それは、産業革命を牽引した技術立国としての誇り、そして未知の領域へ挑む冒険心と密接に関係していると言えるでしょう。
エンジンに関する用語

水素エンジン:未来の車の心臓を解説

ガソリン車に代わる次世代のエコカーとして、電気自動車に注目が集まっています。しかし、環境性能とエネルギー効率の両面から期待されているのは、電気自動車だけではありません。水素を燃料として走る「水素エンジン車」も、未来の車社会を担う存在として開発が進められています。では、水素エンジンとは一体どのような仕組みで、どのようなメリットや課題があるのでしょうか?
エンジンに関する用語

車の燃費を左右する「ストイキ」とは?

「ストイキ」って、なんだか難しそうな響きですよね。でも、実は車の燃費に大きく関係しているんです。簡単に言うと、ストイキとはエンジンの中で燃料を最も効率よく燃やすための理想的な空気と燃料の比率のこと。この比率がぴったり合うと、燃費が向上し、排気ガスもクリーンになるんですよ。
燃費に関する用語

図示熱効率:自動車エンジンのパワーを解き明かす

図示熱効率とは、エンジンが取り込んだ燃料の熱エネルギーのうち、どれだけの割合をピストンの動きに変換できたかを示す指標です。簡単に言えば、エンジンの熱効率の良さを表す数値と言えます。 ガソリン車ではおおよそ30%前後、ディーゼル車では40%前後となっており、残りの熱エネルギーは排気ガスやエンジン冷却水などに放出されてしまいます。
エンジンに関する用語

知っておきたい車の水温計

水温計は、車のエンジンの冷却水の温度を表示する計器です。エンジンの状態を把握し、オーバーヒートなどのトラブルを未然に防ぐために重要な役割を果たしています。 車はエンジン内部で燃料を燃焼させていますが、その際に非常に高い熱が発生します。冷却水はこの熱を吸収し、エンジンを適切な温度に保つ役割を担っています。もし冷却水が不足したり、冷却システムに異常が発生したりすると、エンジンはオーバーヒートを起こし、深刻な損傷に繋がる可能性があります。 水温計は、このような事態を防ぐために、常に冷却水の温度を監視する役割を担っています。水温計の表示を見ることで、ドライバーはエンジンの状態を把握し、適切な対応をとることができます。
駆動系に関する用語

スポルトロニック:二刀流の走りを楽しむ

「スポルトロニック」とは、近年注目を集めている、全く新しい乗り物のことです。従来の乗り物の常識を覆す、革新的な2つの動力源を搭載していることが最大の特徴です。具体的にどのような仕組みで、従来の乗り物と何が違うのか、詳しく見ていきましょう。
機能に関する用語

懐かしの?ステッキ式パーキングブレーキ

ステッキ式パーキングブレーキとは、その名の通りステッキのようなレバーを使って操作するパーキングブレーキのことです。運転席のダッシュボードの下あたりからニョッキリと生えたレバーを、手前に引くことでパーキングブレーキがかかり、足でレバー近くのリリースボタンを踏むことで解除されます。最近はあまり見かけなくなりましたが、一昔前の車、特にフランス車やイタリア車では定番の装備でした。
電機部品に関する用語

愛車の心臓部!スパークプラグ徹底解説

車を動かすために必要不可欠なエンジン。そのエンジン内部で、ガソリンと空気の混合気に点火し、爆発させるという重要な役割を担っているのがスパークプラグです。スパークプラグは、エンジンのサイクルごとにこの点火を繰り返すことで、車を走らせるための動力を生み出しています。まるでエンジンの鼓動を生み出す心臓のような存在と言えるでしょう。
駆動系に関する用語

スプライン軸:車の滑らかな走りを支える縁の下の力持ち

スプライン軸とは、軸と穴の間に複数の突起(スプライン)を設け、回転力を伝達するための機械要素です。 高いトルクを伝達できるだけでなく、軸と穴の位置決めに優れていることから、自動車のトランスミッションや駆動軸など、さまざまな場面で活躍しています。
機能に関する用語

スモッグセンサー: 快適で安全な車内環境を守る

スモッグベンチレーションセンサーは、車内の空気の汚れを検知し、自動的に換気システムを作動させる装置です。タバコの煙や排気ガス、花粉、ほこりなど、車内に侵入する様々な有害物質を感知し、ドライバーに知らせるだけでなく、状況に応じて換気ファンを作動させることで、車内を常に快適な状態に保ちます。
設計に関する用語

クルマを支える縁の下の力持ち!スタッドボルトの役割

スタッドボルトとは、片側にねじ山が切られており、反対側に頭部のないボルトのことです。普段は目にする機会が少ない部品ですが、自動車の重要なパーツを固定する役割を担っています。スタッドボルトは、エンジンブロックやシリンダーヘッド、ホイールなど、高い強度と耐久性が求められる箇所に使用され、振動や衝撃に耐えながら、部品を確実に固定します。
駆動系に関する用語

車の走りを決める「スパン」とは?

車好きなら一度は耳にしたことがあるであろう「スパン」。車の走行性能を語る上で欠かせない要素ですが、具体的に何を指すのか、詳しく理解している人は意外と少ないのではないでしょうか。 今回は、数あるスパンの中でも、特に「リーフスプリング」におけるスパンに焦点を当てて解説していきます。 リーフスプリングは、板状のバネを複数重ねて構成されたサスペンションの一種です。古くからトラックやバスなど、重量のある車に採用されてきました。このリーフスプリングにおいて、スパンは重要な役割を担っています。 リーフスプリングのスパンとは、簡単に言うとバネの有効長のことを指します。つまり、実際に荷重がかかった際に、どれだけ撓んでくれるのかという範囲を決める要素と言えるでしょう。 スパンが長ければ、バネは大きく撓み、乗り心地は柔らかく快適になります。逆にスパンが短ければ、バネは硬くなり、路面の凹凸を拾いやすくなるため、乗り心地は硬くなります。 このように、スパンはリーフスプリングの性能、ひいては車の乗り心地や走行安定性に大きな影響を与える要素と言えるのです。
機能に関する用語

ステアリングシフトメインスイッチ:使いこなせてる?

ステアリングシフトメインスイッチとは、ステアリングホイールに取り付けられたスイッチのことで、指先で簡単にシフトチェンジができる便利な機能です。シフトレバーを操作する必要がなく、視線移動や操作の煩わしさを軽減できるため、快適な運転体験をもたらします。スポーツ走行のような状況においても、スムーズなシフトチェンジを可能にするため、運転の楽しさをさらに広げてくれます。
エンジンに関する用語

未来を動かす?スターリングエンジンの可能性

スターリングエンジンとは、外部から熱を加えることで気体を膨張・収縮させ、その運動エネルギーを動力に変換する外燃機関です。蒸気機関と仕組みは似ていますが、スターリングエンジンは水を沸騰させるのではなく、空気やヘリウムなどの気体を密閉した空間内で加熱・冷却することで繰り返し利用します。 動作の仕組みは、大きく分けて以下のようになります。 1. 加熱された気体が膨張し、ピストンを動かす。 2. ピストンが移動することで気体が冷却され、体積が減少する。 3. 減圧されたピストンに、再び加熱された気体が流れ込み、1の動作に戻る。 このように、スターリングエンジンは外部の熱源さえあれば、太陽光、廃熱、バイオマスなど、様々なエネルギー源を利用できるという特徴があります。
エンジンに関する用語

自動車の未来?スターリングサイクルとは

スターリングサイクルは、外部から熱を加えることで気体を膨張・収縮させ、その運動エネルギーを動力に変換する熱機関です。19世紀初頭にロバート・スターリングによって発明され、蒸気機関の代替として期待されました。 スターリングサイクルの最大の特徴は、熱効率の高さにあります。理論上は、あらゆる熱機関の中で最高の効率を誇るカルノーサイクルに匹敵する効率を実現できます。また、外部からの熱源を選ばないというメリットもあり、太陽光や工場廃熱など、さまざまな熱源を利用できる点も注目されています。
駆動系に関する用語

クルマの乗り心地を決める「スプリングレート」とは?

クルマのサスペンションには、路面の凹凸を吸収し、車体の揺れを抑えるためにスプリングが用いられています。このスプリングの硬さを表す数値が「スプリングレート」です。 スプリングレートは、1mm縮めるのに必要な力をkgfで表し、数値が大きいほどスプリングが硬いことを意味します。例えば、スプリングレートが「5kgf/mm」であれば、スプリングを1mm縮めるのに5kgfの力が必要となります。 スプリングレートは、乗り心地や走行性能に大きな影響を与えます。 一般的に、スプリングレートが低いほど乗り心地は柔らかく快適になりますが、車体の揺れが大きくなりやすく、コーナリング時などでは安定性が低下する傾向があります。 一方、スプリングレートが高いほど、路面の凹凸を拾いやすくなり乗り心地は硬くなりますが、車体の揺れを抑え、安定した走行性能を発揮します。 そのため、スプリングレートは、乗り心地と走行性能のバランスを考慮して、車種や用途に合わせて最適な値が設定されています。
性能に関する用語

スパイクストップとは? 車の安全性能を測る指標

「スパイクストップ」とは、自動車のブレーキ性能を評価するテスト項目の一つです。これは、緊急時に急ブレーキをかけた際に、車両が安定して停止できるかどうかを調べるものです。 具体的には、一定の速度からブレーキを強く踏み込み、タイヤがロックする寸前の状態(=スパイク状態)での制動距離や車両の安定性を計測します。 スパイクストップは、ドライバーがパニックブレーキを踏んだ状況を想定しており、事故を未然に防ぐための重要な性能指標と言えます。
設計に関する用語

車の安定性に関わる「スタティックマージン」とは?

スタティックマージン(SM)とは、車両の横転に対する抵抗力を示す指標です。具体的には、車両の重心位置とタイヤの接地点の関係から算出されます。この数値が大きいほど、車両は横転しにくく、安定性が高いと言えます。
エンジンに関する用語

車好き必見!スケルトン型ピストンの秘密

みなさんは、車の心臓部とも呼ばれるエンジンの中身について、どれくらいご存知でしょうか?今回は、エンジン内部で重要な役割を担う「ピストン」の中でも、特に注目を集める「スケルトン型ピストン」について詳しく解説していきます。「スケルトン型ピストンとは、その名の通り、強度を保ちつつ可能な限り肉抜きされた軽量なピストン」のことを指します。まるで骨格標本のようなその見た目から、車好きの間で「スケルトン」という愛称で親しまれています。一体なぜ、このような特殊な形状をしているのでしょうか?その秘密を探るべく、まずは一般的なピストンと比較しながら、スケルトン型ピストンの特徴やメリット、そしてデメリットまでを深く掘り下げていきましょう。
ボディーに関する用語

スモークドガラス: 車を彩る影の主役

スモークドガラスとは、その名の通り煙がかったように見えるガラスのことです。 光を遮り、視界を制限することで、車内のプライバシーを保護する役割を担います。 色の濃さや透過率はさまざまで、車のデザインやオーナーの好みに合わせて選ぶことができます。
駆動系に関する用語

車の動きを司る「ステアリング装置」の仕組み

私たちが普段何気なく握っているハンドル。 実は、このハンドル操作を車のタイヤの動きへと伝える重要な役割を担っているのが「ステアリング装置」です。 車の進行方向を変える際、ハンドルを回すとその動きがステアリング装置に伝達され、最終的にタイヤの向きが変わります。 つまりステアリング装置は、ドライバーが意図する方向へ車をスムーズに導くための、車にとって必要不可欠なシステムなのです。
駆動系に関する用語

乗り心地を左右するストラットマウント

ストラットマウントは、車のサスペンションの一部で、ストラット式サスペンションに用いられる部品です。 ボディとサスペンションをつなぐ重要な役割を担っており、路面からの衝撃や振動を吸収する役割があります。 ストラットマウントは、ゴムやウレタンなどの弾性素材でできており、この弾性素材が路面からの衝撃を吸収し、車内への振動を軽減します。また、ストラットマウントは、サスペンションの動きをスムーズにする役割も担っており、これにより、車の操縦安定性や乗り心地が向上します。