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法律に関する用語

知って得する!小型自動車の基礎知識

「小さい車に乗りたいけど、軽自動車だとちょっと不安…」 そんな風に考えているあなたにぴったりなのが、小型自動車です。 では、小型自動車とはどんな車なのでしょうか? この章では、小型自動車の定義やメリット、軽自動車との違いなどを詳しく解説していきます。
クルマに関する色々な状況

車の直進安定性に影響する「コニシティ」とは?

タイヤは円柱形をしていると思われがちですが、実はわずかに円錐形に変形していることがあります。この現象を「コニシティ」と呼びます。 新品のタイヤであっても、回転方向が決まっているため、接地する際の角度や力の加わり方によって、時間の経過とともに片側だけが摩耗し、円錐形に変形してしまうのです。 コニシティは目視では分かりにくい場合もありますが、車を走らせていると、ハンドルが左右どちらかに取られる、直進時に車がふらつくといった症状が現れることがあります。 また、タイヤから「ゴーッ」という異常音が発生するのも特徴です。 コニシティは、タイヤの空気圧不足や過剰、不適切なアライメント、サスペンションの不具合など、さまざまな要因によって引き起こされます。 定期的な点検やメンテナンス、タイヤローテーションを行うことで、コニシティの発生を抑制し、安全で快適なドライブを楽しむことができます。
インテリアに関する用語

乗り心地の決め手?コンターマットとは

長時間のドライブや運転で、疲労やストレスを感じたことはありませんか?実は、車のシートと体の間にできる隙間が、その原因の一つかもしれません。そこで注目されているのが「コンターマット」です。 コンターマットとは、車のシート形状に沿って作られたマットのこと。シートと体の隙間を埋め、体圧を分散することで、快適なドライブをサポートします。
駆動系に関する用語

走りの進化!コントロールロッド付き5リンク式サスペンションとは

従来のサスペンションシステム、例えばダブルウィッシュボーン式やマルチリンク式では、一般的に4本のリンクと1本のショックアブソーバーで車輪を支え、路面からの衝撃を吸収し、タイヤの接地性を維持していました。しかし、コントロールロッド付き5リンク式サスペンションは、その名の通り5本のリンクとショックアブソーバーで構成されています。この5本目のリンク、すなわちコントロールロッドが、従来のシステムと大きく異なる点です。 コントロールロッドは、車輪の横方向への動きをより精密に制御する役割を担っています。これにより、コーナリング時や車線変更時における安定性と応答性が向上し、ドライバーはより安心して運転操作を行うことができます。また、路面からの振動や衝撃を効果的に吸収することで、乗り心地の向上にも貢献します。
エンジンに関する用語

車の燃料「混合ガス」って? LPGとの関係は?

「混合ガス」という言葉を耳にしたことがありますか? ガソリンスタンドで見かけたことがある方もいるかもしれません。これは、LPG(液化石油ガス)を主成分とした自動車燃料のことです。 LPGはプロパンとブタンを主な成分とする気体ですが、これを圧力をかけて液体にしたものが燃料として使用されます。混合ガスは、このLPGに、ブタンガスやイソブタンなどを一定の割合で混ぜることで、寒冷地でも安定して気化しやすいように調整されているのが特徴です。
クルマに関する色々な状況

自動車の乗り心地を左右する「こもり音」とは?

快適なドライブを妨げる要因の一つに、「こもり音」があります。こもり音とは、車内において、特定の周波数の音が共鳴し、増幅された結果、不快に感じられる音のことを指します。 こもり音の原因はさまざまですが、主なものとして、エンジン音、ロードノイズ、風切り音などが挙げられます。これらの音が車体や窓ガラスなどに伝わり、共鳴することで、車内にこもり音が発生するのです。 特に、低周波数のこもり音は、耳で聞くというよりも、体で感じるような不快感を伴うことが多く、長時間の運転では、疲労感やストレスの原因となることもあります。
駆動系に関する用語

クルマの寿命に関わる?転がり疲れとは

車を走らせると、タイヤは路面と接触し、わずかに変形しながら回転しています。この時、タイヤ内部ではゴムの分子同士が摩擦を起こし、熱が発生します。これが転がり抵抗と呼ばれるものですが、この抵抗が大きくなると、タイヤは「転がり疲れ」という状態に陥ります。 転がり疲れは、タイヤの寿命を縮めるだけでなく、燃費の悪化にも繋がります。さらに、操縦安定性の低下を引き起こし、事故のリスクを高める可能性もあるため、注意が必要です。
性能に関する用語

知って安心!車の安全を守る『国内衝突安全基準』

「万が一の事故から乗員を守る」ために、日本では厳しい安全基準が設けられています。それが「国内衝突安全基準」です。これは、国土交通省が定める自動車の安全性を評価する基準で、新型車を販売する際には、この基準をクリアすることが義務付けられています。 具体的には、前面衝突、側面衝突、後面衝突、歩行者保護など、様々な事故の状況を想定した衝突試験を行い、乗員や歩行者へのダメージを最小限に抑えるための性能が求められます。 この基準は、年々厳格化されており、自動車メーカーはより安全な車を作るために、日々技術開発に取り組んでいます。私たちが安心して車に乗ることができるのも、この「国内衝突安全基準」の存在があってこそと言えるでしょう。
設計に関する用語

図面解読の鍵!「公差域」を理解する

機械部品や建築物など、ものづくりにおいて欠かせない「図面」。図面には、製品の形状や寸法、材質など、製作に必要な情報が全て詰まっています。その中でも特に重要なのが「寸法公差」です。しかし、図面初心者にとって、この寸法公差とそれに深く関わる「公差域」は、理解が難しいと感じる方も多いのではないでしょうか? 本稿では、図面を読み解く上で重要な「公差域」について、その基礎から分かりやすく解説していきます。
ボディーに関する用語

車の塗装に革命?高分子膜の秘密

高分子膜とは、その名の通り、高分子と呼ばれる小さな分子が鎖のように長くつながり、膜状になったものです。この高分子、実は私たちの身の回りにもたくさん存在しています。例えば、ペットボトルやレジ袋などのプラスチックも高分子からできています。 高分子膜は、その素材や作り方によって、強度や柔軟性、耐熱性など、様々な特性を持たせることができます。そのため、車以外にも、飛行機やスマートフォン、医療機器など、幅広い分野で活用されています。
その他

縁の下の力持ち?自動車と『合金鉄』

私たちが普段何気なく利用している自動車。その複雑な構造の中には、目立たないながらも重要な役割を担う素材が存在します。それが「合金鉄」です。合金鉄とは、鉄を主成分として、性能向上のために他の金属元素を加えたもの。強度や耐熱性、加工性など、様々な特性を鉄単体よりも飛躍的に向上させることができます。 自動車において、合金鉄はエンジン、ボディ、タイヤ、サスペンションなど、実に様々な部分に使用されています。例えば、エンジンのクランクシャフトには、高温高圧に耐えうる強度と耐久性を持つ合金鉄が不可欠です。また、車体を形作るボディには、軽量でありながら衝突時の衝撃を吸収する、特殊な合金鉄が用いられています。 このように、合金鉄は自動車の性能、安全性、快適性を支える、まさに「縁の下の力持ち」と言えるでしょう。普段は目に触れる機会が少ない素材ですが、その重要性を知ることで、自動車への理解をより深めることができるかもしれません。
エンジンに関する用語

車の「コールドスタート」とは?

「コールドスタート」とは、エンジンが冷え切った状態から始動することを指します。 一晩駐車した後や、寒い冬の朝など、 エンジンオイルの温度が低下し、粘度が高くなっている状態でのエンジン始動がこれに当たります。 エンジンが温まっている状態と比べて、コールドスタート時はエンジン内部の摩擦が大きくなるため、より多くの燃料を必要とします。 また、排気ガス中の有害物質も増加するため、環境への負荷も高くなります。
法律に関する用語

知ってた?実は奥深い「公道」の定義

普段何気なく利用している「公道」。実は法律で明確に定義されていることをご存知でしょうか? 道路交通法では、公道は「道路法に基づく道路」と定義されています。 つまり、国道、県道、市町村道といった、国や地方公共団体が管理する道路が公道に該当します。 一方、私有地内にある道路や、駐車場、公園内の通路などは、原則として公道には含まれません。 ただし、一般交通の用に供されている私道など、状況によっては公道とみなされるケースもあるため、注意が必要です。
環境に関する用語

クルマを支える縁の下の力持ち!高分子吸着材

高分子吸着材とは、その名の通り「高分子」と「吸着」を組み合わせた素材です。 高分子は、小さな分子が鎖のように長くつながった巨大な分子のこと。プラスチックやゴムなどをイメージすると分かりやすいでしょう。 この高分子に、特定の物質をくっつける性質、つまり「吸着性」を持たせたものが高分子吸着材です。 高分子吸着材は、私たちの身の回りでも活躍しています。 例えば、冷蔵庫の脱臭剤や、浄水器のフィルターなどにも利用されています。 目に見えないところで、私たちの生活を快適に保つために一役買っているのです。
車の買取・査定について

車の値札の謎: 小売り価格って一体何?

新車を購入する際、誰もがまず目にするのが「小売り価格」でしょう。ショールームのきらびやかな車に堂々と掲げられたその数字は、しかし、一体何を意味するのでしょうか? これは、メーカーがその車を販売する際に設定した、いわば「希望小売価格」のようなものです。ただし、実際の販売価格は、ディーラーとの交渉やオプションの追加、キャンペーンの適用などによって大きく変動します。そのため、小売り価格はあくまでもスタートラインであり、最終的な支払い額とは異なる場合が多いのです。 では、なぜ小売り価格が重要なのでしょうか? それは、消費者が車種やグレードを比較検討する際の基準となるからです。もちろん、値引き交渉次第で価格は変わるものの、小売り価格を目安にすることで、おおよその予算や希望に合った車種を絞り込むことができます。また、小売り価格はメーカーのブランド戦略や車種 positioning を反映している側面もあり、市場における車の価値を理解する上でも重要な指標と言えるでしょう。
エンジンに関する用語

車の未来を変える?固体電解質型燃料電池とは

- SOFC基礎から解説 固体酸化物型燃料電池(SOFC)は、電解質に固体酸化物を用いた燃料電池です。 他の燃料電池と比べて高い発電効率を誇り、燃料の選択肢も広いことから、次世代のエネルギー変換デバイスとして注目されています。 SOFCは、水素や天然ガスなどの燃料と空気中の酸素を化学反応させて発電します。 この化学反応は、固体電解質を介してイオンが移動することで進行し、外部回路に電子が流れ、電流が発生する仕組みです。 SOFCは、高温で作動するため、排熱を利用したコージェネレーションシステムへの応用も期待されています。 家庭用や業務用の発電システムとして、エネルギー効率の向上に貢献することが期待されています。
エンジンに関する用語

クルマの心臓部!コネクティングロッドの役割とは?

自動車のエンジンルームを開けると、複雑な部品が所狭しと並んでいます。その中で、「コネクティングロッド」という部品をご存知でしょうか?あまり聞き慣れない名前かもしれませんが、エンジンにとって非常に重要な役割を担っているんです。 コネクティングロッドは、ピストンの上下運動をクランクシャフトの回転運動に変換するための部品です。ピストンはエンジンの燃焼圧力によって上下に動きますが、そのままではタイヤを動かすことができません。そこで、コネクティングロッドがピストンの力をクランクシャフトに伝え、回転運動を生み出すことで、初めて車が動くようになるのです。 コネクティングロッドは、エンジン内部の高温・高圧の環境下で、常に激しい動きにさらされています。そのため、高い強度と耐久性が求められます。もし、コネクティングロッドが破損してしまうと、エンジンが停止してしまうばかりか、他の部品に深刻なダメージを与える可能性もあります。 このように、コネクティングロッドは、目立たないながらも、エンジンの性能と安全性を支える重要な部品といえます。普段、なかなか目にする機会はありませんが、この機会にその役割について少し知っておいてみてはいかがでしょうか?
クルマに関する色々な状況

快適なドライブを邪魔する「固体伝播音」の正体とは?

ドライブ中の楽しみといえば、お気に入りの音楽やラジオ、同乗者との会話など様々ですが、せっかくの楽しい時間を邪魔するノイズに悩まされている方もいるのではないでしょうか? 実は、私たちが普段耳にする音には、空気を通して伝わってくる音と、建物や車などの固体を伝わってくる音の二種類があります。特に車内においては、ロードノイズやエンジンノイズなど、後者の「固体伝播音」がノイズの原因となるケースが多く見られます。
デザインに関する用語

車の『コスメティックチェンジ』って?

「コスメティックチェンジ」とは、車の内外装のデザインを部分的に変更することです。 英語では「マイナーチェンジ」と呼ばれることが多いですが、どちらも同じ意味で使われます。 一方、車の基本性能や機能を大幅に変える変更は「フルモデルチェンジ」と呼ばれ、コスメティックチェンジとは区別されます。
駆動系に関する用語

小型軽量化に貢献!?「ころ軸受け」の仕組みとメリット

機械をスムーズに動かすために欠かせない「軸受け」。軸受けには、摩擦を減らし、回転や直線運動を滑らかにする役割があります。軸受けには様々な種類がありますが、大きく分けると「滑り軸受け」と「転がり軸受け」の二つに分類されます。 滑り軸受けは、軸と軸受けの間に油膜やグリースを介して摩擦を小さくするタイプです。構造が単純で、低速回転や静止荷重に適しています。一方、今回紹介する「ころ軸受け」は、転がり軸受けの一種です。軸と軸受けの間に「ころ」と呼ばれる回転体を入れることで、摩擦を大幅に低減しています。ころ軸受けは、滑り軸受けに比べて、高速回転や大きな荷重にも耐えることができるというメリットがあります。
メンテナンスに関する用語

意外と知らない?ゴム系接着剤の基礎知識

ゴム系接着剤とは、その名の通り、ゴムを主成分とした接着剤のことです。ゴムというと、タイヤや消しゴムを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、接着剤として使う場合には、液体状やペースト状に加工され、様々な材料をくっつけるために利用されています。
設計に関する用語

寸法は変わる?自動車部品の公差精度を解説

自動車部品は、極めて高い精度で設計・製造されています。その精度は、部品の寸法に許容される誤差の範囲を示す「公差」によって管理されています。 公差精度とは、この公差の範囲をどれだけ厳しく設定するかという指標です。例えば、ある部品の直径が100mmである場合、公差精度が±0.1mmであれば、実際の製品の直径は99.9mmから100.1mmの範囲に収まっている必要があります。
駆動系に関する用語

高応答変速制御: ATを操る匠の技

高応答変速制御とは、自動車の自動変速機(AT)において、ドライバーの操作に対してより速く、より滑らかな変速を実現する技術です。従来のATでは、アクセル操作に対する反応の遅れや、変速時のギクシャク感が課題とされてきました。高応答変速制御は、これらの課題を克服し、まるでマニュアル車のように意のままに操る感覚を実現します。 具体的には、エンジン回転数や車速、アクセル開度などの情報をセンサーで細かく検知し、高度な制御技術を用いることで、最適なギアを瞬時に選択します。これにより、発進時や加速時のスムーズさ、追い越し時の力強さなど、あらゆる走行シーンにおいて、ドライバーの意図に忠実な走りを可能にします。
エンジンに関する用語

自動車の心臓部!コレクターの役割と仕組み

自動車の排気ガス浄化システムにおいて、コレクターは重要な役割を担っています。 エンジンから排出される高温の排気ガスを集め、浄化装置へと導く役割を担っており、その役割から「エキゾーストマニホールド」と呼ばれることもあります。 コレクターの材質や形状は、エンジンの性能や排気ガスの浄化効率に大きく影響を与えるため、自動車メーカーはそれぞれ独自の設計を施しています。