デザインに関する用語 進化するクルマ開発!「パワーウォール」とは?
近年、自動車業界ではデジタル化の波が押し寄せ、開発プロセスも大きく変化しています。中でも注目を集めているのが、「パワーウォール」という巨大スクリーンを活用した設計手法です。
「パワーウォール」とは、高解像度かつ巨大なディスプレイを壁一面に設置し、設計中の自動車モデルを3DCGで実寸大で表示するシステムです。従来の平面モニターでは把握しきれなかった、立体的な形状や奥行き、細部までをリアルに確認できることが大きなメリットです。
パワーウォールによって、デザイナーやエンジニアは、まるで実車に触れているかのような感覚でデザインの評価や修正を行うことが可能になります。例えば、車体の微妙な曲線の美しさや、内装の質感、ボタン操作のしやすさなどを、実際に近い状態で確認することができます。
さらに、パワーウォールは複数人で同時に同じ画面を見ながら意見交換ができるため、開発のスピードアップやコミュニケーションの円滑化にも貢献します。デザイン部門、設計部門、製造部門など、それぞれの立場から意見を出し合い、3Dモデルをリアルタイムで修正していくことで、より完成度の高いクルマづくりを実現できるのです。
