燃費

エンジンに関する用語

ボア・ストローク比:エンジンの個性を読み解く

ボア・ストローク比とは、エンジンのシリンダーの直径(ボア)と、ピストンの動く距離(ストローク)の比率のことです。 この比率は、エンジンの性格を大きく左右する要素の一つであり、高回転型のエンジン、低回転型のエンジンなど、それぞれの特徴に深く関わっています。
設計に関する用語

クルマ進化の鍵!ダウンサイジングとは?

「ダウンサイジング」。近年の自動車業界で頻繁に耳にする言葉ですが、その真意を理解している方は意外と少ないのではないでしょうか? ダウンサイジングとは、エンジンの排気量を小さくしつつ、ターボチャージャーやスーパーチャージャーなどの過給機や、ハイブリッドシステムなどの電動化技術を組み合わせることで、従来と同等以上の出力やトルクを維持しながら、燃費を向上させる技術を指します。 その目的は、環境負荷の低減と燃費向上です。排気量が小さいエンジンは、燃料消費量を抑え、CO2排出量を削減できます。さらに、過給機やハイブリッドシステムとの組み合わせにより、力強い走りを維持しながら、燃費を向上させることが可能となります。
駆動系に関する用語

クルマの加速を左右する「ローギヤード」とは?

クルマのエンジンは、一定の回転数範囲内で最も効率よく力を発揮します。しかし、停止状態から発進したり、急な坂道を登ったりする際には、より大きな力が必要となります。そこで活躍するのが「変速機」であり、その中の「ローギヤード」と呼ばれる機構です。 ローギヤードとは、エンジンの回転力をタイヤに伝える際に、回転数を減速させながら力を増幅させる仕組みのことです。 変速比とは、エンジンの回転数とタイヤの回転数の比を表す数値で、この数値が大きいほどローギヤードとなり、大きな力を発生させることができます。 イメージとしては、自転車のギアを想像してみてください。重い荷物を積んで坂道を登る際には、ペダルを漕ぐのは重くなりますが、ゆっくりと確実に進むことができますよね。これは、軽いギア(ローギヤード)を選択することで、ペダルの回転力を大きな力に変換しているからです。 クルマにおいても同様で、発進時や加速時にはローギヤードを使うことで、エンジンの力を効率的に路面に伝え、スムーズな加速を実現することができます。
エンジンに関する用語

水冷式インタークーラー徹底解説!

- 水冷式インタークーラーの基礎知識 自動車のエンジンにおいて、特にターボチャージャーを搭載した車にとって、インタークーラーは重要な役割を担っています。 インタークーラーは、ターボチャージャーによって圧縮された高温の空気を冷却し、エンジンの燃焼効率を高める役割を果たします。その冷却方式には、空冷式と水冷式が存在しますが、今回は水冷式インタークーラーについて詳しく解説していきます。
駆動系に関する用語

クルマの走りはどう決まる?終減速比を解説

クルマの走行性能を語る上で、エンジンパワーやトルクと並んで重要なのが「終減速比」です。この終減速比は、簡単に言えばエンジンの回転力をタイヤに伝える際に、どれくらい増幅するかを表す数値です。 例えば、同じエンジンを搭載した車でも、終減速比が異なることで、加速性能や燃費性能が変わってきます。 この章では、終減速比が車の走りにどう影響するのか、具体的な例を交えながら詳しく解説していきます。
エンジンに関する用語

サーマルリアクター:自動車排ガス浄化の過去

サーマルリアクターとは、1970年代に自動車の排ガス浄化装置として用いられていた技術です。その名の通り、高温の反応器内で排ガス中の有害物質を酸化反応によって浄化するという仕組みでした。具体的には、エンジンから排出された高温の排ガスを、さらに加熱された反応器に送り込みます。この反応器内には、触媒は存在しません。高温環境下では、排ガス中の未燃焼成分である炭化水素(HC)や一酸化炭素(CO)が、空気中の酸素と反応し、二酸化炭素(CO2)と水(H2O)に変化します。これにより、有害物質を減少させていました。
エンジンに関する用語

触媒一体型排気マニホールド:次世代の排ガス浄化技術

自動車の排ガスに含まれる有害物質は、地球環境や人体に悪影響を及ぼすことが知られています。そのため、自動車業界では、これまで厳しい排ガス規制が導入されてきました。特に近年では、世界的な環境意識の高まりを受け、その規制はますます強化される傾向にあります。 こうした状況の中、自動車メーカーは、排出ガス浄化技術の開発に積極的に取り組んできました。その代表例が「触媒」です。触媒は、排ガス中の有害物質を化学反応によって浄化する装置であり、現代の自動車には欠かせない存在となっています。 初期の触媒は、その浄化性能が限定的でしたが、技術開発が進み、現在では高い浄化率を誇る高性能な触媒が開発されています。例えば、従来の触媒では浄化が難しかった窒素酸化物(NOx)を効率的に浄化できる触媒や、PMと呼ばれる粒子状物質を捕集するDPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)などが実用化されています。
エンジンに関する用語

車の寿命?圧縮圧力を解説

車のエンジンの状態を測る上で、圧縮圧力はとても重要な指標です。 圧縮圧力とは、ピストンが上死点に達した時にシリンダー内にどれだけの圧力がかかっているかを示したものです。この圧力が高ければ高いほど、エンジンは力強く、スムーズに動くことができます。 逆に、圧縮圧力が低くなると、エンジンの出力低下や燃費悪化、排気ガスの悪化など、様々な問題を引き起こす可能性があります。
駆動系に関する用語

燃費向上!可変補機駆動の仕組み

車の燃費を向上させるための技術の一つに、「可変補機駆動」というものがあります。では、そもそも「補機」とは何なのでしょうか?エンジンは車を走らせるための動力源ですが、そのエンジンが円滑に動くためには、様々な部品の助けが必要です。例えば、エアコンを動かすコンプレッサーや、ハンドル操作をアシストするパワーステアリングなどです。 これらの「エンジンを補助する部品」のことを「補機」と呼びます。そして、「可変補機駆動」とは、これらの補機が必要に応じて動力を得たり、逆に動力を抑えたりすることで、燃費向上を図るシステムなのです。
エンジンに関する用語

クルマの燃費を左右する「点火時期最適制御」とは?

自動車のエンジンルームで、ガソリンと空気の混合気に点火する重要な役割を担っているのが「点火プラグ」です。そして、エンジンの性能を最大限に引き出し、燃費向上に大きく貢献するのが「点火時期の最適制御」です。 点火時期とは、ピストンが圧縮行程の上死点に達する少し前に点火プラグがスパークするタイミングのことを指します。このタイミングが早すぎると、混合気が燃えきる前にピストンが押し下げられてしまい、「ノッキング」と呼ばれる異常燃焼が発生します。反対に遅すぎると、燃焼が遅れてしまいパワーダウンや燃費悪化につながります。 最適な点火時期は、エンジンの回転数や負荷、温度、使用燃料など様々な要素によって変化します。そこで、「点火時期最適制御」は、これらの要素をリアルタイムで検知し、点火時期を自動的に調整することで、常に最適なエンジンパフォーマンスと燃費効率を実現します。
エンジンに関する用語

燃費と環境性能を両立!リーンバーンエンジンの仕組み

自動車の燃費向上や排ガス低減は、地球環境の保全にとって重要な課題です。そのための技術として注目されているのが「リーンバーンエンジン」です。 「リーンバーン」とは、英語で「Lean-Burn」と書き、文字通り「薄い混合気を燃やす」という意味です。 通常のガソリンエンジンは、空気と燃料を一定の割合で混ぜて燃焼させますが、リーンバーンエンジンでは、より多くの空気を混ぜて燃料の比率を少なくした状態で燃焼を行います。 これにより、燃費が向上し、排ガス中の有害物質を削減することができます。
エンジンに関する用語

燃費&パワーアップ!ガス流動のメカニズム

自動車の心臓部であるエンジン。その内部では、ガソリンと空気の混合気が爆発することでピストンを動かし、車を走らせる力を生み出しています。この混合気を効率よく燃焼させるために重要な役割を担うのが「ガス流動」です。 ガス流動とは、エンジン内部のシリンダー内におけるガス(混合気や排気ガス)の流れのこと。空気とガソリンをムラなく混ぜ合わせ、燃焼効率を向上させることで、燃費の向上や排出ガスの低減に貢献します。 しかし、ガス流動は目に見えないため、その重要性を理解することは容易ではありません。そこで今回は、エンジン内部で発生するガス流動のメカニズムや、燃費、パワーとの関係について詳しく解説していきます。
環境に関する用語

自動車燃費規制CAFEとは?メーカー平均燃費の仕組み

アメリカで車を販売しようと思ったら、避けて通れないのがCAFE規制です。CAFEとは、Corporate Average Fuel Economyの略称で、日本語では「企業平均燃費」と訳されます。 この規制は、自動車メーカーごとに、販売した新車の平均燃費を一定基準以上に保つことを義務付けるものです。もし基準を満たせない場合、メーカーは巨額の罰金を支払わなければなりません。 CAFE規制は、1970年代のオイルショックをきっかけに導入されました。当時のアメリカは、燃費の悪い大型車が主流で、深刻な石油不足に悩まされていました。そこで、省エネルギー化を推進し、石油依存からの脱却を目指すという目的で、CAFE規制が制定されたのです。 CAFE規制の対象となるのは、乗用車だけでなく、トラックやバスなどの商用車も含まれます。ただし、電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)などの次世代自動車は、規制対象外となっています。 CAFE規制は、アメリカの自動車産業に大きな影響を与えてきました。燃費向上のための技術開発が進み、燃費の良い日本車がシェアを伸ばすきっかけともなったのです。
メンテナンスに関する用語

知られざる『グリーンタイヤ』2つの意味

「グリーンタイヤ」という言葉を聞いたことはありますか?実はこの言葉、2つの異なる意味を持つことをご存知でしょうか? 一つは環境性能に優れたタイヤを指す場合、もう一つは製造工程におけるある状態を表す場合に使われます。どちらもタイヤ業界では重要な意味を持つ言葉ですが、一般的にはあまり知られていません。この機会に「グリーンタイヤ」の2つの意味について詳しく見ていきましょう。
エンジンに関する用語

クルマの燃費とパワーに影響?噴射時期を解説

「噴射時期」とは、エンジンのシリンダー内に燃料を噴射するタイミングのことです。ガソリンエンジンは、空気と燃料を混ぜて爆発させることで動力を得ています。このとき、適切なタイミングで燃料を噴射することで、効率よく燃焼させることが重要になります。噴射時期が早すぎたり遅すぎたりすると、燃費が悪化したり、パワーが低下したりする原因となります。
駆動系に関する用語

燃費向上!オーバートップの仕組み

オーバートップとは、自動車のトランスミッションに搭載される機構のひとつで、エンジンの回転数を低く抑えながら走行できる技術です。 高速走行時などに、エンジンの負担を軽減し、燃費向上や静粛性向上に貢献する役割を担っています。
性能に関する用語

クルマの燃費を左右する『摩擦抵抗』とは?

クルマが走る時、実は目に見えないところで様々な抵抗が発生しています。その中でも、燃費を大きく左右するのが空気抵抗です。空気抵抗とは、読んで字のごとくクルマが走行する際に空気を切り裂く時に発生する抵抗のこと。空気は目に見えませんが、高速で走るほど、また車体が大きいほど、強い抵抗を生み出します。例えば、私たちが強風の中を歩くのが大変なのと同じように、クルマにとっても空気抵抗は大きな負担となるのです。 この空気抵抗を減らすために、自動車メーカーは様々な工夫を凝らしています。 流線型のボディはその代表例と言えるでしょう。その他にも、車体の底面をフラットにするなど、空気の流れをスムーズにするための技術が日々進化しています。空気との戦いを制することが、燃費向上、ひいては環境への配慮にも繋がるのです。
電機部品に関する用語

クルマの進化を支える?注目の『48V電源』とは

ガソリンでエンジンを動かすという、従来の車づくりの常識が変わりつつあります。環境性能向上のため、モーターでエンジンをアシストするマイルドハイブリッド車や、電気自動車(EV)など、電動車の開発・販売が世界中で加速しているためです。 このような電動化の流れの中で、従来の12V電源に加えて、より高電圧の48V電源を搭載する車が近年増えています。では、なぜ48V電源が注目されているのでしょうか?
エンジンに関する用語

ラムダセンサー: 自動車の燃費改善に貢献する技術

ラムダセンサーとは、自動車の排気ガス中の酸素濃度を測定するセンサーです。 その測定値は、エンジンの制御にフィードバックされ、常に最適な空燃比で燃焼が行われるよう調整されます。 これにより、燃費の向上、有害物質の排出削減、触媒の保護といった効果が得られます。
メンテナンスに関する用語

安全運転の要! タイヤ空気圧点検のススメ

タイヤの空気圧点検とは、その名の通りタイヤ内部の空気の圧力を調べることです。 タイヤの空気は自然と減っていくもので、適切な空気圧を保っていないと、燃費が悪化したり、パンクのリスクが高まったり、最悪の場合事故につながる可能性もあるのです。安全で快適なドライブを楽しむためにも、タイヤ空気圧点検の重要性を理解しておきましょう。
エンジンに関する用語

吸気ポート噴射の基礎知識

吸気ポート噴射とは、ガソリンエンジンにおいて燃料を効率的に燃焼させるための技術の一つです。 空気と燃料をあらかじめ混合してから燃焼室に送り込むことで、燃焼効率を向上させることができます。この技術は、従来のキャブレター方式に代わるものとして開発され、現在では多くのガソリン車に採用されています。
エンジンに関する用語

ディーゼルエンジン: メリット・デメリット、仕組みを解説

ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンと同じ内燃機関ですが、燃料への点火方法が大きく異なります。 ガソリンエンジンがスパークプラグで混合気に点火するのに対し、ディーゼルエンジンはシリンダー内の圧縮熱を利用して自己着火させます。 ディーゼルエンジンの動作サイクルは、 1. -吸入- ピストンが下降し、空気のみをシリンダー内に吸い込みます。 2. -圧縮- ピストンが上昇し、吸い込んだ空気を約20分の1にまで高圧縮します。 3. -燃料噴射・燃焼- 圧縮された高温高圧の空気中に燃料を噴射すると、自己着火して燃焼し、ピストンを押し下げます。 4. -排気- ピストンが上昇し、燃焼ガスを排気します。 このようなサイクルを繰り返すことで、ディーゼルエンジンは動力を発生させています。
エンジンに関する用語

異常燃焼:車の心臓を守るために

車のエンジンは、ガソリンと空気の混合気を燃焼させることでパワーを生み出しています。この燃焼は、エンジンの内部で非常に精密に制御された環境下で行われるのですが、様々な要因によってこの燃焼が正常に行われなくなることがあります。これが、異常燃焼と呼ばれる現象です。
エンジンに関する用語

燃費向上に貢献!?スワールとは

スワールとは、空気やガスなどの流体が、渦を巻くように流れる現象のことを指します。簡単に言うと、空気の流れが「グルグル」と回転している状態です。 エンジン内部では、このスワールを発生させることで、燃料と空気の混合を促進し、燃焼効率を向上させる効果があります。