知ってるようで知らない?乗用車の分類を解説

知ってるようで知らない?乗用車の分類を解説

車を知りたい

先生、乗用車の分類って色々あって混乱するんですけど、分かりやすく教えてください!

自動車研究家

そうだね。乗用車の分類は、大きく分けて「形状」「用途」「サイズ・排気量」の3つの視点から行われているんだ。

車を知りたい

3つの視点…それで分類が色々あるんですね。それぞれ具体的にどんな分類があるんですか?

自動車研究家

例えば形状だと、セダンやミニバン、用途だと10人乗り以下なら乗用車、11人以上だとバス、サイズ・排気量だと普通車や軽自動車といった分類になるよ。

乗用車とは。

「乗用車」とは、一般的に10人までの人が乗車して移動するための自動車のことです。従来、乗用車の形状はセダン、クーペ、ステーションワゴンといった呼び方が一般的でしたが、その後、3ボックスカー、2ボックスカー、1ボックスカーといった分類が主流になりました。近年では、2ボックスと1ボックスの中間的な形状を持つミニバンも普及しています。
法律上は、乗車定員10人以下(運転者を含む)の車を乗用自動車と定義し、11人以上の車は乗合自動車(バスなど)に分類されます。また、道路運送車両法では、乗用車はサイズやエンジン排気量によって、普通自動車、小型自動車、軽自動車に分けられます。一方、道路交通法では、すべての乗用車を普通自動車として扱います。

乗用車とは?

乗用車とは?

普段何気なく「乗用車」と呼んでいますが、具体的にどのような車を指すのか、改めて聞かれると戸惑ってしまう方もいるのではないでしょうか?
ここでは、そんな「乗用車」の定義や分類について詳しく解説していきます。

形状による分類 – セダン、クーペ、ワゴン…

形状による分類 - セダン、クーペ、ワゴン…

車を語る上で、セダンやクーペといった車の種類を表す言葉を耳にする機会は多いでしょう。しかし、それぞれの違いを明確に説明できるでしょうか?ここでは、車の形状による分類に焦点を当て、それぞれの車種の特徴や違いを分かりやすく解説していきます。

まず、誰もが一度は耳にしたことがあるであろう「セダン」。これは、独立したトランクルームを持ち、車室とトランクルームが完全に分離している形状を指します。乗車人数は4〜5人が一般的で、フォーマルな印象を与えることから、ビジネスシーンでも多く利用されています。

次に「クーペ」は、スポーティーな走行性能を重視した、車高が低くスタイリッシュな2ドア車を指します。流麗なルーフラインが特徴で、セダンに比べ後部座席の居住空間は狭くなる傾向にあります。

そして「ワゴン」。これは、ステーションワゴンとも呼ばれ、セダンの後部座席部分を延長し、荷室空間を拡大した形状です。広いラゲッジスペースを practicalに活用できることから、ファミリー層を中心に人気があります。

新しい分類 – ボックスカーとミニバン

新しい分類 - ボックスカーとミニバン

近年、従来のセダンやクーペといった分類に当てはまらない、新しいタイプの車が人気を集めています。その代表格が「ボックスカー」「ミニバン」です。どちらも車高が高く、広々とした室内空間が特徴ですが、その成り立ちや特徴には違いがあります。

ボックスカーは、軽自動車やコンパクトカーをベースに、車高を高く設計した車種を指します。室内空間の広さと燃費の良さを両立しており、主に街乗りや近距離移動に適しています。一方、ミニバンは、多人数乗車と積載性を重視した車種です。3列シートを備え、7人以上の大人数がゆったりと乗ることが可能で、ファミリー層を中心に人気があります。

このように、一見似たように見えるボックスカーとミニバンも、その目的や特徴は異なります。車選びの際は、自身のライフスタイルや用途に合った車種を選ぶことが大切です。

法律上の分類 – 乗車定員と車両区分

法律上の分類 - 乗車定員と車両区分

私たちが普段何気なく「乗用車」と呼んでいる車にも、実は法律で細かく分類が決められています。ここでは、道路運送車両法に基づいた乗用車の分類について解説して行きます。

乗用車は、その「乗車定員」と「車両の大きさ」によって区分されます。まず乗車定員とは、運転者を除き、その車に同時に乗車することができる人の数のことです。乗車定員10人以下のものを「普通自動車」、11人以上のものを「乗合自動車」と呼びます。

さらに、普通自動車は車両の大きさによって「登録車」と「軽自動車」に分けられます。 「登録車」は、道路運送車両法施行規則で定められた寸法・排気量を超える自動車のことを指します。具体的には、全長4.7m以上、全幅1.7m以上、全高2.0m以上、排気量2,000cc以上のいずれかに該当する場合です。

一方、「軽自動車」は登録車に当てはまらない自動車を指します。つまり、全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2.0m以下、排気量660cc以下のすべてを満たす必要があります。

このように、乗用車は法律によって細かく分類されており、それぞれ異なる税金や車検費用が適用されます。ご自身の車の分類を正しく理解しておくことが大切です。

道路交通法では? – 全ての乗用車は普通自動車!

道路交通法では? - 全ての乗用車は普通自動車!

普段何気なく「軽自動車」や「コンパクトカー」など、さまざまな呼び方で区別している乗用車ですが、道路交通法上では、実は全て「普通自動車」に分類されることをご存知でしょうか?

少し意外に思われるかもしれませんが、道路交通法では、車両を「その構造や用途」によって区分しています。そして、人が乗って移動することを目的とする車は、基本的に全て「普通自動車」と定義されています。

では、私たちが普段使っている「軽自動車」や「コンパクトカー」といった分類は何に基づいているのでしょうか?次のセクションで詳しく見ていきましょう。

タイトルとURLをコピーしました