シャシーダイナモ

設計に関する用語

過酷な環境を走破せよ!自動車環境試験の舞台裏

皆様が普段何気なく乗っている車。その快適性や安全性の裏には、想像を絶する過酷な試験を潜り抜けてきたという事実があります。灼熱の砂漠や極寒の雪原、湿度が極端に高いジャングルなど、まるで地球上とは思えない環境を再現した試験場で、車は日々試練に立ち向かっているのです。それが、「自動車環境試験」と呼ばれるものです。
性能に関する用語

自動車用語解説:コーストダウンとは?

自動車の開発において、走行中の抵抗を把握することは燃費性能を向上させる上で非常に重要です。そのために欠かせない試験の一つが「コーストダウン」です。 コーストダウン試験とは、一定の速度まで車両を加速させた後、エンジンを切り、惰性で車両が停止するまでの時間や距離を計測する試験です。この時、車両の速度は空気抵抗や路面の摩擦などの抵抗によって徐々に減速していきます。 この減速の度合いを分析することで、車両にかかる抵抗力の大きさを把握することができます。得られたデータは、車両の設計や開発にフィードバックされ、より燃費性能の高い自動車の開発に役立てられています。
駆動系に関する用語

駆動輪トルクを解説:車のパワー伝達の仕組み

駆動輪トルクとは、車が発進したり、加速したりする際に、路面を蹴る力となる回転力のことです。 エンジンで発生したパワーは、トランスミッションやデファレンシャルギアなどを経由して、最終的に駆動輪へと伝えられます。この時、駆動輪に伝わる回転力が駆動輪トルクです。 駆動輪トルクは、車の加速性能に大きく影響します。トルクが大きいほど、力強く加速することができます。 単位はニュートンメートル(Nm)で表され、数値が大きいほど、大きな力を発揮できることを示します。
設計に関する用語

クルマ開発の心臓部!実車試験のすべて

自動車開発において、設計図やコンピューターシミュレーションと同じくらい重要となるのが「実車試験」です。実車試験とは、実際に製作した車両を用いて、走行性能や耐久性、安全性などを評価するプロセスを指します。机上の計算だけでは予測できない、現実の道路環境における車両の挙動を把握することができるため、製品の完成度を高めるために不可欠なプロセスと言えるでしょう。 実車試験の目的は多岐に渡りますが、大きく分けると「確認」「改善」「証明」の3つに集約されます。まず「確認」とは、設計通りの性能が実現できているか、設計図通りに車両が動作するかを検証することです。次に「改善」とは、実車試験で発見された問題点や改善点に基づき、設計や部品の改良を行うことを指します。そして「証明」とは、国の安全基準や社内基準を満たしていることを、実車試験を通じて客観的に証明することです。 実車試験は、開発の最終段階だけでなく、開発の初期段階から繰り返し実施されます。設計の初期段階で行われる走行テストでは、基本的な走行性能や操作性を確認し、その後の設計にフィードバックを行います。開発が進むにつれて、より過酷な環境下での走行テストや、衝突安全試験など、専門性の高い試験が実施されていきます。このように、実車試験は自動車開発のあらゆる段階で重要な役割を担っており、高品質で安全な自動車を世に送り出すために欠かせないプロセスと言えるでしょう。
駆動系に関する用語

車両開発の要!等価慣性質量を解説

自動車や鉄道車両など、乗り物を開発する上で、その乗り物がどれくらい動きやすいか、あるいは動きにくいかを把握することは非常に重要です。この動きやすさ、あるいは動きにくさを表す指標の一つに「慣性質量」があります。 慣性質量は、その物体が動き始める際に必要となる力、あるいは動きを止める際に必要となる力の大きさを表すものです。 しかし、実際の車両開発においては、単純な質量だけでなく、回転運動や駆動系の影響も考慮する必要があります。そこで登場するのが「等価慣性質量」という概念です。