知っておきたい!ノンアスベストブレーキとは?

車を知りたい
先生、「ノンアスベスト」って書いてあるブレーキパッドを見たんですが、どういう意味ですか?

自動車研究家
良い質問だね!「ノンアスベスト」は、ブレーキパッドの材料にアスベストを使っていないという意味だよ。アスベストは昔、ブレーキパッドによく使われていたんだけど、健康に悪いことが分かって使われなくなったんだ。

車を知りたい
そうなんですね。なんで健康に悪いのに使われていたんですか?

自動車研究家
アスベストは安くて、ブレーキの性能を良くする効果があったからなんだ。でも、健康被害の方が深刻だから、今は使われていないんだよ。だから、「ノンアスベスト」のブレーキパッドは安全なんだね。
ノンアスベストとは。
「ノンアスベスト」とは、車のブレーキパッドに使われる素材にアスベストを含んでいないことを示す用語です。 かつてはブレーキパッドの主要素材としてアスベストが広く使用されていましたが、発がん性などによる健康や環境への悪影響が懸念されるようになり、使用が規制されました。 日本では、自動車工業会の自主規制により、1993年以降は乗用車、1995年以降は商用車への組み付け用としてアスベスト含有ブレーキパッドの使用が禁止されています。
アスベストの危険性と規制の歴史

アスベストは、かつては建材や自動車部品などに広く使われていた鉱物繊維です。安価で、断熱性や耐火性に優れていることから重宝されていましたが、その微細な繊維が体内に入ると、肺がんや中皮腫などの深刻な健康被害を引き起こすことが明らかになりました。
このため、世界各国でアスベストの規制が進められました。日本では、2007年までにアスベストを含む製品の製造・使用が原則禁止となり、自動車のブレーキパッドやクラッチ板にもアスベストを含まない素材が使用されるようになりました。
ノンアスベストブレーキパッドの登場

自動車のブレーキ部品には、かつてアスベストが使用されていました。アスベストは安価でブレーキの制動力を高める効果がありましたが、人体に有害な物質であることが判明しました。
そこで、アスベストに代わる安全な素材を使用したブレーキが開発されるようになり、現在では「ノンアスベストブレーキ」が主流となっています。
ノンアスベストブレーキの種類と特徴

ブレーキパッドは、材質によって大きく分けて「ノンアスベストブレーキ」と「アスベストブレーキ」の2種類があります。
近年、環境や健康への影響から、アスベストを含まない「ノンアスベストブレーキ」が主流になりつつあります。
ここでは、現在主流のノンアスベストブレーキの種類と、それぞれの特徴について解説していきます。
1. -オーガニックブレーキ-
環境に優しく、ブレーキ音も静かという特徴を持つオーガニックブレーキ。
低温時から安定した制動力を発揮するため、街乗りや軽自動車に最適です。
2. -セミメタリックブレーキ-
金属繊維を配合することで、耐熱性と制動力を向上させたブレーキパッドです。
スポーツ走行など、高温時でも安定した制動力を求める場合に適しています。
3. -メタリックブレーキ-
金属成分の割合が高いブレーキパッドで、非常に高い制動力と耐フェード性を誇ります。
レースなど、過酷な状況下での使用に適していますが、ブレーキ音が大きくなる傾向があります。
4. -セラミックブレーキ-
最新技術を用いた、高性能なブレーキパッドです。
高い制動力と耐摩耗性を両立し、ブレーキダストの発生も抑えられます。
その分、価格が高価になる点がデメリットです。
このように、ノンアスベストブレーキは種類によって特徴が大きく異なります。
ご自身の車の使用用途や、求める性能に合わせて最適なブレーキパッドを選びましょう。
ノンアスベストブレーキのメリット・デメリット

– ノンアスベストブレーキのメリット
従来のアスベストブレーキに比べ、環境への負荷が低いことが最大のメリットです。アスベストは、吸い込むと健康被害を引き起こす危険性がありましたが、ノンアスベストブレーキは、人体や環境に優しい素材を使用しています。また、制動能力の向上もメリットの一つです。摩擦材の進化により、安定した制動力を発揮し、ブレーキの鳴きやダストの発生を抑える効果も期待できます。
– ノンアスベストブレーキのデメリット
アスベストブレーキに比べて価格が高い点がデメリットとして挙げられます。また、摩擦材の種類によっては、摩耗しやすく寿命が短くなってしまうケースもあります。さらに、寒冷地や高温多湿な環境下では、性能が低下する可能性も考えられます。
愛車のブレーキは大丈夫?確認と交換のポイント

ブレーキは、車の安全走行に欠かせない重要なパーツです。近年、環境や健康への配慮から、アスベストを含まない「ノンアスベストブレーキ」が普及しつつあります。愛車のブレーキがアスベスト含有なのか、ノンアスベストなのか、正しく見極めることが大切です。
ブレーキの点検は、定期点検時だけでなく、普段から異音や制動距離の変化に気を配りましょう。ブレーキパッドの残量が少ない、ブレーキ鳴きがする、ブレーキの効きが悪いなどの症状が出たら、交換時期が近いサインです。
交換費用は、部品代や工賃を含めると、数万円かかる場合もあります。しかし、安全のためには、早めの交換がおすすめです。交換する際は、ノンアスベストブレーキを選ぶようにしましょう。地球環境にも優しく、安心・安全なカーライフを送るために、ブレーキのメンテナンスをしっかりと行いましょう。
