クルマのグリップ力UP!クローズドパターンタイヤとは?
車を知りたい
先生、「クローズドパターン」って、どういう意味ですか?タイヤの溝のことですか?
自動車研究家
いい質問ですね!クローズドパターンは、タイヤの溝の面積が小さいトレッドパターンのことを指します。タイヤをよく見てみて下さい。溝が多いパターンと少ないパターンがあるでしょう?
車を知りたい
あ!本当だ!溝が少ない方がクローズドパターンなんですね。ということは、溝が少ないと滑りやすくなるんですか?
自動車研究家
その通り!クローズドパターンは、乾いた路面では溝が少ない分、路面との接触面積が大きくなってグリップ力が高まります。しかし、雨の日は溝が少ないため、排水性が悪くなって滑りやすくなってしまうんです。
クローズドパターンとは。
「クローズドパターン」とは、自動車のタイヤに使われる用語で、タイヤの地面に接する部分(トレッド)の溝の割合が小さいパターンを指します。このパターンを採用したタイヤは、乾いた路面では強力なグリップ力を発揮しますが、濡れた路面では排水性が低下するという特徴があります。また、左右非対称のパターンのタイヤでは、外側にクローズドパターンを採用することで、カーブを曲がる際の性能を高める場合があります。
クローズドパターンとは?
タイヤの性能を決める要素の一つに「トレッドパターン」があります。トレッドパターンとは、タイヤの表面に見られる溝やブロックの模様のことです。クローズドパターンとは、このトレッドパターンにおいて、縦溝がタイヤの外周まで達していないパターンを指します。具体的には、ショルダー部分と呼ばれるタイヤの両端付近で、横溝がつながっている状態です。この構造により、ドライ路面でのグリップ力や操縦安定性が向上するといったメリットがあります。
クローズドパターンのメリット・デメリット
クローズドパターンは、排水性を犠牲にしてドライグリップ力を高めたパターンです。そのため、メリットとデメリットがはっきりと分かれています。
最大のメリットは、高いドライグリップ力です。溝が少ない分、路面に接地する面積が広く、高いグリップ力を発揮します。サーキット走行やスポーツ走行など、ドライ路面で高いグリップ力を求める場合に最適です。
一方で、排水性が低い点がデメリットとして挙げられます。溝が少ないため、雨天時の走行性能はオープンパターンに劣ります。そのため、雨天時の走行は避け、ドライ路面での使用に限定するのがおすすめです。
クローズドパターンタイヤが適した路面とは?
クローズドパターンタイヤは、ドライ路面でのグリップ力に優れているのが特徴です。具体的には、サーキット走行や、舗装路面でのスポーツ走行など、高いグリップ力を必要とする場面で威力を発揮します。逆に、ウエット路面では排水性が低いため、滑りやすく注意が必要です。そのため、公道走行においては、天候や路面状況に注意し、安全運転を心がける必要があります。
クローズドパターンタイヤの選び方
クローズドパターンタイヤを選ぶ際は、自分の走行ステージや目的に合ったタイヤを選ぶことが重要です。まず第一に、ストリート重視か、サーキット走行重視かを明確にしましょう。ストリート重視であれば、快適性や静粛性も重視したタイヤを選びたいところです。一方、サーキット走行重視であれば、ドライグリップ性能やコントロール性能を重視したタイヤを選びましょう。
次に、タイヤのサイズやコンパウンドにも注目しましょう。タイヤサイズは、純正サイズを基準に、走行ステージに合わせて選ぶようにしましょう。コンパウンドは、ソフトなものほどグリップ力が高いですが、摩耗しやすいため、走行頻度やステージを考慮して選ぶ必要があります。
最後に、信頼できるメーカーのタイヤを選ぶようにしましょう。タイヤは安全に直結する重要なパーツです。価格だけで選ぶのではなく、性能や品質にもこだわって選ぶことが大切です。
安全運転のために
タイヤのグリップ力は、安全運転において非常に重要です。
クローズドパターンタイヤは、そのグリップ力を高めるための技術の一つと言えるでしょう。
しかし、どんな状況でも万能というわけではなく、天候や路面状況によって適切なタイヤは異なります。
そのため、日頃からタイヤの状態をチェックし、安全運転を心がけることが大切です。