クルマの心臓を守る!オイルクーラー徹底解説

クルマの心臓を守る!オイルクーラー徹底解説

車を知りたい

先生、オイルクーラーの空冷式と液冷式の違いがよく分かりません。どちらもエンジンオイルを冷やすためのものなのに、どうして冷却方式が違うものがあるんですか?

自動車研究家

良い質問だね!確かにどちらもオイルを冷やすためのものだけど、それぞれに特徴があるんだ。空冷式は、走行風が当たってオイルを冷やすことを前提に作られている。だから、構造がシンプルで軽量、そして高性能というメリットがあるんだ。

車を知りたい

なるほど。じゃあ、液冷式は走行風がない時でも冷やせるように、ラジエーターを使うんですね!

自動車研究家

その通り!液冷式はラジエーターを使うことで、走行風が無い状態でも安定してオイルを冷やすことができるんだ。消防車のように、常にエンジンを高い負荷で稼働させる必要がある車には、液冷式が適していると言えるね。

オイルクーラーとは。

「オイルクーラー」とは、自動車のエンジンオイルを冷却するための装置です。エンジンオイルはエンジン内部の熱を吸収しますが、その熱を効率的に放散するためにオイルクーラーが使われます。オイルクーラーには、空気で冷却する「空冷式」と、液体で冷却する「液冷式」の二種類があります。

空冷式は、軽量で冷却性能が高いという利点がありますが、気温が低い場合はオイルが冷えすぎる「過冷却」を起こす可能性があります。一方、液冷式は、最終的にラジエーターを使って冷却するため、安定した温度制御が可能となります。消防車のように走行風が得られない状況でも、オイルを適切な温度に保つことができる点がメリットです。

構造としては、空冷式はオイルの通り道となるチューブにフィンを設けることで放熱面積を大きくしています。液冷式は、オイルが通るチューブの周りを冷媒が循環し、ラジエーターで熱交換を行う仕組みです。

エンジンオイルの冷却とオイルクーラーの役割

エンジンオイルの冷却とオイルクーラーの役割

エンジンオイルは、エンジン内部の潤滑や冷却、防錆、密閉など、様々な役割を担う、いわば「クルマの血液」です。しかし、エンジンが高温になると、オイルの温度も上昇し、その性能が低下してしまいます。
オイルクーラーは、この高温になったエンジンオイルを冷却し、最適な温度を保つための重要な役割を担っています。オイルクーラーによってエンジンオイルの温度上昇が抑えられることで、エンジンの性能維持、寿命の延長、燃費の向上など、様々なメリットが期待できます。

空冷式オイルクーラー:仕組みとメリット・デメリット

空冷式オイルクーラー:仕組みとメリット・デメリット

– 空冷式オイルクーラー仕組みとメリット・デメリット

空冷式オイルクーラーは、その名の通り走行風を利用してエンジンオイルを冷却する装置です。ここでは、その仕組みやメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

-# 仕組み

空冷式オイルクーラーは、ラジエーターのようにフィンが並んだ構造をしています。エンジンから送り出された高温のオイルは、このフィンを通過する際に走行風によって冷やされます。冷却されたオイルは再びエンジンへと戻り、潤滑や冷却の役割を果たします。

-# メリット

* -冷却効果が高い- 走行風を直接利用するため、水冷式に比べて高い冷却効果が期待できます。
* -構造がシンプル- 水冷式のようにポンプやラジエーターを必要としないため、構造がシンプルで、取り付けやメンテナンスが容易です。
* -軽量- 水冷式に比べて軽量であるため、車両への負担が軽減されます。

-# デメリット

* -設置場所が限られる- 走行風を効率的に当てる必要があるため、設置場所が限られます
* -気温の影響を受けやすい- 外気温が低い場合は、十分な冷却効果が得られない場合があります。
* -走行風の影響を受ける- 渋滞時など、走行風が当たらない状況では冷却効果が低下します。

空冷式オイルクーラーは、その高い冷却効果からスポーツ走行など、エンジンに高負荷がかかる状況で使用されることが多いです。しかし、一方で気温や走行状況に左右されやすいという側面も持ち合わせています。ご自身の使用状況や車両に合ったオイルクーラー選びが重要です。

液冷式オイルクーラー:仕組みとメリット・デメリット

液冷式オイルクーラー:仕組みとメリット・デメリット

– 液冷式オイルクーラー仕組みとメリット・デメリット

液冷式オイルクーラーは、エンジンオイルと冷却水を別々の経路で循環させ、熱交換によってエンジンオイルを冷却するシステムです。 冷却水はラジエーターで冷やされるため、安定した冷却性能を発揮するのが特徴です。

-# メリット

* -安定した冷却性能- 冷却水がラジエーターによって常に冷やされているため、気温や走行状況に左右されにくく、安定したオイル温度を保てます。
* -コンパクトな設計- 空冷式に比べて冷却効率が高いため、小型化が可能で、車両への搭載スペースを節約できます。

-# デメリット

* -構造が複雑- 空冷式に比べて構造が複雑になるため、コストが高くなる傾向があります。
* -冷却水の負担増加- エンジンオイルの冷却に冷却水が使用されるため、冷却系統全体の負担が増加します。

液冷式オイルクーラーは、安定した冷却性能を求められるスポーツ走行や、高出力車に適しています。一方、街乗りがメインであれば、空冷式でも十分な冷却性能を得られる場合が多いです。

それぞれのオイルクーラーの特徴を比較

それぞれのオイルクーラーの特徴を比較

エンジンオイルを冷却する上で重要な役割を担うオイルクーラーですが、その種類や特徴はさまざまです。ここでは、代表的なオイルクーラーである空冷式と水冷式の違い冷却効率、取り付けやすさ、価格などの観点から比較していきます。

まず、冷却効率の観点ですが、一般的に空冷式の方が冷却効率が高いと言われています。これは、空冷式が走行風を直接オイル冷却に利用するためです。一方、水冷式は冷却水がエンジン本体の熱の影響を受けやすく、冷却効率が低下する傾向にあります。

次に、取り付けやすさについてですが、水冷式の方が比較的容易です。水冷式は冷却水の経路に組み込むだけで済むため、複雑な配管作業が不要です。対して、空冷式はラジエーター前などに設置する必要があり、車種によっては取り付けが難しい場合があります。

最後に価格ですが、一般的に空冷式の方が安価です。構造がシンプルなため、製造コストが抑えられていることがその理由です。水冷式は冷却水経路の部品やセンサーなどが必要となるため、価格が高くなる傾向にあります。

このように、オイルクーラーは種類によってそれぞれメリット・デメリットがあります。ご自身の車種や使用環境、予算などを考慮して最適なものを選びましょう。

愛車に最適なオイルクーラー選びのポイント

愛車に最適なオイルクーラー選びのポイント

エンジンオイルの温度管理は、クルマの性能維持に欠かせません。特にスポーツ走行や過酷な環境下では、オイルが高温になりやすく、エンジンへの負担も大きくなってしまいます。そこで重要な役割を担うのがオイルクーラーです。

オイルクーラーは、エンジンオイルを冷却し、適正な温度範囲に保つ役割を担います。これにより、オイルの劣化を防ぎ、エンジン性能を最大限に引き出し、寿命を延ばす効果が期待できます。

しかし、一口にオイルクーラーと言っても、様々な種類が存在します。愛車に最適なオイルクーラーを選ぶためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

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