エンジンを知ろう!バルブリフターの役割とは?
車を知りたい
先生、「バルブリフター」って、カムからバルブに動きを伝える部品ってことはわかったんですけど、なんでそんなに複雑な形をしてるんですか?
自動車研究家
いい質問だね!バルブリフターは、単に動きを伝えるだけじゃなく、いくつかの重要な役割があるんだ。その複雑な形は、それぞれの役割を果たすために最適化されているんだよ。
車を知りたい
役割…ですか?
自動車研究家
そうだよ。例えば、カムからの力を効率よくバルブに伝える、バルブの開閉をスムーズに行う、そして、エンジン内で高速に動作するため軽量であることが求められるんだ。だから、単純な形ではなく、複雑な形状になっているんだよ。
バルブリフターとは。
「バルブリフター」は、自動車のエンジンにおいて、カムシャフトの動きをバルブに伝える役割を担う部品です。カムの形状に合わせて上下運動することで、吸気バルブと排気バルブを開閉し、エンジンの呼吸を制御します。バルブリフターは、SOHCやDOHCといったカムシャフトがバルブを直接駆動するタイプのエンジンや、プッシュロッドを用いるタイプのエンジンに採用されています。カムと接触する部分は、摩耗に強くするために硬化処理が施されています。また、軽快な動きを実現するために、軽量に設計されています。
バルブリフターとは?
エンジン内部の重要な部品である「バルブリフター」。名前は聞いたことがあっても、 実際にどんな役割を担っているのか、詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか?
本稿では、エンジン初心者の方に向けて、 バルブリフターの基礎知識から、その重要な役割までを分かりやすく解説していきます。
バルブリフターの動作原理
エンジン内部で重要な役割を担うバルブリフター。その動作原理は、カムシャフトからの回転運動を、バルブを開閉させる上下運動に変換することにあります。カムシャフトに沿って回転するカムが、バルブリフターを押すことでこの動きが生まれます。この際、油圧式や機械式の機構が用いられ、正確なタイミングでバルブの開閉動作を実現しています。
バルブリフターの種類
バルブリフターには、大きく分けて「機械式」と「油圧式」の二種類があります。
機械式は、カムシャフトとバルブの間に金属部品を直接介して駆動する方式で、構造がシンプルで軽量というメリットがあります。
一方、油圧式は、エンジンオイルの圧力を利用してバルブを駆動する方式で、静粛性が高く、バルブクリアランスの自動調整機能を持つというメリットがあります。
それぞれに特徴があるので、エンジンの特性や用途に合わせて使い分けられています。
バルブリフターの重要性
エンジンにとって、バルブの開閉を正確に行うことは、性能を最大限に引き出し、スムーズな動作を実現するために非常に重要です。バルブリフターは、この重要な役割を担う縁の下の力持ちと言えるでしょう。バルブタイミングの微妙な調整を担い、エンジンのパフォーマンスを左右する重要な役割を担っています。
もし、バルブリフターが正常に機能しないとどうなるでしょうか?最悪の場合、エンジンが停止してしまうこともあります。それだけ重要な部品なのです。
バルブリフターのメンテナンス
バルブリフターは、エンジンオイルの圧力を使って動作するため、エンジンオイルの管理が非常に重要です。定期的なエンジンオイルの交換は必須です。また、使用するエンジンオイルの粘度が適切でないと、バルブリフターが正常に動作せず、エンジン不調の原因となる可能性があります。愛車の指定粘度のエンジンオイルを使用しましょう。
バルブリフター自体に摩耗や損傷がある場合は、交換が必要になります。異音やエンジン不調を感じたら、早めに整備工場で点検を受けるようにしましょう。