モデラーの秘密兵器！ダイノックとは？

モデラーの秘密兵器！ダイノックとは？

モデラーの秘密兵器！ダイノックとは？

車を知りたい

先生、「ダイノック」って自動車のデザインでよく聞くんですけど、どんなものなんですか？

自動車研究家

ああ、ダイノックはね、簡単に言うと模型用の特殊なシートのことだよ。3Mという会社が出している製品で、本物の車みたいに塗装したように見せるために使われるんだ。

車を知りたい

模型用なんですか？でも、なんでわざわざシートを使う必要があるんですか？

自動車研究家

それはね、ダイノックはただのシートじゃなくて、塗装したような光沢や質感を出すのに優れているからなんだ。それに、粘土で作った模型に貼り付けると、本物の車のボディみたいに少し伸び縮みする。だから、よりリアルな模型を作ることができるんだよ。

ダイノックとは。

「ダイノック」とは、自動車のクレイモデルに使われるモデリングシートのことで、3M社製のインテリア用壁紙の商品名です。樹脂フィルム、接着剤、紙の3層構造になっており、クレイモデルに貼ることで、まるで本物の車のように塗装したかのような質感を表現できます。また、ラッカー系塗料を塗布すると伸縮性が出て、よりリアルなボディの質感に仕上がります。さらに、ハイライトのチェックにも活用され、クレイモデルの表面に自然に馴染むのが特徴です。

ダイノックって何？

ダイノックは、主に模型製作において、表面に貼られたデカールやステッカーを定着させるために使用する溶剤です。デカール軟化剤と混同されがちですが、ダイノックはデカール軟化剤よりも強力な接着力を持ち、主に厚手のデカールや、曲面に貼る際に使用されます。また、塗料の密着性を高める効果もあり、クリアパーツの接着などにも応用されています。

模型の仕上がりが変わる！その秘密は？

模型作りにおいて、リアルな質感を表現することは、作品全体の完成度を大きく左右する要素の一つです。塗装技術の向上はもちろん重要ですが、塗装下地作りにこだわることで、より一層、リアリティあふれる作品へと昇華させることができます。

そこでモデラーたちの間で注目されているのが「ダイノック」です。ダイノックは、貼るだけで簡単に、金属、木目、カーボンなどの質感を再現できる、まさに魔法のようなシート。今回は、このダイノックの魅力について、その秘密に迫っていきます。

塗装表現の可能性が広がる！

模型製作において、リアリティを追求する上で欠かせないのが塗装です。特に、実物のような金属の質感を表現したい場合、エアブラシや筆塗りだけでは限界があります。そこで登場するのが、モデラーたちの間で「秘密兵器」と称されることもある「ダイノック」です。

ダイノックは、粘着シートに印刷された様々な模様を模型に転写することで、金属の質感をはじめ、木材やカーボン、石材など、多彩な表現を可能にするツールです。使い方は、転写したい模様を切り出し、模型に貼り付けて定着させます。その後、マークセッターなどの溶剤で定着を促進させ、余分な部分を綿棒などで拭き取れば完了です。

ダイノックの魅力は、その手軽さと表現力の高さにあります。エアブラシや筆塗りでは難しい複雑な模様も、ダイノックを使えば簡単に再現できます。また、模型の大きさや形状に合わせた自由なサイズで転写できるのも魅力です。

初心者から上級者まで、幅広いモデラーに愛されるダイノックは、あなたの模型製作の可能性を大きく広げてくれるでしょう。

ハイライトチェックにも最適！

塗装前の下地処理は、美しい仕上がりを得るために非常に重要です。しかし、平面が多い作品や、微妙な凹凸は、肉眼では見落としがち。そこで活躍するのが、モデラーの間で「神の目」とも呼ばれるダイノックフィルムです。ダイノックフィルムは、特殊な形状の微細なレンズが敷き詰められたシートで、対象物に貼り付けることで、光を拡散反射させます。この拡散反射によって、わずかな凹凸も視認しやすくなるため、パテ埋め後の研磨不足や、ヤスリ傷のチェックに最適です。

また、ダイノックフィルムは、塗装後のハイライトチェックにも効果を発揮します。光の当たり具合を確認することで、塗装のムラや、グラデーションの仕上がりが一目瞭然となります。模型制作の完成度をさらに高めたいと願うモデラーにとって、ダイノックフィルムはまさに「秘密兵器」と呼ぶにふさわしいアイテムと言えるでしょう。