クルマの心臓を守る!圧送式潤滑装置とは?

車を知りたい
先生、「圧送式潤滑装置」って、どんな仕組みなんですか? エンジンオイルが関係するって聞いたんですけど…

自動車研究家
良い質問だね!「圧送式潤滑装置」は、エンジンオイルをポンプで圧力をかけて送り出す仕組みのことだよ。君が言うように、エンジンオイルが重要な役割を果たしているんだ。

車を知りたい
ポンプで送り出すんですね! じゃ、エンジン全体にどうやって行き渡るんですか?

自動車研究家
エンジンオイルは、まずフィルターで綺麗になってから、メインギャラリーっていう通路を通って、クランクシャフトの軸受けや、 connecting rod と呼ばれる部品、バルブを動かす部分などに送られるんだ。このように、必要な場所にきちんと届けられるように設計されているんだよ。
圧送式潤滑装置とは。
「圧送式潤滑装置」とは、自動車のエンジン内部で、オイルポンプを使って潤滑油を各部に送り届ける仕組みのことです。 エンジンオイルを単に飛び散らかす「はねかけ式」とは異なり、オイルポンプで潤滑油に圧力をかけて送り出す点が特徴です。 4ストロークエンジンではほぼ全てこの方式が採用されており、オイルポンプからフィルターを通って圧送されたエンジンオイルは、メインギャラリーを経由して主軸受け、コンロッド大端部、動弁部などに供給されます。
1. エンジンの潤滑方式:圧送式と飛散式

自動車のエンジンには、常に適切な潤滑が欠かせません。摩擦による摩耗や発熱を抑え、スムーズな動作を支えているのがエンジンオイルであり、その重要な役割を担うのが潤滑装置です。
エンジンオイルの供給方式には、大きく分けて「圧送式」と「飛散式」の二種類があります。 「飛散式」は、クランクシャフトの回転によってオイルを跳ね上げ、エンジン内部に供給する方法です。構造がシンプルでコストを抑えられるというメリットがある一方、潤滑が均一に行き渡りにくいという側面も持ち合わせています。
一方、「圧送式」はオイルポンプを用いて、エンジン各部にオイルを強制的に送り出す方式です。これにより、高回転時や高負荷時でも安定して潤滑を行うことができ、エンジンの性能維持、寿命の延長に大きく貢献します。
2. 圧送式潤滑装置の仕組みを解説

エンジン内部の潤滑方式には、大きく分けて「飛沫式」と「圧送式」の二種類があります。本章では、圧送式潤滑装置がどのような仕組みでエンジンを保護しているのか、詳しく解説していきます。
圧送式潤滑装置は、その名の通り、オイルポンプを用いてオイルをエンジン内部の必要な箇所に圧力をかけて送り込む仕組みです。エンジンオイルは、オイルパンからポンプによって吸い上げられ、フィルターで異物を除去された後、クランクシャフトやカムシャフトの軸受け、ピストンとシリンダーの間など、摩擦や摩耗が発生しやすい箇所に送られます。
高精度なオイルポンプと、オイルの通り道となるオイルギャラリーと呼ばれる通路網によって、エンジン内部は常に最適な状態に保たれています。これにより、エンジン部品の摩耗を最小限に抑え、エンジンの寿命を延ばすとともに、スムーズな回転と高い出力を実現しています。
3. オイルポンプ:潤滑の心臓部

エンジンオイルを循環させるためには、ポンプの存在が欠かせません。圧送式潤滑装置において、オイルポンプはまさに「心臓部」といえるでしょう。オイルパンに貯まったオイルを吸い上げ、フィルターを通して各部に圧力をかけて送り出す役割を担っています。
オイルポンプには、主に「トロコイド式」と「ギア式」の2種類があります。 トロコイド式は構造が複雑ですが、静粛性に優れているというメリットがあり、多くの乗用車に採用されています。一方、ギア式は構造がシンプルで、耐久性が高いという特徴から、大型車や一部のスポーツカーに採用されています。
オイルポンプの性能は、エンジンの寿命に大きく関わってきます。適切なオイル交換を行うことはもちろん、異音やオイル漏れの兆候がないか、日頃から注意深く観察することが大切です。
4. フィルターとギャラリー:オイルの通り道

エンジン内部を循環するエンジンオイルは、常に清潔な状態であることが求められます。そこで活躍するのが、オイルのろ過装置である「フィルター」です。フィルターは、オイル中のスラッジや摩耗粉といった不純物を除去し、クリーンな状態を保ちます。
フィルターを通過したオイルは、次に「ギャラリー」と呼ばれるオイル通路へと送られます。ギャラリーはエンジン内部に張り巡らされており、クランクシャフトやカムシャフト、バルブ機構など、様々な部品に適切な量のオイルを供給する役割を担います。まるで栄養を運ぶ血管のように、エンジン全体にオイルを行き渡らせる重要な役割を担っているのです。
5. 圧送式潤滑のメリットと注意点

– 5. 圧送式潤滑のメリットと注意点
圧送式潤滑は、従来の潤滑方法と比べて様々なメリットがあります。まず、潤滑油を必要な箇所に必要な量だけ供給できるため、潤滑油の消費量を抑制し、経済性に優れています。また、潤滑油の劣化を抑制できるため、交換頻度を減らすことができ、メンテナンスの手間も軽減できます。さらに、摩擦抵抗を低減することで、燃費の向上や部品の摩耗を抑え寿命を延ばす効果も期待できます。
一方、注意点もいくつかあります。圧送式潤滑装置は、従来の潤滑方法に比べて複雑な構造であるため、導入コストが高くなる傾向があります。また、装置の故障が発生した場合、修復に時間や費用がかかる可能性も考慮しなければなりません。さらに、定期的なメンテナンスも必要となるため、注意が必要です。
