設計に関する用語 車の隠れた守護神!オーステナイト系ステンレス鋼
「ステンレス」と一口に言っても、実は様々な種類が存在します。それぞれ成分や組織構造が異なり、それに伴って特性も大きく変わってきます。大きく分けると、ステンレス鋼は「オーステナイト系」「フェライト系」「マルテンサイト系」「二相系」の4つに分類されます。
車のマフラーなどに広く使用されているオーステナイト系ステンレス鋼は、クロムを18%、ニッケルを8%程度含む合金で、優れた耐食性、耐熱性、加工性を備えているのが特徴です。一方、フェライト系はオーステナイト系よりも安価ですが、耐食性や加工性はやや劣ります。マルテンサイト系は硬度や強度に優れており、刃物などに用いられます。二相系はオーステナイト系とフェライト系の中間的な性質を持つステンレス鋼です。このように、ステンレス鋼は種類によって特性が大きく異なるため、用途に応じて最適な種類を選ぶことが重要です。
