ピトー管

設計に関する用語

クルマを支える力『動圧』を解説

空気や水といった流体は、動いていれば物体に対して圧力を及ぼします。例えば、風の強い日に洗濯物がたなびくのは、まさに空気の圧力によるものです。この圧力のことを「動圧」と呼び、流体の速度が速ければ速いほど、動圧は大きくなるという性質を持っています。 動圧は、私たちの身近なところでも様々な影響を与えています。例えば、飛行機が空を飛べるのも、翼に発生する動圧の差によって揚力が生まれるためです。また、レーシングカーが速く走るためには、ダウンフォースと呼ばれる、車体を地面に押し付ける力を動圧によって発生させる必要があります。 このように、動圧は私たちの生活に欠かせない様々な現象に関わっています。次の章では、この動圧がどのように発生するのか、そのメカニズムについて詳しく見ていきましょう。
機能に関する用語

車の速度を測る?ピトー管の仕組み

ピトー管とは、流体の流れの速さを測定するための装置です。主に航空機やレーシングカーなどで速度計の一部として使用されています。見た目は、先端が開口した細い管のような形をしています。 このピトー管、実は私たちの身近なところにも応用されています。例えば、エアコンの風量を調整する際や、ビルの空調システムなどにも、ピトー管の原理が活用されているのです。