駆動系に関する用語 滑らかさの秘密兵器!パワーローラーとCVTの進化
CVT、すなわち無段変速機は、その滑らかな加速と燃費の良さで知られています。そして、このCVTの心臓部ともいえる重要な部品が「パワーローラー」です。
パワーローラーは、CVTの内部でプーリーと金属ベルトを繋ぐ役割を担っています。エンジン回転数に応じてプーリーの幅が変化すると、パワーローラーがその動きに合わせて回転と角度を調整します。これにより、ベルトは常に最適な位置でプーリーに接触し、滑らかで効率的な動力伝達を実現しているのです。
パワーローラーの素材や形状は、CVTの性能を左右する重要な要素です。近年では、より耐久性や伝達効率に優れた新素材の開発や、形状の最適化が進んでいます。これらの技術革新により、CVTはさらに進化を遂げ、自動車の燃費向上や快適な走り心地に貢献しています。
