エンジンに関する用語 エンジン構造の基本:ソリッドスカートピストンとは?
エンジン内部において、ピストンは燃焼圧力を回転力に変換する、極めて重要な役割を担っています。そのピストンにはいくつかの種類が存在しますが、中でも「ソリッドスカートピストン」は、そのシンプルな構造から、多くのエンジンで採用されています。
ソリッドスカートピストンとは、その名の通り、スカート部分が一体成型されたピストンのことを指します。スカートとは、ピストン本体の下部に位置し、シリンダー内壁と接触しながら直線運動を行う部分です。
ソリッドスカートピストンの最大の特徴は、構造が単純で製造コストが低いという点にあります。そのため、特にコストパフォーマンスが重視される大排気量のエンジンや、商用車用エンジンに広く採用されています。
