自動車用語解説:意外と知らない「承認申請」とは?

自動車用語解説:意外と知らない「承認申請」とは?

車を知りたい

先生、「承認申請」って、どんな時に必要になるんですか? 車の名前を変える時にも必要って本当ですか?

自動車研究家

いい質問だね!「承認申請」は、車やその装置の重要な部分を変更する時に必要になる申請だよ。例えば、車のエンジンの種類を変えたり、ブレーキシステムを改良したりする場合だね。 車の名前を変えるだけなら、「承認申請」ではなく「変更届け出書」を提出するだけで大丈夫だよ。

車を知りたい

なるほど! エンジンとかブレーキとか、安全に関する部分を変更する時は「承認申請」が必要なんですね。 車の名前を変えるだけなら「変更届け出書」でOKということですね!

自動車研究家

その通り!よく理解できたね! 車の改造や販売に関わる仕事をするなら、承認申請と変更届け出の違いはしっかり覚えておこうね!

承認申請とは。

自動車用語で「承認申請」とは、国土交通大臣から認可(指定を含む)または認定を受けた車や特定装置の主要諸元などを変更する場合、その変更について国土交通大臣の承認を求める手続きのことです。一般的には「変更申請」と呼ばれています。
具体的には、車の型式指定や型式認定、あるいは装置の型式指定を受けた車や装置について、申請時に提出した諸元表、外観図、保安基準適合を証する書類の内容を変更する場合には、「変更承認申請書」を提出する必要があります。
一方、車名(または装置名)、型式、生産工場、品質管理体制などの変更の場合は、「変更届け出書」を提出します。
なお、新型自動車や輸入自動車の認可を受けた車については、どんな変更であっても「変更届け出書」を提出する必要があります。

承認申請とは何か?

承認申請とは何か?

自動車の保安基準は、安全な車両を製造・販売するために国が定めた基準です。しかし、全ての部品や構造を細かく規定すると、技術革新やデザインの自由度が制限されてしまう可能性があります。そこで、メーカーは一定の技術基準を満たし、安全性を確保できることを国に申請し、「承認」を得ることで、より自由度の高い設計や技術を採用することができるのです。これが「承認申請」と呼ばれるものです。

どんな時に必要になるのか?

どんな時に必要になるのか?

「承認申請」と聞くと、なんだか難しそうな手続きのように感じますよね。でも、実は私達の車生活の中でも、意外と身近なところで関係していることがあるんです。

例えば、車を改造する場合などが挙げられます。 車高を下げる、エアロパーツを取り付ける、ホイールを交換する…など、車の外観をガラリと変えたい場合は、この承認申請が必要になるケースがあります。

また、車の使用用途を変更する場合にも、承認申請が必要になります。例えば、自家用車を事業用車として使う場合や、貨物車を旅客車として改造する場合などが挙げられます。

このように、承認申請は、車を安全に、そして法令に則って使用するために必要な手続きなのです。

変更申請と承認申請の違い

変更申請と承認申請の違い

自動車業界でよく耳にする「承認申請」。なんとなく難しそうな響きですが、一体どんなものなのでしょうか?特に、似た言葉である「変更申請」との違いがよく分からない、という方もいるかもしれません。

簡単に言うと、「変更申請」は既に承認を得ている設計や仕様を変更する場合に提出する申請です。例えば、ある部品の材質を変更する場合などがこれに当たります。

一方、「承認申請」は、全く新しい設計や仕様について、初めて承認を得るために提出する申請です。新しいシステムを導入する場合などが例として挙げられます。

つまり、「変更」はあくまで既存のものに対する修正であるのに対し、「承認」は新規のものに対する許可を求める手続きと言えるでしょう。

承認申請の手続きの流れ

承認申請の手続きの流れ

承認申請は、いくつかの段階を踏んで進められます。 まず、申請者は必要な書類一式を揃え、管轄の運輸支局に提出します。提出後、運輸支局は書類の内容を審査し、不備があれば修正や追加資料の提出を求められます。審査を通過すると、車両の検査が行われます。検査では、保安基準への適合性が厳しくチェックされます。 検査も無事に終えると、晴れて承認となり、車両の登録が可能になります。

承認申請を怠るとどうなるのか?

承認申請を怠るとどうなるのか?

自動車の改造を楽しむ場合、保安基準への適合は必須です。しかし、中には、事前に国土交通大臣の承認が必要な改造も存在します。これを怠ると、車検不合格はもちろん、最悪の場合、道路運送車両法違反となってしまう可能性も。今回は、意外と知らない「承認申請」について詳しく解説します。

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