愛車は大丈夫?不正改造の落とし穴
車を知りたい
先生、「不正改造」って具体的にどんなことをしたらダメなんですか?
自動車研究家
いい質問だね!「不正改造」は、車を勝手に改造して、安全基準に違反することを言うんだ。例えば、マフラーをすごく大きな音が出るように改造したり、タイヤが車体からはみ出るようにしたりすることがダメなんだよ。
車を知りたい
へえー、マフラーを大きくするのもダメなんですか?
自動車研究家
そうなんだ。騒音になるし、排気ガスで環境にも悪影響がある場合もあるからね。車検に通らない改造は全部ダメなんだよ。改造したい場合は、必ず法律で決められた方法で申請しないといけないんだよ。
不正改造とは。
「不正改造」とは、車を勝手に改造して、法律で決められた安全基準に違反したり、違反する可能性がある状態にすることです。車を改造する場合は、決められた手続きに従って、改造内容を地方運輸局に届け出る必要があります。改造は、必ず安全基準を満たしていなければなりません。しかし、実際には基準を無視した改造車も見られるため、国は交通安全と環境保護のため、車検や路上での検査を強化したり、不正改造をなくすためのキャンペーンを行っています。具体的な不正改造の例としては、マフラーの切断や取り外し、タイヤやホイールが車体からはみ出している状態、フロントガラスへのカラーフィルムの貼り付け、ヘッドライトなどの色の変更、後部座席の衝突時に安全性を確保する装置の取り外しなどが挙げられます。
自動車の改造と不正改造の違いとは?
車を自分好みにカスタマイズしたい、もっと快適に運転したい。そんな思いから、自動車の改造を考える方もいるかもしれません。しかし、すべての改造が合法であるとは限りません。場合によっては、知らぬ間に法律違反を犯し、罰則の対象となってしまう可能性もあります。
では、合法な改造と違法な改造の境界線はどこにあるのでしょうか?
このコラムでは、「自動車の改造」と「不正改造」の違いについて詳しく解説し、安全で快適なカーライフを送るための注意点をお伝えします。
よくある不正改造 examples
「ちょっと車をカッコよくしたい」「もっと個性を表現したい」そう思う気持ちは誰もが持っています。しかし、その気持ちが不正改造という落とし穴につながってしまうケースも少なくありません。ここでは、よくある不正改造の例を具体的に見ていきましょう。
不正改造がもたらす危険性
自動車の不正改造は、ドライバー本人だけでなく、周囲の人々をも危険にさらす可能性があります。例えば、違法な排気系への改造は、騒音問題を引き起こすだけでなく、排気ガスによる健康被害をもたらす可能性があります。また、サスペンションやタイヤの不正改造は、車両の安定性を損ない、事故のリスクを高めます。さらに、ブレーキシステムの改造は、制動距離が伸びるなど、安全運転を著しく阻害する要因となります。このように、不正改造は様々な危険性をはらんでおり、決して軽い気持ちで行ってはならない行為です。
不正改造車に乗っているとどうなる?
不正改造車に乗っていることが発覚すると、道路運送車両法違反となり、厳しい罰則が科せられます。
具体的には、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金、さらに場合によっては車両の使用停止や整備命令が出されることもあります。
また、車検に通らなくなるため、改造した箇所を元に戻す手間と費用もかかってしまいます。
さらに、万が一事故を起こした場合、保険金が下りないケースや、損害賠償責任が重くなる可能性もあります。
改造が原因で事故が起きたと判断されると、刑事責任を問われることさえありますので、安易な気持ちで不正改造を行うことは絶対にやめましょう。
安全なカーライフのための正しい知識を
「もっとかっこよく車を乗りこなしたい」「走行性能を向上させたい」誰もが一度は憧れる車のカスタマイズ。しかし、その熱意が法律違反を招き、安全を脅かす結果になる可能性もあることを忘れてはいけません。今回は、不正改造の落とし穴と、安全なカーライフを楽しむための正しい知識について解説します。