クルマの秘密が詰まった「諸元表」を読み解く

クルマの秘密が詰まった「諸元表」を読み解く

クルマの秘密が詰まった「諸元表」を読み解く

車を知りたい

先生、「諸元表」ってなんですか？自動車の用語らしいんですけど、よく分かりません。

自動車研究家

「諸元表」は、自動車を作る会社が国に車の販売許可をもらうために提出する、いわば「自動車の履歴書」のようなものだよ。車の名前や大きさ、エンジンの種類、ブレーキの性能など、重要な情報が全部書いてあるんだ。

車を知りたい

へえー、車の履歴書ですか！面白そう！どんな車でも「諸元表」はあるんですか？

自動車研究家

そうだよ。乗用車でもトラックでも、販売される車には必ず「諸元表」があるんだ。車によって大きさや性能が違うから、「諸元表」の内容もそれぞれ違うんだよ。

諸元表とは。

自動車用語の「諸元表」とは、新しい車の販売や既存の車の仕様変更などにあたり、国土交通大臣へ提出が義務付けられている申請書類のひとつです。この書類には、車の構造や性能、搭載されている装置の詳細などが事細かに記載されています。諸元表は乗用車とトラックでそれぞれ異なる様式が用意されており、車名、型式、エンジン形式、排気量、車体の大きさ、車両重量などをはじめ、保安基準に適合していることを証明するために、エンジンやブレーキなどの性能に関する情報も記載する必要があります。例えばブレーキであれば、形式、ライニングやパッドのサイズ、ブレーキドラムやディスクの直径といった情報も記載しなければなりません。

諸元表とは？

クルマを購入する際、カタログやウェブサイトで必ず目にする「諸元表」。そこには、車名や価格といった基本情報の他に、エンジンの種類や燃費、サイズなど、そのクルマのあらゆる情報が数値や記号でぎっしりと詰まっています。しかし、その内容を正確に理解している人は意外と少ないのではないでしょうか？

この諸元表、実はクルマの性能や特徴を知るための重要な手がかりが満載なのです。燃費が良いクルマなのか、力強い走りをするクルマなのか、車内は広々としているのかなど、数字や記号の裏に隠された秘密を読み解くことで、自分にぴったりの一台を見つけることができるでしょう。

車の設計図としての役割

車を購入する際、カタログやウェブサイトに必ず掲載されているのが「諸元表」です。そこには、一見すると無機質な数字や記号が並んでいるように見えますが、実は車の性能や特徴を知るための重要な情報がぎっしりと詰まっているのです。まるで車の設計図とも言える諸元表。その秘密を読み解くことで、車への理解をより深めていきましょう。

記載される主要項目

クルマを購入する際、カタログやウェブサイトで必ず目にする「諸元表」。そこには、そのクルマの性能や特徴を示す様々な情報が凝縮されています。しかし、専門用語や数値が並ぶ諸元表は、見慣れないと分かりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか？

この項目では、主要な項目として以下の情報が記載されます。

* 寸法・重量全長、全幅、全高といったクルマの大きさや、車両重量、乗車定員などが分かります。
* エンジンエンジンの種類、排気量、最高出力、最大トルクなどが分かります。
* 燃費WLTCモード燃費やJC08モード燃費といった、国土交通省が定める試験方法で測定された燃費性能が分かります。
* サスペンション前輪と後輪のサスペンション形式が分かります。
* ブレーキ前輪と後輪のブレーキ形式が分かります。
* タイヤ標準装着タイヤのサイズや種類が分かります。

これらの主要項目に加えて、駆動方式や変速機の種類、安全装備など、様々な情報が記載されています。