分離型ブレーキブースターとは?仕組みと種類を解説

車を知りたい
先生、「分離型ブレーキブースター」ってどういう意味ですか?

自動車研究家
いい質問だね。「分離型ブレーキブースター」は、ブレーキペダルを踏む力を増幅して、ブレーキを強くかけるための装置だよ。ブレーキ配管の途中に設置されていて、ペダルからの力と分離して、別の力でブレーキ液圧を高めるから「分離型」って呼ばれているんだ。

車を知りたい
なるほど。でも、なんでわざわざ力を増幅させる必要があるんですか?

自動車研究家
それは、自動車を安全に止めるために、大きな力が必要だからだよ。分離型ブレーキブースターを使うことで、ドライバーは軽い力でブレーキペダルを踏むだけで、十分な制動力を得ることができるんだ。
分離型ブレーキブースターとは。
「分離型ブレーキブースター」とは、車のブレーキ配管の途中でブレーキオイルの圧力を高める装置全般を指す言葉です。これは、ペダルを踏む力を直接強める「ダイレクトアクティングブースター」とは別の方式です。分離型ブレーキブースターは、使用するエネルギー源によって、真空式(ハイドロリックバキュームブースター)、空気式(ハイドロリックエアブースター)、液圧式(ハイドロリックブースター)の3種類に分類されます。
ブレーキブースターの基礎知識

– ブレーキブースターの基礎知識
ブレーキブースターは、ドライバーがブレーキペダルを踏む力を増幅させ、ブレーキの効きを良くするための装置です。
これにより、軽い力でブレーキを踏むことができ、安全性の向上に繋がります。
ブレーキブースターがないと、ドライバーは非常に強い力でブレーキペダルを踏まなければならず、とっさの状況で対応が遅れてしまう可能性があります。
分離型ブレーキブースターの仕組み

分離型ブレーキブースターは、その名の通り、ブレーキペダルとブレーキブースタ本体が分離しているタイプのブレーキブースターです。ブレーキペダルを踏むと、油圧系統を通じてその力がブレーキブースタに伝達されます。この時、ブレーキブースタ内部では、エンジンで生み出された負圧や、電動ポンプによって生み出された負圧を利用して、ブレーキペダルを踏む力を増幅させます。その結果、ドライバーは軽い力でブレーキペダルを踏み込むことができ、より強力な制動力を得られるのです。
分離型ブレーキブースターの種類

分離型ブレーキブースターには、大きく分けてバキュームポンプ式と電動式の2種類があります。
バキュームポンプ式は、エンジンで駆動するバキュームポンプを用いて負圧を生成し、ブレーキ倍力装置を作動させる方式です。一方、電動式は、電気モーターを用いて負圧を生成、もしくは油圧を発生させることでブレーキ倍力装置を作動させる方式です。
それぞれにメリット・デメリットがあり、車両の特性や用途に合わせて使い分けられています。
メリット・デメリット

分離型ブレーキブースターは、従来の一体型とは異なる特徴を持つため、メリットだけでなくデメリットも存在します。
メリットとしては、まずその配置の自由度の高さが挙げられます。エンジンルームのスペースが限られる場合でも、柔軟に設置場所を選べるため、車両設計の自由度向上に貢献します。また、一体型と比較して軽量である点もメリットと言えるでしょう。車両の軽量化は燃費向上に繋がり、環境性能の向上に寄与します。
一方、デメリットとしては、システムが複雑化するため、コストが高くなる傾向があります。また、配管やポンプなど、部品点数が多くなるため、故障のリスクも高まります。さらに、一体型と比較して、レスポンスやフィーリングが劣るという声も聞かれます。分離型ブレーキブースターを選ぶ際には、これらのメリットとデメリットを比較検討する必要があります。
まとめ

分離型ブレーキブースターは、従来の一体型とは異なり、マスターシリンダーとブースター本体が分離している構造を持つブレーキシステムの進化形です。 この構造により、設計の自由度が向上し、車両レイアウトの自由度が広がるだけでなく、軽量化も実現しました。
分離型ブレーキブースターには、電動式や電動油圧式などの種類があり、それぞれに特徴があります。 電動式は小型軽量で燃費向上に貢献する一方、電動油圧式は高い制動力を発揮します。
このように、分離型ブレーキブースターは、自動車の進化とともに、安全性、快適性、環境性能の向上に貢献しています。今後の自動車開発において、その重要性はさらに増していくでしょう。
