クルマの顔つくる「アイポイント」:デザインの秘密

車を知りたい
先生、「アイポイント」って自動車用語で聞いたんですけど、どういう意味ですか?

自動車研究家
良い質問だね! アイポイントは、車を運転する人の目の位置のことだよ。ただし、実際に運転する人それぞれで目の位置は違うよね?だから、車の設計をする上での仮想的な目の位置として「アイポイント」を設定するんだ。

車を知りたい
なるほど。設計上の仮想的な点なんですね。でも、なんでそんな仮想的な目の位置を考える必要があるんですか?

自動車研究家
それは、運転席に座った時の見やすさや使いやすさを決める上でとても重要だからだよ。例えば、窓の大きさや形、ハンドルの位置、メーターの見やすさなどが、アイポイントを基準に設計されているんだ。
アイポイントとは。
「アイポイント」とは、自動車のデザインにおいて、ドライバーの目の高さを表す仮想的な点のことです。車の設計において非常に重要な要素であり、ドア開口部の形状やミラーの設計などエクステリアデザイン、さらには運転席からの視界確保やメーター類の配置などインテリアデザインにも大きく影響します。
アイポイントって何?

「アイポイント」って、聞き慣れない言葉かもしれませんね。簡単に言うと、クルマに乗っている人が、どこから外を見ているか、という点のことなんです。運転席に座って、ドライバーの目線になってみてください。信号や前の車、歩行者など、安全に運転するために色々なものを見ますよね? その「見る」ための視点の位置が、アイポイントです。
ドライバーの視界とアイポイント

クルマのデザインにおいて、「アイポイント」は非常に重要な要素です。アイポイントとは、簡単に言うとドライバーの目の位置のこと。運転席に座った時に、ドライバーの視線がどこに向かうのか、どこまで見渡せるのかは、運転のしやすさや安全性に直結するため、クルマのデザイン段階から入念に検討されます。
アイポイントは、ボンネットの高さやウィンドウの広さ、シートポジションなど、様々な要素によって決定されます。例えば、スポーティなクルマの場合、低い着座位置と低いボンネット高を設定することで、前方視界を広く確保し、スピード感を感じられるように設計されています。一方、SUVのような車高の高いクルマでは、見晴らしの良さを重視し、アイポイントを高く設定することで、広範囲を見渡せるように設計されています。
このように、アイポイントはクルマのデザインと機能性を両立させる上で、非常に重要な要素と言えるでしょう。
デザインへの影響:エクステリア

クルマのデザインは、見る人の心を掴む魅力的なエクステリアなしには語れません。そして、そのエクステリアを決定づける上で重要な要素の一つが「アイポイント」です。アイポイントとは、運転席から見た時の視線の高さを指します。
高いアイポイントは、SUVなどに見られる力強い印象を与えます。ボンネットの位置が高くなり、車体が大きく見えるため、存在感が増します。一方、低いアイポイントは、スポーツカーのようなスポーティーで俊敏な印象を与えます。地面に張り付くような低い車高と、流れるような美しいルーフラインを実現しやすくなります。
アイポイントは、単に視線の高さを決めるだけでなく、車全体のデザインの方向性を決定づける重要な要素と言えるでしょう。
デザインへの影響:インテリア

クルマのデザインは、「アイポイント」と呼ばれる運転席からの視点を中心に進められます。それは、インテリアデザインにおいても同様です。
アイポイントは、ダッシュボードの高さや形状、メーターの位置、ハンドルやシフトレバーの操作性など、運転席周りのあらゆる要素に影響を与えます。例えば、スポーティーな driving position を重視するクルマでは、アイポイントが低く設定され、ボンネットが大きく見えるように設計されます。逆に、視界の広さを重視するSUVなどでは、アイポイントは比較的高く設定され、開放的な視界が確保されます。
また、近年では、大型ディスプレイやヘッドアップディスプレイなど、運転席周りの情報表示装置も進化しており、アイポイントとの位置関係が重要視されています。これらの情報を視線移動を少なく確認できるように配置することで、安全性を高め、快適な運転体験を提供することができます。
アイポイントの進化と未来

これまで、アイポイントは人間工学に基づき、運転のしやすさを最優先に設計されてきました。しかし、自動運転技術の進化や、EV化によるパッケージングの自由度向上により、アイポイントの考え方も大きく変わりつつあります。
例えば、自動運転レベルが高度になるにつれて、運転席は従来の「操縦」の場から「リラックス」や「エンターテイメント」の空間へと変化していくと考えられます。それに伴い、アイポイントも従来よりも高めに設定したり、自由に移動できるようにしたりと、新たな発想が求められるでしょう。
また、EV化によって、エンジンやトランスミッションなどの大きな部品が不要になるため、車内空間のデザインの自由度が飛躍的に高まります。その結果、従来では考えられなかったような、斬新なアイポイントを採用したクルマが登場する可能性も秘めています。
アイポイントは、クルマのデザインだけでなく、そのクルマが提供する体験そのものを大きく左右する要素です。これからの時代の変化とともに、アイポイントは進化を続け、私たちに全く新しいモビリティ体験をもたらしてくれることでしょう。
