キャブオーバー車ってどんな車?メリット・デメリットを解説

キャブオーバー車ってどんな車?メリット・デメリットを解説

車を知りたい

先生、「キャブオーバー」ってどういう意味ですか? バスやトラックでよく聞く言葉なんですが…

自動車研究家

いい質問だね! キャブオーバーは、運転席の下にエンジンがない車のことを言うんだ。エンジンの上に運転席が乗っかっている形だから「キャブオーバー」って呼ばれているんだよ。

車を知りたい

なるほど! エンジンが前にないんですね。じゃあ、ボンネットがある車とは違うんですか?

自動車研究家

そう、違うんだ。ボンネットがある車は、エンジンの上にボンネット、そしてその後ろに運転席があるよね。キャブオーバーはボンネットがない分、車体が短くて済むから、小回りがきいて、荷台も広くできるメリットがあるんだ。

キャブオーバーとは。

「キャブオーバー」とは、自動車のボディ形式の一種です。運転席をエンジンの真上に配置することで、客室や荷室のスペースを最大限に広げることができます。バスやトラック、RVなどに広く採用されてきました。前方視界の広さはメリットですが、右ハンドルの車の場合、左折時に左前部が見えにくいというデメリットもあります。そのため、ドアの下部に窓ガラスを設けている車も多いです。ちなみに、運転席がエンジンの後ろにある一般的な形式は「ボンネット型」と呼ばれます。キャブオーバー形式のトラックやバスは、それぞれ「キャブオーバートラック」「キャブオーバーバス」と呼ばれます。

キャブオーバーとは?

キャブオーバーとは?

「キャブオーバー」とは、エンジンの上に運転席があるトラックやバスなどの車両のことを指します。一般的な乗用車とは異なり、ボンネットがほとんどなく、運転席が車体の最前端に位置しているのが特徴です。そのため、前面ガラスが大きく、視界が広いというメリットがあります。

キャブオーバーのメリット

キャブオーバーのメリット

キャブオーバー車は、その独特な構造から多くのメリットがあります。まず、全長を抑えられることが挙げられます。エンジンを運転席の下に配置することで、ボンネット部分を短くできるため、狭い道での運転や駐車が容易になります。また、小回りが利く点も魅力です。最小回転半径が小さくなるため、Uターンや方向転換がスムーズに行えます。さらに、運転席からの視界が広いというメリットも。ボンネットがない分、前方視界が大きく広がり、歩行者や障害物をいち早く認識できます。これは、安全性向上にも大きく貢献します。

キャブオーバーのデメリット

キャブオーバーのデメリット

キャブオーバー車はメリットも大きい反面、デメリットも存在します。ここでは、キャブオーバー車のデメリットを3つ解説して行きます。

1. 乗り心地が悪い
キャブオーバー車は、エンジンルームが運転席の下にあるため、どうしても振動や騒音が大きくなってしまいます。そのため、長距離運転や悪路走行では、どうしても疲れが溜まりやすくなってしまうでしょう。

2. 衝突安全性で不利
キャブオーバー車は、ボンネット部分が短いため、万が一の衝突事故の際に、衝撃を吸収するスペースが限られています。そのため、乗員の安全確保という面では不利だと言わざるを得ません。

3. 整備性が悪い
エンジンルームが運転席の下にあるため、整備をする際には、運転席を大きく傾けたり、部品を取り外したりする必要があります。そのため、整備に時間がかかってしまい、費用も高くなりがちです。

キャブオーバーとボンネット型の違い

キャブオーバーとボンネット型の違い

トラックやバス、商用バンなどで見かけることの多いキャブオーバー車。名前は聞いたことがあっても、具体的な特徴や、ボンネット型との違いを理解している人は少ないのではないでしょうか?

この章では、キャブオーバー車とボンネット型の違いを分かりやすく解説していきます。

キャブオーバーの車両例

キャブオーバーの車両例

キャブオーバー車と聞いても、いまいちピンとこない方もいるかもしれません。具体的な車種としてイメージしやすいのは、トラックやバス、軽トラック、マイクロバスなどです。
これらの車両は、ボンネットがない、または非常に短い形状をしていることが特徴です。
ドライバー席の下にエンジンが配置されているため、車体を有効活用できるというメリットがあります。

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