ピニオン

駆動系に関する用語

ハイパワー車の心臓部!ディファレンシャルスパイダーとは?

車を動かすために必要不可欠な部品であるディファレンシャルギア。その中でも、「ディファレンシャルスパイダー」は、左右のタイヤの回転差を制御することで、スムーズなコーナリングを実現する重要な役割を担っています。 車がカーブを曲がるとき、外側のタイヤは内側のタイヤよりも長い距離を移動する必要があります。もし、左右のタイヤが同じ回転数で繋がっていると、内側のタイヤは地面を滑りながら無理やり回転することになり、安定した走行ができません。 そこで活躍するのがディファレンシャルスパイダーです。ディファレンシャルスパイダーは、複数のギアを組み合わせることで、左右のタイヤに異なる回転力を伝えることができます。これにより、カーブでもスムーズに曲がることができ、安定した走行が可能になるのです。
駆動系に関する用語

自動車を支える歯車「ギヤ」の仕組み

ギヤとは、歯車を組み合わせることで回転運動や力を伝達する機械要素のことです。 歯車の噛み合わせによって回転速度やトルクを変換することができ、自動車をはじめとする様々な機械に欠かせない存在となっています。 ギヤは、動力源となるエンジンやモーターの回転をタイヤに伝えるなど、自動車の走行には欠かせない役割を担っています。
駆動系に関する用語

自動車の心臓部!ピニオンの役割と仕組み

「ピニオン」と聞いて、何のことかすぐにわかる人は、よほどの自動車好きか、機械に詳しい方でしょう。しかし、ピニオンは、普段私たちが目にすることはなくても、自動車の走りを支える重要な部品の一つなのです。 ピニオンは、歯車の仲間で、他の大きな歯車と組み合わさり、動力を伝達する役割を担っています。その中でも、自動車において特に重要なのが、ステアリングシステムと駆動系におけるピニオンの働きです。 本稿では、自動車に欠かせないピニオンの役割と仕組みについて、詳しく解説していきます。
駆動系に関する用語

自動車の心臓部!クラウンホイールアンドピニオンとは?

クラウンホイールアンドピニオンは、車の後輪駆動システムにおいて、エンジンの力をタイヤに伝える重要な役割を担っています。簡単に言うと、プロペラシャフトから伝わってきた回転力を90度変え、後輪に伝えるための歯車セットのことです。 クラウンホイールは、その名の通り王冠のような形をした大きな歯車で、デファレンシャルギアケース内に設置されています。一方、ピニオンギアは比較的小さな円錐形の歯車で、プロペラシャフトと接続されています。 エンジンからの回転力は、プロペラシャフト、ピニオンギア、クラウンホイールの順に伝わり、最終的に後輪を回転させます。 この際、ピニオンギアとクラウンホイールの歯数の比率によって、回転速度とトルクが変化します。この比率を「ファイナルギア比」と呼び、加速重視か燃費重視かなど、車の特性を決める上で重要な要素となります。