デュアルモードダンパー:乗り心地と走破性を両立

車を知りたい
先生、デュアルモードダンパーって、普通のダンパーと何が違うんですか?

自動車研究家
良い質問だね!普通のダンパーは減衰力が一つしかないけど、デュアルモードダンパーは減衰力を2段階で切り替えられるんだよ。状況に応じて乗り心地重視になったり、操縦性重視になったりするんだ。

車を知りたい
へえー!具体的にどんな時に切り替わるんですか?

自動車研究家
例えば、デコボコの道をゆっくり走る時は乗り心地重視の減衰力に、舗装された道を速く走る時は操縦性重視の減衰力に自動で切り替わるんだ。もちろん、自分で切り替えることもできるよ!
デュアルモードダンパーとは。
「デュアルモードダンパー」とは、車の走行状況に応じてショックアブソーバーの減衰力を切り替えることができる装置のことです。
車は、デコボコ道ではゆっくりと、舗装路では速く走りますよね。
デコボコ道を快適に走るには、衝撃を吸収する力が弱く、大きく動くショックアブソーバーが必要です。逆に、舗装路を安定して走るには、衝撃を吸収する力が強く、小さく動くショックアブソーバーが求められます。
このような相反する要求に応えるために、デュアルモードダンパーは、減衰力の強さを2段階で切り替えることができるように作られています。切り替えは、ドライバーが自分で行う場合と、車が自動的に判断して行う場合があります。
仕組みとしては、ショックアブソーバー内部のオイルの通り道を、「シャッター」で開いたり閉じたりすることで、減衰力を変化させています。
デュアルモードダンパーとは?

デュアルモードダンパーとは、その名の通り2つのモードを持つダンパーのことです。ダンパーは、スプリングの動きを抑制し、車体の揺れを収束させる役割を担っています。 デュアルモードダンパーは、走行状況やドライバーの好みに合わせて、ダンパーの減衰力を切り替えることができます。 例えば、高速道路など、舗装路をスムーズに走行したい場合は、減衰力を弱めたソフトなセッティングにすることで、快適な乗り心地を実現できます。 一方、悪路やワインディングロードなど、車体の動きを抑制し、安定した走行を確保したい場合は、減衰力を強めたハードなセッティングに切り替えることで、高い走破性と安定したハンドリングを実現できます。
減衰力の二面性:乗り心地と操縦性のトレードオフ

自動車のサスペンションは、路面からの衝撃を吸収し、車体の揺れを抑え、タイヤを路面にしっかりと接地させる、重要な役割を担っています。そして、サスペンションの性能を大きく左右するのがダンパー、いわゆるショックアブソーバーです。
ダンパーは、路面からの入力に応じて伸縮し、その際に発生するエネルギーを熱に変換することで吸収します。このエネルギー吸収の度合いを「減衰力」と呼びます。
減衰力は、乗り心地と操縦性に大きく影響します。 高い減衰力は、車体の揺れを抑え、安定した操縦性を発揮する一方、路面からの衝撃が伝わりやすくなるため、乗り心地は硬くなります。逆に低い減衰力は、路面からの衝撃を吸収し、快適な乗り心地を実現する一方、車体の揺れが大きくなり、操縦安定性が低下する傾向にあります。
つまり、減衰力は、乗り心地と操縦性という相反する要素の間で、トレードオフの関係にあると言えます。そこで、このトレードオフを解消するために開発されたのが、「デュアルモードダンパー」なのです。
走行シーンに応じた減衰力調整

デュアルモードダンパーは、走行シーンや路面状況に応じて減衰力を変化させることで、快適な乗り心地と優れた走破性を両立させる革新的なサスペンションシステムです。
一般的なダンパーは、あらかじめ設定された減衰力しか発揮できません。しかし、デュアルモードダンパーは、走行状況に合わせて減衰力を自動的に調整します。例えば、高速道路を走行する際には、減衰力を高めて車体の安定性を向上させます。一方、荒れた路面を走行する際には、減衰力を低くすることで、路面からの衝撃を吸収し、快適な乗り心地を実現します。
このように、デュアルモードダンパーは、状況に応じて最適な減衰力を発揮することで、ドライバーに快適さと安心感を提供します。
デュアルモードダンパーの仕組み

デュアルモードダンパーは、走行状況や路面状況に応じてダンパーの減衰力を切り替えることで、快適な乗り心地と高い走破性を両立させる革新的なサスペンションシステムです。
従来のダンパーは、スポーツ走行に適した硬いセッティングにすると、路面の凹凸を拾いやすく乗り心地が悪化したり、逆に快適性を重視した柔らかいセッティングにすると、コーナリング時などに車体が大きく傾き、安定感が損なわれたりするといった課題がありました。
デュアルモードダンパーは、これらの課題を解決するために、電子制御によってダンパー内のオイルの流量を調整し、減衰力を瞬時に変化させることができます。
例えば、高速道路など路面状況の良い道路では、減衰力を弱めて乗り心地を重視したセッティングに、悪路やワインディングロードなどでは、減衰力を強めて車体の安定性を重視したセッティングに自動で切り替えることで、ドライバーは常に最適な走行性能を楽しむことができます。
快適性と走破性を両立する未来

近年、自動車業界ではドライバーの快適性と、あらゆる路面状況に対応できる走破性の両立が求められています。このニーズに応えるべく、近年注目を集めているのが「デュアルモードダンパー」です。従来のダンパーは、舗装路での快適な乗り心地を重視すると、悪路走破性が低下し、逆に悪路走破性を重視すると、舗装路での乗り心地が犠牲になるというジレンマを抱えていました。しかし、デュアルモードダンパーは、走行状況や路面状況に応じてダンパーの減衰力を瞬時に切り替えることを可能にすることで、このジレンマを解消します。つまり、舗装路ではソフトな乗り心地を提供し、悪路ではハードなセッティングに変化することで、ドライバーに快適性と走破性の両方を提供することができるのです。
