クルマのサイズ表記「全長・全幅・全高」を解説
車を知りたい
先生、「全長・全幅・全高」って、何だか難しそうです。クルマのサイズを表しているのは分かりますが、詳しく教えてください。
自動車研究家
良い質問だね!「全長・全幅・全高」は、クルマの大きさを表す大切な値なんだ。簡単に言うと、クルマを真上から見たときの縦の長さが「全長」、横の長さが「全幅」、真横から見たときの地面から一番高いところまでの長さが「全高」だよ。
車を知りたい
なるほど!上から見たときと横から見たときで違うんですね。でも、この数字が大きかったり小さかったりすると、何か変わるんですか?
自動車研究家
するどいね!実は「全長・全幅・全高」の大きさによって、そのクルマが「軽自動車」か「小型自動車」か「普通自動車」か、という区分が決まるんだ。例えば、軽自動車は全長3.4m、全幅1.48m、全高2m以下と決められているんだよ。
全長・全幅・全高とは。
「全長・全幅・全高」は、車のサイズを表す言葉で、それぞれ長さ、幅、高さを指します。日本の法律では、公道を走る車の最大サイズは高さ3.8m、長さ12m、幅2.5mと決められています。4輪以上の車は、全高2m、全長4.7m、全幅1.7mのいずれかを超えると普通自動車、すべてを下回ると小型自動車に分類されます。ただし、小型自動車はエンジンがディーゼルまたは総排気量2000cc以下のガソリン車である必要があります。また、3輪以上の車で、全高2m、全長3.4m、全幅1.48m以下のものは、エンジンの総排気量が660cc以下の場合、軽自動車に分類されます。
全長・全幅・全高とは?
クルマのカタログや仕様書を見ると必ず記載されている「全長・全幅・全高」。これは、クルマの外寸を長さ(全長)、幅(全幅)、高さ(全高)で表したものです。これらの数値は、車庫に入るか、狭い道を通れるかなどを判断する上で重要な要素となります。続いて、それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。
保安基準で定められた車両寸法の制限
日本の道路は、世界的に見ると狭く、入り組んでいる場所も多いです。そのため、安全に走行するため、車両の大きさには制限が設けられています。道路運送車両法の保安基準では、車両の長さは12m、幅は2.5m、高さは3.8m以下と規定されています。この制限を超える車両は、特別な許可が必要となり、一般道路を走行することはできません。
普通自動車と小型自動車のサイズの違い
「普通車と小型車、どっちを買おうかな?」と迷う方もいるかもしれません。どちらも一般的な乗用車ですが、サイズ規定に違いがあります。
小型自動車は、全長4.7m、全幅1.7m、全高2.0m以内と定められています。一方、普通自動車は全長4.7m以上、または全幅1.7m以上、または全高2.0m以上のサイズとなります。
つまり、小型自動車は普通自動車よりもコンパクトなサイズと言えるでしょう。このサイズの違いは、取り回しのしやすさや駐車場事情など、日々の使い勝手に影響するため、車選びの際には重要な要素となります。
軽自動車のサイズ規定
軽自動車は、車両サイズやエンジン排気量などが法律で定められています。 具体的には、全長3,400mm、全幅1,480mm、全高2,000mm以下とされ、エンジンの排気量は660cc以下と定められています。 このサイズ規定は、日本の道路事情や駐車場事情を考慮して決められており、小回りが利き、狭い道でも運転しやすいというメリットがあります。軽自動車は、維持費が安く経済的であることも人気の理由です。
車種選びにおけるサイズの重要性
クルマの購入を検討する際、カタログやウェブサイトで必ず目にするのが「全長・全幅・全高」の数値です。これはクルマの外寸を表す重要な指標であり、運転のしやすさや駐車場の問題、そして居住空間の広さに直結します。
例えば、日本の道路は比較的狭く、曲がり角も多いという特徴があります。そのため、小回りの利くコンパクトなクルマは、日本の道路環境に適していると言えるでしょう。一方、広々とした室内空間を求めるなら、全長や全幅が大きい方が有利です。しかし、大きすぎるクルマは、狭い道での運転や駐車場での取り回しに苦労する可能性があります。
このように、クルマのサイズは、快適なカーライフを送る上で非常に重要な要素です。自身のライフスタイルや用途に合ったサイズを選ぶことが大切です。