クルマの燃費表示「10・15モード」って何?

クルマの燃費表示「10・15モード」って何?

車を知りたい

先生、「10・15モード」ってなんですか?自動車の用語らしいんですけど、よく分からなくて…

自動車研究家

なるほど。「10・15モード」は、昔、日本で使われていた自動車の排出ガス量を測る試験方法のことだよ。簡単に言うと、車を専用の機械に載せて、決まったパターンで走らせて、どれくらい排気ガスが出るのかを測っていたんだ。

車を知りたい

へえー、専用の機械に載せて走らせるんですね!でも、なんで「10・15」って名前なんですか?

自動車研究家

それはね、「10モード」と「15モード」という2つの走行パターンでテストをしていたからなんだ。「10モード」は街中走行、「15モード」は高速走行を模擬していて、それぞれのモードで排出ガス量を測っていたんだよ。今では、もっと実際の走行状態に近い「WLTCモード」という方法が使われているけどね。

10・15モードとは。

「10・15モード」とは、日本で採用されている自動車の排出ガス測定試験のことです。3.5t以下のガソリン車・LPG車と2.5t以下のディーゼル車が対象となります。1991年から導入され、市街地走行を想定した従来の「10モード」(最高速度40km/h) に、高速走行を想定した「15モード」(最高速度70km/h) を組み合わせた試験方法です。 車はシャシーダイナモメーターに設置され、エンジンが温まった状態から運転を開始します。そして、一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物などの排出量を測定し、g/kmの単位で算出します。

10・15モードとは?

10・15モードとは?

「10・15モード」とは、1991年から2011年まで、日本で使われていた燃費測定方法の名称です。
簡単に言うと、実験室の中でおこなうテスト走行で、ストップ&ゴーを繰り返しながら、どれだけの距離を走れたのかを計測し、燃費を算出するというものです。
「10」は時速10km、「15」は時速15kmを意味しており、テスト走行は、この二つの速度を基準とした緩やかな加速と減速を繰り返しながら行われました
しかし、この方法は実際の走行状況と比較して、停車や発進の回数が少なく、加速も緩やかであることから、実態よりも燃費が良く出てしまう傾向にありました
そのため、2011年以降は、より実際の走行状況に近づけた「JC08モード」という測定方法に移行し、2018年10月からは、国際基準に合わせた「WLTCモード」が採用されています

2つの走行モードと測定方法

2つの走行モードと測定方法

「10・15モード燃費」は、都市部と郊外での走行を模した2つの走行モードで測定されます。

まず、「10モード」は市街地走行を想定したモードです。停止や発進、加速を繰り返すストップ&ゴーの多い、平均速度18.7km/hという比較的低速な走行パターンで測定されます。

一方、「15モード」は郊外走行を想定したモードで、平均速度35.5km/hと「10モード」より高速な走行パターンで測定されます。

それぞれのモードで測定された燃費を、走行距離の比率に応じて重み付けして算出したものが「10・15モード燃費」となるのです。

10・15モードのメリット・デメリット

10・15モードのメリット・デメリット

– メリット

10・15モードは、試験場内の走行を想定した一定の条件下で測定されるため、車種やメーカーが異なっても、燃費性能を公平に比較できるというメリットがあります。 これにより、消費者はカタログ上の燃費表示を参考に、ある程度安心して車選びを行うことができます。また、自動車メーカーにとっては、燃費性能を向上させるための技術開発を促進する効果も期待できます。

– デメリット

一方で、10・15モードは、実際の道路状況を反映していないという指摘もあります。信号や渋滞など、現実の道路ではストップ&ゴーや加減速を繰り返すことが多く、カタログ燃費よりも実際の燃費が悪くなる傾向があります。そのため、10・15モードによる燃費表示は、あくまでも目安として捉え、実際の走行状況に合わせて燃費を考慮することが重要です。

WLTCモードへの移行と今後の動向

WLTCモードへの移行と今後の動向

従来の10・15モード燃費は、実走行との乖離が指摘されてきました。より実態に即した燃費表示を目指し、2018年10月以降、WLTCモード燃費が導入されました。WLTCモードは、世界的に統一された試験方法であり、市街地、郊外、高速道路といったより現実的な走行パターンを想定しています。

この移行により、カタログ燃費は従来よりも悪くなる傾向にありますが、実際の燃費との差は縮小するとされています。WLTCモード燃費表示は、消費者がより正確な燃費情報を基に車選びができるよう、今後も継続される見込みです。さらに、将来的には、走行中の勾配やエアコンの使用状況なども考慮した、より精密な燃費表示方法の開発も期待されています。

まとめ

まとめ

「10・15モード燃費」は、かつて日本で使われていた燃費測定方法で、10モードと15モードという2つの走行パターンで測定されていました。しかし、実際の走行状態と大きくかけ離れていたため、2011年以降は、より実走行に近い「JC08モード燃費」に移行しました。2018年10月以降は、国際基準に合わせた「WLTCモード燃費」が導入され、現在はこちらが燃費表示の基準となっています。古いカタログを見る際には、「10・15モード燃費」が記載されている場合があるので、注意が必要です。

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