試験法

環境に関する用語

懐かしの10モード:自動車排出ガス規制の歴史

自動車排出ガス規制とは、自動車から排出される有害物質の量を規制する制度です。自動車は、私たちの生活を便利にする一方で、窒素酸化物(NOx)、炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、粒子状物質(PM)など、環境や健康に悪影響を与える物質を排出します。これらの排出量を抑制するために、国は排出ガス規制を設け、自動車メーカーに厳しい排出ガス基準への適合を義務付けています。
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クルマの燃費表示「11モード」って何?

「11モード」とは、1991年から2011年まで日本で使われていた燃費測定方法のことです。正式名称は「10・15モード燃費」と言い、都市部を想定した走行パターン(10モード)と、郊外を想定した走行パターン(15モード)を組み合わせたものでした。 具体的には、試験車両をシャシーダイナモという装置に載せ、決められた速度パターンで走行させて燃費を計測します。この時、エアコンやライトの使用なども細かく定められていました。 しかし、11モードは実際の走行状態と比べて燃費が良く出やすいという指摘がありました。そこで、より実態に即した燃費表示を目指し、2011年からは「JC08モード」という新しい測定方法が導入されました。
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時代遅れの排出ガス試験「9モード」とは?

自動車の排出ガス規制は、1960年代後半、深刻化する大気汚染への対策として始まりました。日本では、1968年に制定された「大気汚染防止法」に基づき、1970年代から本格的な排出ガス規制が導入されました。当初は、一定速度で走行する「10モード」と呼ばれる試験方法で排出ガス量を測定し、規制値をクリアする必要がありました。その後、規制強化や技術革新に合わせて、より実際の走行状況に近い試験方法へと進化していきます。