クルマの燃費表示「11モード」って何?

車を知りたい
先生、「11モード」ってなんですか?自動車の用語らしいんですけど、よくわかりません。

自動車研究家
「11モード」は、簡単に言うと、日本で昔使われていた車の排ガス量を測る試験方法のことだよ。11種類の運転パターンで車を走らせて、排ガスに含まれる有害物質の量を測定していたんだ。

車を知りたい
11種類も運転パターンがあるんですか!具体的にはどんな運転をするんですか?

自動車研究家
例えば、街中を想定したストップ&ゴーや、郊外を走るイメージで一定速度で走ったりするパターンがあるよ。ただ、「11モード」は実際の走行状態と違うという指摘があって、今は使われていないんだ。
11モードとは。
「11モード」とは、日本で1975年から現在まで使用されている自動車の排出ガス測定試験方法の一つです。この試験方法は、11種類の運転パターンを想定して作られています。具体的には、車を常温の状態で発進させ、郊外を走行する状況を想定したパターン(最高速度60km/h)で走行します。11モードは、ガソリン車やLPG車を燃料とする車両重量3.5トン以下の車に対して適用され、排出ガス規制の基準となっています。試験を行う際は、室温25℃の部屋に6時間以上置いた車をシャシーダイナモメーターに設置し、エンジンが常温の状態で始動(コールドスタート)させて、一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物などの排出量を測定します。
11モードとは?

「11モード」とは、1991年から2011年まで日本で使われていた燃費測定方法のことです。正式名称は「10・15モード燃費」と言い、都市部を想定した走行パターン(10モード)と、郊外を想定した走行パターン(15モード)を組み合わせたものでした。
具体的には、試験車両をシャシーダイナモという装置に載せ、決められた速度パターンで走行させて燃費を計測します。この時、エアコンやライトの使用なども細かく定められていました。
しかし、11モードは実際の走行状態と比べて燃費が良く出やすいという指摘がありました。そこで、より実態に即した燃費表示を目指し、2011年からは「JC08モード」という新しい測定方法が導入されました。
11モードの試験内容

11モードとは、1991年から2011年まで日本で採用されていた燃費測定方法です。正式名称は「10・15モード燃費」といい、都市部走行を想定した「10モード」と、郊外走行を想定した「15モード」を組み合わせたものでした。
具体的な試験内容は、シャーシダイナモと呼ばれる装置の上で車両を走行させ、あらかじめ定められた速度パターンと停止時間に従ってアクセル、ブレーキ、ギア操作などを行います。この時の燃料消費量を計測し、走行距離で割ることで燃費を算出します。
ただし、11モードは実際の走行状態と比較して停止時間が長く、加速も緩やかであったため、カタログ燃費と実燃費に乖離が生じやすいという問題点がありました。
11モードのメリット・デメリット

11モードは、実際の走行状態をシミュレートした上で燃費を測定する方法として長年採用されてきました。ここでは、そのメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリットとしては、まず統一された基準で測定を行うため、車種間の燃費比較がしやすい点が挙げられます。消費者はカタログ燃費を見るだけで、どの車がより燃費が良いかを簡単に判断することができます。また、測定方法が比較的シンプルであるため、コストを抑えながら燃費測定を行うことが可能でした。
一方で、11モードにはデメリットも存在します。最大の欠点は、実際の走行状態と比較して燃費が良く出てしまう傾向があることです。これは、11モードでは加減速や停車などの影響が小さく抑えられているため、実走行時の燃費を正確に反映しているとは言えないためです。そのため、カタログ燃費と実燃費に乖離が生じ、消費者の誤解を招く可能性も孕んでいました。
11モードは廃止?JC08モードとの違いは?

かつて、カタログに記載されていた燃費表示「11モード」。現在では廃止されているため、現在販売されている新車のカタログには記載されていません。11モードとは、1991年から2011年まで使用されていた燃費測定方法のひとつです。市街地走行を想定した「10モード」に、郊外走行を想定したモードを加えたもので、より実走行に近い燃費を測定できる方式として導入されました。
しかし、11モードは実際の走行状態と比較して燃費が良く出すぎる傾向にあったため、2011年以降はより実態に即した「JC08モード」燃費が採用されることとなりました。JC08モードは、ストップ&ゴーや加速が多い実際の走行状態をより細かく反映しており、11モードと比べて燃費数値が低く表示される傾向にあります。
現在ではJC08モード燃費表示も廃止され、2018年10月以降は国際基準に合わせたWLTCモード燃費表示へと完全移行しています。ただし、中古車市場などでは、11モード燃費で表示されている車もまだまだ見られます。燃費表示の違いを理解した上で、車選びの参考にしましょう。
燃費表示と実燃費の差

カタログや広告で目にする燃費表示。実は、これはあくまでも目安であり、実際の走行状況によって大きく変わってくることをご存知ですか?
燃費表示は、国が定めた測定方法で計測された数値です。しかし、この測定方法は、実際の道路状況や運転方法とは異なるため、カタログ値通りの燃費を出すことは難しいのが現実です。
例えば、エアコンの使用や積載量、渋滞の有無など、日常的な運転で燃費は大きく変動します。そのため、燃費表示を参考にする際は、あくまでも目安として捉え、実燃費との差を理解しておくことが重要です。
