安定走行の秘密兵器!固定配分型4WDを解説

車を知りたい
先生、「固定配分型常時4輪駆動」ってよく聞くんですけど、どういう仕組みなんですか?

自動車研究家
いい質問だね!簡単に言うと、エンジンからのパワーを常に前後輪に決まった割合で配分して駆動する方式のことだよ。例えば、前30:後70とかね。

車を知りたい
常に決まった割合ですか?雪道とか滑りやすい時はどうなるんですか?

自動車研究家
その通り!固定配分型は、路面状況が変わっても配分は変わらない。だから、滑りやすい路面では少し不利な場合もあるんだ。その代わり、安定した走行が得意だよ。
固定配分型常時4輪駆動とは。
「固定配分型常時4輪駆動」とは、常に四輪に駆動力を伝えるフルタイム4WDシステムにおいて、前後輪への駆動力の配分比率を固定している方式です。エンジンやトランスミッションからの動力は、常に一定の割合で前後の車輪に伝えられます。一方、路面状況や走行状態に合わせて、前後輪への駆動力配分を変化させることができるのが「可変配分型常時4輪駆動」です。
固定配分型4WDとは?

四輪駆動車とひと口に言っても、その駆動方式は様々です。中でも、常に前後輪に一定の駆動力を配分し続けるのが「固定配分型4WD」です。この方式は、構造がシンプルであるがゆえに、低コストで高い耐久性を誇るというメリットがあります。悪路での走破性や安定性にも優れており、オフロード走行を楽しむユーザーからも根強い人気を誇っています。
メリット:安定性と走破性の両立

固定配分型4WDは、前後輪への駆動力の配分比が固定されているため、常に安定した駆動力を路面に伝えることが可能です。
乾燥した舗装路では安定した走行性能を発揮し、雪道や悪路では力強い走破性を発揮します。これは、前輪駆動と後輪駆動の両方のメリットを兼ね備えていると言えるでしょう。オンロードでの安定性とオフロードでの走破性、その両方を高いレベルで実現できることが、固定配分型4WDの大きな魅力です。
デメリット:燃費への影響

固定配分型4WDは、そのシンプルな構造ゆえに、燃費面で不利になることがあります。前輪と後輪に常に駆動力が伝わるため、2WD車と比較してエネルギー損失が大きくなってしまうのです。特に、舗装路を定速走行しているような状況では、4WDであるメリットが薄れる一方で、燃費の悪化だけが目立ってしまう可能性も。そのため、燃費を重視するドライバーにとっては、一考の余地があると言えるでしょう。
代表的な車種と採用例

固定配分型4WDは、その信頼性と走行性能から、多くの車種に採用されてきました。特に、悪路走破性や安定した走行性能が求められるSUVやスポーツカーで多く見られます。
代表的な車種としては、スバルのインプレッサやWRX STIが挙げられます。これらの車種は、水平対向エンジンとシンメトリカルAWDと呼ばれる固定配分型4WDシステムを組み合わせることで、高い走行性能を実現しています。
また、三菱自動車のランサーエボリューションも、固定配分型4WDを採用したことで知られています。AYCと呼ばれるアクティブヨーコントロールシステムと連携することで、優れた旋回性能を発揮します。
さらに、スズキのジムニーも、悪路走破性の高さで知られる軽自動車ですが、固定配分型4WDを採用している車種の代表例です。シンプルながらも堅牢な構造が、悪路での走破性を支えています。
このように、固定配分型4WDは、様々な車種に採用されており、それぞれの車種の個性に合わせたセッティングが施されています。
可変配分型4WDとの違い

悪路走破性や安定した走行性能で知られる4WDシステム。その中でも、固定配分型4WDはシンプルながらも奥深い魅力を持つシステムです。
可変配分型4WDは、その名の通り走行状況に応じて前後輪への駆動力を自動で変化させるのに対し、固定配分型4WDは、あらかじめ決められた比率で常に前後輪に駆動力を配分します。
このため、複雑な制御システムを必要としないシンプルな構造が最大のメリットと言えるでしょう。
この構造ゆえに、低コストで高い耐久性を誇り、オフロード走行など過酷な環境下でも安定した性能を発揮します。
