静摩擦係数

設計に関する用語

クルマの走りを支える「静摩擦係数」とは?

クルマが停止したり発進したり、カーブを曲がったりできるのは、タイヤと路面の間に「摩擦力」が発生しているからです。 摩擦力は、物体が動こうとする力に対抗して、その動きを妨げる力のことを指します。 摩擦力には、「静止摩擦力」と「動摩擦力」の二つがあります。 「静止摩擦力」とは、物体が止まっているときに働く摩擦力のことです。タイヤが回転していない時、例えば停車している状態から発進する際に、クルマが動き出そうとする力に対抗して、地面との間に静止摩擦力が働きます。 一方、「動摩擦力」は、物体が動いているときに働く摩擦力のことです。クルマが動き出してしまうと、静止摩擦力は動摩擦力へと変化します。 静摩擦係数は、この静止摩擦力の大きさを表す数値です。静摩擦係数が大きいほど、静止摩擦力は大きくなり、クルマを動かすためにより大きな力が必要になります。 静摩擦係数は、タイヤと路面の材質、路面の状況(乾燥しているか濡れているかなど)によって変化します。例えば、乾燥したアスファルト路面は静摩擦係数が大きく、濡れた路面や凍結した路面は静摩擦係数が小さくなります。