安全基準

設計に関する用語

クルマの安全設計を支える「アイリプス」とは?

「アイリプス」とは、自動車の衝突安全性能を評価するためのダミー人形の名称です。正式名称は「International Harmonized Technology for Dummies」といい、略して「iHARTS」と呼ばれています。 世界共通の基準で安全性能を評価するために、国連のWP29で定められた衝突安全評価基準に基づいて開発されました。アイリプスには、成人男性、成人女性、子どもなど、体格の異なる様々な種類が存在し、それぞれが年齢や性別、体格に合わせた人体構造を模倣して作られています。 衝突実験では、このアイリプスを自動車に乗せて衝突時の衝撃を計測することで、乗員が受ける傷害の程度を予測し、自動車の安全性能を評価します。
法律に関する用語

知られざる『5マイルバンパー』の歴史と影響

自動車の歴史を語る上で、その安全性は常に重要なテーマでした。特に1960年代から70年代にかけて、アメリカでは自動車の安全基準が見直され、様々な安全装置が開発・搭載されていきました。その中で、一時期注目を集めたものの、今ではほとんど忘れ去られてしまった安全装置があります。それが、通称『5マイルバンパー』と呼ばれる、巨大なバンパーです。 この奇妙な名前のバンパーは、一体なぜ生まれ、そしてなぜ姿を消してしまったのでしょうか?今回は、『5マイルバンパー』の歴史と影響について、詳しく見ていきましょう。
機能に関する用語

安全運転の要!デフロスター徹底解説

車のフロントガラスやリアガラスに付着した霜や水滴を取り除き、クリアな視界を確保するために欠かせない機能、それが「デフロスター」です。 デフロスターは、温風や熱線を活用してガラス表面の温度を上昇させることで、霜を溶かし、水滴を蒸発させます。 フロントガラスのデフロスターは、エアコンと連動している場合が多く、温風をフロントガラスに向けて吹き付けることで曇りを除去します。 一方、リアガラスのデフロスターは、熱線によってガラス自体を発熱させる方式が一般的です。 これらの機能により、ドライバーは悪天候下でも安全な運転を確保できるのです。
法律に関する用語

アメリカ車の安全を守るFMVSSとは?

アメリカの自動車産業は、20世紀初頭にフォード・モデルTの登場により大衆化しました。しかし、当時の自動車には十分な安全装置が備わっておらず、交通事故が多発するようになりました。そこで、1966年、アメリカ議会は「国家交通および自動車安全法」を制定し、自動車の安全基準を定めました。これが、現在のアメリカの自動車安全規制の基礎となっています。
機能に関する用語

子供の安全を守るジュニアシート:種類と選び方

チャイルドシート卒業後の車の移動時に、子供を安全に保護するための補助装置、それがジュニアシートです。 道路交通法では、6歳未満のお子さんにはチャイルドシートの使用が義務付けられていますが、6歳以上になっても、身長1メートル以下のお子さんにはジュニアシートの使用が推奨されています。これは、大人のシートベルトが正しく体にフィットせず、事故の際に重大な怪我に繋がる可能性があるためです。
法律に関する用語

自動車安全の要!欧州衝突安全基準とは?

自動車の安全性能に対する関心の高まりとともに、世界中で様々な安全基準が制定されてきました。その中でも、特に厳しい基準として知られるのが欧州衝突安全基準(Euro NCAP)です。1997年にヨーロッパで誕生したこの基準は、今では世界中の自動車メーカーにとって重要な指標となっています。では、なぜEuro NCAPは誕生したのでしょうか? その背景には、交通事故による死傷者数を減らしたいという強い願いがありました。当時のヨーロッパでは、交通事故が社会問題となっていました。そこで、自動車の安全性能を向上させることで、事故の被害を軽減しようと、Euro NCAPが設立されたのです。 Euro NCAPは、消費者に対して客観的な安全性能情報を提供することで、安全な車選びを促進することを目指しました。また、自動車メーカーに対しては、より安全な車を作るように促す効果も期待されていました。
法律に関する用語

自動車審査試験場: 車社会の安全を守る技術の聖地

自動車審査試験場は、日本で販売される自動車や二輪車の安全性を確認するための施設です。ここでは、国が定めた厳しい基準に基づいて、様々な試験が行われています。 新しい技術が搭載された車や、これから発売される新型車が、私達の生活道路を安全に走行できるかどうかを審査する、いわば車社会の安全を守る最後の砦と言えるでしょう。
機能に関する用語

命を守るブレーキ: 制動不能とその対策

「制動不能」とは、アクセルから足を離しても、ブレーキペダルを踏んでも、車両の速度が落ちず、意図したように停止できない危険な状態を指します。 車がコントロールを失い、重大な事故につながる可能性もあるため、決して軽視できません。 制動不能は、ブレーキシステムの故障や、路面の状況、運転操作のミスなど、様々な要因によって引き起こされます。