電機部品に関する用語 クルマを変える「シリコンプロセス」 revolution
近年、自動車業界では「100年に一度の大変革期」といわれています。その要因の一つとして、電気自動車(EV)や自動運転技術の急速な発展が挙げられますが、これらの進化を支えているのが、実は、一見すると自動車とは無関係に思える「シリコンウエハー」なのです。
シリコンウエハーとは、高純度のシリコンを円盤状に薄くスライスしたもので、集積回路(IC)や半導体デバイスを作るための基板材料です。つまり、私たちの身の回りにあるスマートフォンやパソコン、テレビなど、電子機器の心臓部には、このシリコンウエハーが使われているのです。
では、なぜ今、このシリコンウエハーが自動車業界で注目されているのでしょうか?それは、自動車の進化において、電子化・デジタル化が急速に進んでいるからです。
従来の自動車は、エンジンやトランスミッションなど、機械的な部品によって動力が制御されていましたが、EVや自動運転車では、モーター制御やセンサーによる情報処理など、高度な電子制御システムが不可欠となります。
これらのシステムを支えるのが、シリコンウエハー上に形成された高性能な半導体です。より高性能な半導体を使うことで、より精密なモーター制御や、より複雑な情報処理が可能となり、EVの航続距離向上や、自動運転の安全性・快適性向上に繋がっていきます。
このように、シリコンウエハーは、自動車の進化を陰ながら支える、まさに「縁の下の力持ち」といえるでしょう。
