潤滑

エンジンに関する用語

メタリングオイルポンプとは?仕組みとメリット

2ストロークエンジンやロータリーエンジンは、その構造上、クランクケース内にオイルを溜めておくことができません。4ストロークエンジンに見られるような、オイルパンやオイルレベルゲージといったものは存在せず、エンジンオイルは燃料と一緒に燃焼室に送り込まれます。 これは、ピストンバルブではなく、シリンダー壁に直接開けられた吸気・排気ポートによって混合気を吸入・排出するという、2ストローク/ロータリーエンジンの独特な構造に由来します。クランクケースが混合気の通過経路となるため、ここにオイルを溜めておくと、オイルが燃焼室に混入し、白煙やカーボンの発生、最悪の場合はエンジントラブルに繋がってしまうのです。 そこで、これらのエンジンには、燃料とは別にエンジンオイルを供給するシステムが必要となります。その役割を担うのが、メタリングオイルポンプなのです。
エンジンに関する用語

自動車の心臓部を守る!強制潤滑方式の仕組み

自動車を動かすエンジンは、多くの金属部品が複雑に組み合わさり、超高速で稼働しています。この時、部品同士が直接擦れ合うことで摩擦や摩耗が発生し、エンジンの性能低下や寿命の低下に繋がります。 そこで重要となるのが「潤滑」です。エンジンオイルを循環させることで金属部品間の摩擦を減らし、円滑な運動を維持します。同時に、発生した熱を冷却したり、摩耗によって生じた金属粉などを洗い流す役割も担っています。 まさにエンジンオイルは「エンジンの血液」と言えるでしょう。適切な潤滑を行うことで、エンジンの性能を最大限に引き出し、長寿命化を実現することができるのです。
エンジンに関する用語

縁の下の力持ち! エンジンの要「クランクピン」

自動車やバイクの心臓部であるエンジン。その中でも、ピストンの直線運動を回転運動に変換する重要な役割を担っているのが「クランクシャフト」です。そして、このクランクシャフトを構成する部品の一つに、今回ご紹介する「クランクピン」があります。
駆動系に関する用語

車の動きを支える「ベベルギヤ」:その役割と仕組み

ベベルギヤとは、2つの軸の間で回転を伝える歯車の一種です。特徴的なのは、その歯が円錐形にカットされている点にあります。この円錐形の歯のおかげで、ベベルギヤは交差する軸間でもスムーズに動力を伝達することができます。例えば、車のエンジンからタイヤに動力を伝える場合、その角度を変える必要があるため、ベベルギヤが活躍します。
エンジンに関する用語

クルマの縁の下の力持ち!オイルリングの重要性

自動車の心臓部であるエンジン。その滑らかで力強い動きを陰ながら支えているのがオイルリングです。あまり聞き馴染みのない部品かもしれませんが、エンジンの性能維持には欠かせない重要な役割を担っています。 オイルリングは、ピストンの周囲に装着されたリング状の部品です。エンジン内部では、ピストンが上下運動を繰り返すことで動力が生まれますが、オイルリングはこのピストンとシリンダーの間のわずかな隙間を密閉し、潤滑油であるオイルが燃焼室に侵入するのを防いでいます。もし、オイルリングが正常に機能しないと、オイルが燃焼室に流れ込み、排気ガスが白煙を上げたり、燃費が悪化したりするなど、様々な不具合が生じてしまいます。 目立たないながらも重要な役割を担うオイルリング。その機能を正しく理解することで、愛車のエンジンを長く、そして快適に保つことができるでしょう。
エンジンに関する用語

クルマの心臓を守る!圧送式潤滑装置とは?

自動車のエンジンには、常に適切な潤滑が欠かせません。摩擦による摩耗や発熱を抑え、スムーズな動作を支えているのがエンジンオイルであり、その重要な役割を担うのが潤滑装置です。 エンジンオイルの供給方式には、大きく分けて「圧送式」と「飛散式」の二種類があります。 「飛散式」は、クランクシャフトの回転によってオイルを跳ね上げ、エンジン内部に供給する方法です。構造がシンプルでコストを抑えられるというメリットがある一方、潤滑が均一に行き渡りにくいという側面も持ち合わせています。 一方、「圧送式」はオイルポンプを用いて、エンジン各部にオイルを強制的に送り出す方式です。これにより、高回転時や高負荷時でも安定して潤滑を行うことができ、エンジンの性能維持、寿命の延長に大きく貢献します。
エンジンに関する用語

自動車の心臓部を支える「ジェット潤滑」

「ジェット潤滑」とは、高速回転する機械部品において、潤滑油をジェット噴射のように吹き付けることで、軸受と軸の間の摩擦を減らし、摩耗を防ぐ技術です。 従来の潤滑方法に比べ、より高速回転に適しており、燃費向上や耐久性向上に貢献することから、自動車のエンジンやトランスミッションなど、 様々な部品で採用が進んでいます。
エンジンに関する用語

ロータリーの心臓!エキセントリックシャフトとは?

ロータリーエンジン特有の部品であるエキセントリックシャフト。その名の通り、中心からずれた形状をしているのが特徴です。 このエキセントリックシャフトの役割は、レシプロエンジンのクランクシャフトと同じく、回転運動を直線運動に変換することです。 ロータリーエンジンでは、おむすび型のローターがこのエキセントリックシャフトに取り付けられています。エキセントリックシャフトが回転すると、ローターはハウジング内壁に沿って偏心運動を行います。 この偏心運動によって燃焼室の容積が変化し、吸入、圧縮、爆発、排気のサイクルが生まれます。 つまり、エキセントリックシャフトはロータリーエンジンの動力を生み出すための、まさに心臓部と言えるでしょう。