クルマの温調方式「流調式」のメリット・デメリット

車を知りたい
先生、「流調式温度コントロール」って、どういう仕組みなんですか? エアミックス式とは何が違うんですか?

自動車研究家
良い質問だね! 流調式は、ヒーターコアに流れるお湯の量を調整して温度を変える方式だよ。 エアミックス式のように温風と冷風を混ぜるのではなく、お湯の量で温度を調節するんだ。

車を知りたい
なるほど。でも、お湯の量で温度を変えるのって難しそうですね。何か欠点とかあるんですか?

自動車研究家
その通り! 流調式は、温度調節に時間がかかったり、調整バルブから音が発生したりするデメリットがあるんだ。 特に、流量調整バルブを閉じ気味にすると音が発生しやすくなるので、バルブの構造を工夫したり、エンジンからの水の勢いを抑えたりして対策しているんだ。
流調式温度コントロールとは。
「流調式温度コントロール」とは、車内の温度を調整する仕組みの一つです。ヒーターコアに流れるお湯の量を調整することで温度を調節します。しかし、お湯の量を変えても、吹き出し口の温度が変わるまで時間がかかるため、エアミックス式と比べて温度調整が難しいという特徴があります。また、お湯の量を調整するバルブから音が発生することがあります。特に、お湯の量を減らすためにバルブを閉じ気味にすると音が発生しやすいため、バルブの形状や構造を工夫したり、エンジンからの水の勢いを弱めることで音を抑えています。
流調式温度コントロールの仕組み

流調式は、暖房で温められた空気と、外気などの冷たい空気を混ぜ合わせて、車内の温度を調整する方式です。エアコンの仕組みと似ており、温度設定をすると、その温度になるように温風と冷風の割合を自動で調整します。この方式は、シンプルな構造でコストを抑えられるというメリットがあります。
メリット:シンプルな構造と低コスト

流調式は、その名の通り、冷却水の流れを調整することで車内温度をコントロールする方式です。このシンプルな構造ゆえに、他の方式と比べて部品点数が少なく、製造コストを抑えられるというメリットがあります。特に、軽自動車やコンパクトカーなど、価格競争の激しい車種においては、このメリットは大きな魅力となります。
デメリット:温度調整の難しさ

流調式のデメリットとして挙げられるのが、温度調整の難しさです。風量調整によって温度を調整するため、細かく温度を設定したい場合や、外気温の変化に素早く対応したい場合には、こまめな操作が必要になります。特に、季節の変わり目など、気温が安定しない時期には、温度調整に苦労することがあるかもしれません。
デメリット:流水音の問題

流調式は、ヒーターコアで温められた温水を循環させて車内を暖めるというシンプルな構造から、比較的静粛性が高いとされています。しかし、構造上、 coolant の流れる音が全くしないわけではありません。特に、エンジン回転数が低い時や、温水を循環させるポンプの出力が高い場合は、流水音が気になることがあります。静かな車内空間を求めるユーザーにとっては、気になる点となる可能性があります。
流調式温度コントロールの今後

従来のヒーターコアによる暖房に加え、バッテリーやモーターの熱を暖房に活用する流調式温度コントロールは、電気自動車の航続距離延長に大きく貢献する技術として期待されています。
しかし、現状では外気温が低い場合は暖房効率が低下したり、車内温度のムラが生じやすくなるなどの課題も残されています。
これらの課題を克服するために、熱マネジメントシステム全体の効率化や、より高度な温度制御技術の開発が進められています。
例えば、断熱材の改良や、ヒートポンプシステムとの組み合わせ、AIによる車内環境の予測制御などが研究されています。
これらの技術革新により、快適性と省エネルギー性を両立させた、より高性能な流調式温度コントロールシステムが実現すると期待されます。
