クルマの滑らかさの秘密!トルク制御を解説

車を知りたい
先生、「トルク制御」って、点火時期を遅くしたり燃料カットしたりする方法があるって習ったんですけど、違いがよく分からなくて…。簡単に説明してもらえますか?

自動車研究家
なるほどね。分かりやすく言うと、点火時期を遅らせるのは、火をつけるタイミングを遅くして力を弱めるイメージかな。燃料カットは、燃料の量を減らして力を弱めるイメージだよ。

車を知りたい
あ!なんとなくイメージ掴めました!どっちの方法もトルクを弱めるっていう目的は同じなんですね!

自動車研究家
その通り!ただ、点火時期は調整幅に限界があるから、大きくトルクを落としたい時は燃料カットを使うんだ。それぞれメリット・デメリットがあるんだよ。
トルク制御とは。
自動車用語の「トルク制御」とは、エンジンのトルクを調整する技術のことです。トルク制御には、主に点火時期を遅らせる方法と燃料噴射をカットする方法の二つがあります。
点火時期を遅らせる方法は、タイミングを大きく遅らせすぎるとエンジンが失火してしまうため、トルクの低減量に限界があります。しかし、点火タイミングを変えるだけでトルクを調整できるため、応答性に優れているというメリットがあります。
一方、燃料カットは、燃料を止める気筒の数でトルクの低減量を調整できるため、大きくトルクを落とすことができます。ただし、燃料を噴射してから実際に燃焼するまでに時間差があるため、応答性は点火時期を遅らせる方法に比べて劣ります。
トルク制御とは?

「トルク」って、クルマ好きの間ではよく聞く言葉だけど、一体どんなものか、ちゃんと説明できる?
実は、エンジンのパワーをタイヤに伝えるための重要な役割を担っているんだ。
トルク制御とは、その名の通りトルクを電子的にコントロールする技術のこと。
これによって、スムーズな加速や燃費向上、安定した走行など、快適なドライブを実現しているんだ!
点火時期遅角によるトルク制御

エンジンの回転力を滑らかにタイヤに伝えるために、様々なトルク制御技術が使われています。その中でも、点火時期遅角制御は古くから用いられてきた技術の一つです。
通常、スパークプラグによる点火は、ピストンが圧縮行程の上死点に達する少し前に行われます。しかし、点火時期を意図的に遅らせることで、燃焼のタイミングをずらし、結果的にエンジンの発生するトルクを小さくすることができます。
点火時期遅角制御は、主に燃費向上と排ガス浄化のために用いられます。点火時期を遅らせると燃焼期間が短くなるため、熱効率が低下し、燃費が悪化すると感じるかもしれません。しかし、ポンピングロスと呼ばれるエネルギー損失が低減されるため、結果的に燃費が向上するのです。また、燃焼温度が低下することで、窒素酸化物(NOx)の排出量を抑制することができます。
点火時期遅角制御は、シンプルな制御技術でありながら、燃費向上と排ガス浄化に大きく貢献しています。
燃料カットによるトルク制御

エンジンブレーキなどで使われる燃料カット。実は、滑らかな加速にも一役買っているのをご存知ですか?
燃料カットによるトルク制御は、エンジンの回転数を緻密にコントロールすることで、変速ショックの低減や燃費向上に貢献しています。
次の章では、燃料カットによるトルク制御の仕組みについて、さらに詳しく解説して行きます。
それぞれのメリット・デメリット

トルク制御には、大きく分けてエンジン側で行う方法と、ブレーキや駆動力配分を調整する方法の二つがあります。それぞれにメリット・デメリットが存在しますので、詳しく見ていきましょう。
まず、エンジン側でのトルク制御は、吸気量や燃料噴射量を調整することでエンジンの出力を直接コントロールするため、レスポンスに優れている点がメリットとして挙げられます。しかし、その反面、制御が複雑になりやすく、コスト高になりやすいというデメリットも抱えています。
一方、ブレーキや駆動力配分を調整する方法では、既存のシステムを比較的簡単に活用できるため、低コストで実現しやすい点が魅力です。しかし、エンジン出力そのものを制御するわけではないため、反応速度や制御の細やかさという点では、エンジン側での制御に劣る部分があります。
このように、トルク制御にはそれぞれにメリット・デメリットが存在します。重要なのは、それぞれの特性を理解した上で、車両の特性や目指す性能に合わせて最適な方法を選択することと言えるでしょう。
状況に応じた使い分け

トルク制御は、様々な状況に応じて使い分けられています。例えば、発進時は、滑らかに発進できるように、エンジンのトルクを細かく制御します。また、加速時には、力強い加速を実現するために、トルクを大きくします。一方、減速時には、エンジンブレーキを制御することで、滑らかな減速を実現します。このように、トルク制御は、様々な状況に応じて、ドライバーが快適に運転できるように、きめ細かく制御されています。
