エンジンの個性を図解!性能曲線を読み解こう

車を知りたい
先生、「エンジン性能曲線」って、エンジンの回転数とトルクの関係を表したものですよね?

自動車研究家
そうだね!よくわかっているね。 エンジン性能曲線は、回転数とトルクの関係だけでなく、出力や燃費なども合わせて表すことで、エンジンの性能をひと目で理解できるようにしたものなんだ。

車を知りたい
そうなんですね!ということは、グラフを見れば、どの回転数でどれくらいのパワーが出るのか、燃費が良いのかがわかるんですね!

自動車研究家
その通り! エンジン性能曲線は、エンジンの設計や性能評価に欠かせない重要なグラフなんだよ。
エンジン性能曲線とは。
「エンジン性能曲線」とは、エンジンの性能を視覚的に把握するためによく使われるグラフです。横軸にエンジン回転数(rpm)、縦軸にトルク(Nm)、出力(kW)、燃費率(g/kW・h)などを表示し、エンジンの特性を分かりやすく示しています。多くの場合、アクセル全開時の性能がグラフ化されますが、アクセル開度を一定に保った状態や、吸入負圧を一定にした状態でのグラフも存在します。専門家向けには、空燃比、点火時期、吸気マニホールド内圧力、排気圧力、排気温度なども追加されることがあります。さらに、これらの要素を全て盛り込んだグラフは「全性能曲線」と呼ばれます。一方、横軸に回転数、縦軸にトルクのみを表示し、燃費率を等高線で表した「エンジン性能マップ」も利用されています。
エンジン性能曲線とは?

クルマのカタログや雑誌などで、複雑なグラフを目にしたことはありませんか?それは、エンジンの性能を表す重要な指標となる「エンジン性能曲線」かもしれません。一見すると難解に見えるこのグラフですが、読み解くことで、そのエンジンの個性やポテンシャルを深く理解することができます。この章では、エンジン性能曲線の基礎知識から、具体的な見方までを分かりやすく解説していきます。
トルクと出力の関係を読み解く

車のカタログや雑誌などで見かける「性能曲線」。そこには、エンジンの個性を表す重要な情報が詰まっています。中でも、「トルク」と「出力」の関係を理解することは、車の走りをイメージする上でとても大切です。
まず「トルク」とは、エンジンが回転する力を表す数値です。トルクが大きいほど、力強い加速や坂道での余裕を生み出します。一方、「出力」は、エンジンが単位時間あたりにどれだけの仕事ができるかを表します。出力が大きいほど、高い速度を維持したり、加速を続けることができます。
性能曲線を見ると、トルクと出力はエンジン回転数によって変化することがわかります。一般的に、低回転域ではトルクが重視され、高回転域になるにつれて出力が高くなります。この特性が、車の性格を決定づける要素の一つとなるのです。例えば、低回転から大きなトルクを発生するエンジンは、街乗りでの扱いやすさや力強い加速感を味わえます。一方、高回転域で出力を重視したエンジンは、スポーティーな走りを得意とします。
このように、トルクと出力の関係を読み解くことで、車の性能をより深く理解することができます。性能曲線は一見難しそうに見えますが、それぞれの数値が持つ意味を知ることで、車の個性が見えてくるはずです。
燃費率から見るエンジンの効率

燃費の良さは、エンジンの効率の良さを示す重要な指標です。性能曲線において、燃費率は一般的にBSFC(正味正味燃料消費率)という指標で表されます。BSFCは、エンジンが1馬力を発生させるために必要な燃料消費量を示しており、数値が低いほど燃費が良いことを意味します。
性能曲線を見ると、エンジンの回転数や出力によって燃費率が変化することが分かります。一般的に、エンジンは低回転域や高回転域では燃費が悪く、中回転域で最も燃費が良くなる傾向があります。これは、低回転域では燃焼が不安定になりやすく、高回転域では摩擦損失が大きくなるためです。
燃費の良い運転をするためには、性能曲線を見ながら、最も燃費の良い回転域を維持するように意識することが重要です。最近の車は、燃費計やシフトアップインジケーターなどの機能によって、燃費の良い運転をサポートしてくれるようになっています。
スロットル開度と性能変化

– スロットル開度と性能変化
エンジンの性能は、アクセルペダルの踏み込み量、つまりスロットルバルブの開度によって大きく変化します。
この章では、スロットル開度とエンジン性能の関係について解説して行きます。
まず、スロットルバルブは、エンジンに吸い込む空気の量を調整する役割を担っています。
アクセルペダルを踏み込むとスロットルバルブが開き、より多くの空気がエンジンに流れ込みます。
空気の量が増えると、それに合わせて燃料噴射量も増えるため、エンジンの出力は向上します。
しかし、スロットル開度とエンジン出力の関係は単純な比例関係ではありません。
エンジンの回転数や設計、制御など様々な要素が影響し合い、複雑な変化を見せるのです。
専門家向け!全性能曲線とは?

エンジン性能をより深く理解したいあなたへ。ここでは、全性能曲線と呼ばれるグラフについて解説します。全性能曲線は、エンジン回転数ごとの出力、トルク、燃費などを包括的に示したグラフで、エンジンの設計思想や特性を把握する上で非常に重要な情報源となります。
縦軸には出力(kWやPS)、トルク(N・m)、燃費率(km/L)などが、横軸にはエンジン回転数(rpm)が一般的に用いられます。グラフを読み解くことで、例えば、どの回転域で最大出力を発揮するのか、低回転から力強いトルクを発生するのか、高回転までスムーズに吹け上がるのかといった、エンジンの個性を詳細に分析することができます。
