パワートランジスター

電機部品に関する用語

電子制御で進化する!自動車の電子配電を解説

従来の自動車では、エンジンの回転力を用いて発電機を回し、バッテリーに充電していました。そして、この電力はライトやエアコンなど様々な電装品に分配されていました。しかし、近年の自動車は燃費向上や排出ガス削減のため、より高度な電力制御が求められています。そこで登場したのが電子配電システムです。これは、従来の機械的な制御に代わり、コンピューター制御によって発電・蓄電・配電を最適化するものです。これにより、必要な時に必要な分だけ電力を供給することが可能となり、省燃費化や排出ガス削減に大きく貢献しています。
電機部品に関する用語

車の心臓部!パワートランジスタの役割とは?

パワートランジスタは、電気の流れを制御するという、いわば「スイッチ」のような役割を担っています。電気を流したり止めたりすることで、モーターの回転速度を調整したり、ライトの明るさを変えたりすることが可能になります。 トランジスタは、3つの端子を持つ半導体素子でできています。パワートランジスタも、この基本的な構造は同じです。3つの端子のうち、一つは「ベース」と呼ばれ、ここに微弱な電流を流すと、別の二つの端子、「コレクタ」と「エミッタ」間を流れる大電流を制御することができます。 小さな力で大きな力を制御できることが、パワートランジスタの大きな特徴です。この特性を活かして、自動車の様々な部分で電力制御の役割を担っています。