バルブ機構

エンジンに関する用語

縁の下の力持ち!バルブコッターの役割とは?

自動車のエンジンは、ガソリンと空気の爆発力でピストンを動かし、その力をタイヤに伝えて走っています。この爆発力を効率よく発生させるために、バルブという部品が重要な役割を担っています。バルブは、空気とガソリンの混合気を燃焼室に送り込み、燃焼後の排気ガスを排出する、いわばエンジンの“呼吸”を司る部品です。 このバルブを支え、正確な動きを保つために欠かせないのが、「バルブコッター」と呼ばれる小さな部品です。今回は、縁の下の力持ちとして活躍するバルブコッターについて、その役割や重要性、そして構造について詳しく解説していきます。
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静粛性UP!直動式ハイドロバルブリフターとは?

車を走らせる心臓部、エンジン。その中には、吸排気バルブと呼ばれる、まるで肺のように空気の出し入れを行う重要な部品が存在します。このバルブを動かすカムシャフトとの間に適切な隙間(バルブクリアランス)を設けることが、エンジンのパフォーマンスと静粛性を保つ上で非常に重要になります。
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自動車の歴史を変えた?オーバーヘッドバルブエンジンとは

オーバーヘッドバルブ(OHV)エンジンは、その名の通りシリンダーヘッドの上部にバルブを配置したエンジン構造です。 エンジンの動作原理である「吸入-圧縮-爆発-排気」のサイクルを円滑に行うために、ガソリンと空気の混合気を燃焼室に送り込み、燃焼後の排気ガスを排出する必要があります。その役割を担うのが吸気バルブと排気バルブです。 OHVエンジンでは、これらのバルブをカムシャフトで駆動します。カムシャフトはクランクシャフトと連動して回転し、バルブを押し下げて開閉動作を行います。カムシャフトからバルブまではプッシュロッドやロッカーアームといった部品が介在し、バルブの動きを制御しています。 OHVエンジンは、サイドバルブエンジンと比べてバルブをシリンダーヘッドに配置することで、燃焼室の形状をコンパクトに設計できます。その結果、高い圧縮比を実現でき、燃焼効率の向上、出力向上に貢献しています。