バッテリー

電機部品に関する用語

電気自動車の心臓部!『電池』の基礎知識

私たちの身の回りにあるスマートフォンやパソコン、そして電気自動車にも欠かせない「電池」。普段何気なく使っている電池ですが、そもそもどのような仕組みで電気を蓄えたり、放出したりしているのでしょうか? この章では、電池の基本的な仕組みについて解説していきます。
電機部品に関する用語

車の寿命を左右する「放電終止電圧」とは?

車の心臓部ともいえるバッテリー。その寿命を大きく左右するのが「放電終止電圧」です。 放電終止電圧とは、バッテリーから電気を使い、これ以上電圧が下がるとバッテリーに悪影響が出るという限界の電圧のことを指します。 バッテリーは、充電と放電を繰り返して使用しますが、放電しすぎるとバッテリー内部の物質が変化し、充電しても容量が回復しにくくなってしまうのです。この限界値である放電終止電圧を守ることで、バッテリーの寿命を延ばし、車を長く快適に使い続けることができるようになります。
機能に関する用語

快適車内空間の秘密兵器!ラゲージファンとは?

ドライブ中の快適性を大きく左右する車内環境。エアコンをフル稼働しても、なかなか車内全体に風が届かない、なんて経験はありませんか?そんな悩みを解決してくれるのが、近年注目を集めている「ラゲージファン」です。 ラゲージファンとは、その名の通り車の荷室(ラゲージスペース)に設置して使用する扇風機のこと。後部座席や荷室など、エアコンの風が届きにくい場所へ効率的に風を送ることで、車内の温度ムラを解消し、快適な空間を作り出す効果があります。 ラゲージファンには、クリップ式やマグネット式など、様々な種類があります。車種や使用シーンに合わせて、最適なものを選ぶことが重要です。
エンジンに関する用語

クルマの冬支度 – 始動保証温度って何?

「始動保証温度」とは、エンジンオイルが十分に温まっていない状態でも、クルマが問題なく始動できる最低気温のことを指します。 エンジンオイルは、気温が低いと粘度が増し、エンジン内部に行き渡りにくくなります。 始動保証温度は、そのクルマに使用されているエンジンオイルの粘度や、バッテリーの性能などを考慮して設定されています。
機能に関する用語

クルマ選びの常識!知っておきたい寒冷地仕様

冬は路面凍結や積雪に見舞われることもある寒冷地。安全かつ快適にクルマを走らせるためには、特別な装備が必要です。 「寒冷地仕様」とは、凍結や積雪など、寒冷地の厳しい環境にも対応できるように、クルマに様々な工夫が凝らされた仕様のことを指します。 一般仕様の車に比べて、暖房機能の強化や凍結対策などが施されており、寒冷地でのドライブを安全・快適にサポートしてくれます。
電機部品に関する用語

クルマのメインスイッチ:役割と重要性

クルマのメインスイッチとは、車の電気系統全体のオン/オフを切り替えるスイッチのことを指します。一般的には、ステアリングホイールの近くに設置されており、キーを差し込んで回すことで操作します。 エンジンをかける際に使用するイグニッションスイッチと同一の場合もあれば、別々に設置されている場合もあります。
エンジンに関する用語

車の心臓部を動かす「始動トルク」とは?

車を走らせるためには、まずエンジンをかけなければなりません。エンジンをかける際に重要な役割を果たすのが「始動トルク」です。始動トルクとは、停止しているエンジンを回転させて始動させるために必要な力の大きさを指します。 例えるなら、重い物を動かす際に最初にグッと力を込める必要があるのと同じように、静止状態のエンジンを動かすためにも大きな力が必要です。この時、始動トルクが大きければスムーズにエンジンが始動し、逆に小さすぎるとエンジンがかかりにくくなってしまいます。
電機部品に関する用語

もう液補充は不要?メンテナンスフリーバッテリーとは

車のバッテリーは、エンジンの始動や電器機器の使用に欠かせない重要な部品です。バッテリーは、電気を貯めておく装置で、充電と放電を繰り返すことで車の動作をサポートしています。 バッテリーの内部には、電解液と呼ばれる希硫酸と、電極となる鉛板が入っています。この電解液と鉛板が化学反応を起こすことで、電気を蓄えたり放出したりします。 従来のバッテリーは、使用とともに電解液が減少してしまうため、定期的な液補充が必要でした。しかし、最近のメンテナンスフリーバッテリーでは、電解液の減少を抑える構造が採用されており、液補充の手間を省くことが可能となっています。
メンテナンスに関する用語

車の寿命を縮める「過充電」とは?

車を走らせるために必要不可欠なバッテリー。しかし、このバッテリーは適切に扱わなければ、本来の寿命よりも早く劣化してしまうことがあります。その原因の一つが「過充電」です。 過充電とは、バッテリー容量を超えて充電し続ける状態のことを指します。最近の車は過充電防止装置が搭載されているため、過充電になることは稀です。しかし、古い車種や、バッテリーチェッカーなどを使用して充電する場合には、過充電のリスクが高まります。 過充電によってバッテリー内部では、電圧が異常に上昇し、電解液の分解や電極の劣化が促進されます。その結果、バッテリーの寿命が縮み、最悪の場合、バッテリーの破裂や発火に繋がる可能性もあります。過充電はバッテリーにとって深刻なダメージを与える可能性があることを理解しておきましょう。
電機部品に関する用語

EVの縁の下の力持ち!補助電池ってなに?

電気自動車、通称EVは、ガソリン車に代わる次世代の乗り物として世界中で注目されています。EVの心臓部といえば高電圧のリチウムイオンバッテリーですが、実はその隣には「補助電池」と呼ばれる、もう一つのバッテリーが搭載されていることをご存知でしょうか? 補助電池は、EVの様々な電装品に安定した電力を供給するという重要な役割を担っています。例えば、ヘッドライトやカーナビ、パワーウィンドウなどの電装品は、私たちが普段運転する上で欠かせないものです。補助電池はこれらの電装品に電力を送り届けることで、EVの快適な運転体験を支えているのです。 さらに、補助電池は万が一のバッテリー上がり対策としても活躍します。もしもの時に備え、エンジンをかけるための電力を供給することで、ドライバーをトラブルから守ってくれる心強い存在と言えるでしょう。
エンジンに関する用語

エンジンの心臓部!始動回転数の秘密

エンジンが始動するとき、誰でも「キュルルン!」という音や振動を感じたことがあるでしょう。このとき、エンジン内部ではピストンが激しく上下運動を始め、スムーズに回転運動へと移行していきます。そして、この回転運動が始まる瞬間のエンジンの回転数を「始動回転数」と呼びます。いわば、エンジンが目覚める瞬間の脈拍のようなものです。
電機部品に関する用語

車の必需品!ブースターケーブルの使い方

車のバッテリー上がりに見舞われた時、あなたを救ってくれるのがブースターケーブルです。これは、バッテリーが上がった車のバッテリーに、別の車のバッテリーを繋いで電気を送り込み、エンジンを始動させるためのケーブルです。いざという時のために、車に常備しておくことをおすすめします。
電機部品に関する用語

EVの心臓部!『主電池』って何者?

電気自動車(EV)の心臓部といえば、ガソリン車のエンジンに相当する『モーター』を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、モーターを動かすために欠かせないのが『主電池』です。 主電池は、EVの動力源となる電気エネルギーを蓄える、大容量バッテリーのこと。スマートフォンやノートパソコンに使われているバッテリーと同じように、リチウムイオン電池が主流です。しかし、EVの主電池は、より高電圧・大容量で、小型化・軽量化も進んでいます。まさに、EVの航続距離や価格を左右する重要な部品と言えるでしょう。
電機部品に関する用語

EV電池の寿命を左右する「放電深度」とは?

電気自動車(EV)の心臓部ともいえる駆動用バッテリー。その性能を維持し、長く使い続けるためには、「放電深度(DOD)」という言葉を理解しておくことが重要です。 放電深度(Depth of Discharge DOD)とは、バッテリー容量に対して、実際に放電した電力の割合のことです。 例えば、100kWhのバッテリーを搭載したEVで、20kWh分の電力を使用したとします。この場合、バッテリー残量は80kWhとなり、放電深度(DOD)は20%となります。
電機部品に関する用語

自動車を支える縁の下の力持ち「電解質」

電解質とは、水に溶けると電気を通すようになる物質のことです。私たちの身近な例では、スポーツドリンクや経口補水液などに含まれており、体内の水分バランスを調整する役割を担っています。 この電解質、実は自動車にとっても非常に重要な役割を担っていることをご存知でしょうか?
電機部品に関する用語

クルマの充電性能を徹底解説!

電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)を選ぶ上で、「充電性能」は重要な要素の一つです。では、充電性能とは一体何でしょうか? 簡単に言えば、充電性能とは、バッテリーをどれだけ短時間で充電できるかを表す指標です。これは、主にバッテリーの容量と充電システムによって決まります。 例えば、バッテリー容量が大きく、急速充電に対応している車種ほど、短時間で多くの電力を充電できます。つまり、充電性能が高いほど、充電時間の短縮に繋がり、外出先での充電待ち時間の短縮や、より長い距離を走行できるというメリットがあります。
電機部品に関する用語

車を変える、リチウムイオン電池のすべて

リチウムイオン電池とは、充電可能な電池の一種です。従来の電池と比べてエネルギー密度が高く、小型軽量化が可能であることから、スマートフォンやパソコンなど、私たちの身の回りの様々な電子機器に搭載されています。最近では、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)などの動力源としても注目を集めています。
電機部品に関する用語

バッテリー液の比重計 : その役割と使い方

比重計とは、液体の比重を測定するためのシンプルな計測器です。バッテリー液の場合、その比重はバッテリーの充電状態を知る上で重要な指標となります。比重計を使うことで、バッテリーの状態を簡単に把握することができます。
電機部品に関する用語

EVの心臓部!シール型電池を解説

シール型電池とは、その名の通り、外部と隔離された状態で密閉されている電池のことです。従来の電池のように、電解液の補充やガス抜きといったメンテナンスが不要なため、メンテナンスフリーで長寿命という特徴があります。 スマートフォンやノートパソコンなど、私たちの身の回りにある電子機器に広く使われているほか、近年では、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)などの車載用バッテリーとしても注目されています。
電機部品に関する用語

車の心臓!ACジェネレーターの役割とは?

ACジェネレーターは、車のエンジンによって回転する力を利用して、電気を発生させる装置です。 発電機、オルタネーターとも呼ばれます。 エンジンがかかっている間、常に回転し続けて電気を作り出し、バッテリーに充電したり、ライトやエアコンなど、様々な電装品に電力を供給しています。 いわば、車が走るために必要な電気を供給する、発電所のような役割を担っています。
電機部品に関する用語

車の充電: 知っておきたい基礎知識

車を走らせるために欠かせないバッテリー。しかし、エンジン車とEVでは、その役割や仕組みが大きく異なります。 エンジン車の場合、バッテリーは主にエンジンを始動させるための電気を供給する役割を担います。その他、ライトやカーナビ、エアコンなど、様々な電装品にも電気を供給しますが、エンジンの駆動自体はガソリンによって行われます。そのため、エンジン車のバッテリーは比較的コンパクトで、容量もそれほど大きくありません。 一方、EVはバッテリーに蓄えられた電気エネルギーのみでモーターを回転させ、車を走らせます。言わば、EVにとってバッテリーはエンジンのような心臓部と言えるでしょう。そのため、EVのバッテリーはエンジン車と比較してはるかに大きく、高電圧で、大容量です。このバッテリーの違いが、エンジン車とEVの走行性能や充電時間、航続距離などの違いを生み出しているのです。
電機部品に関する用語

懐かしの車用語?アンメーターの役割と今

アンメーターは、車の電流計のことです。文字盤と針で構成され、バッテリーにどれだけの電流が流れているかを教えてくれます。プラス方向に針が振れる場合はバッテリーに充電されている状態、マイナス方向に振れる場合は電装品が使っている状態を示しています。
電機部品に関する用語

車の心臓!オルタネーターの役割とは?

車は、エンジンをかけて初めて走り出すことができますが、エンジンを動かすためには、様々な電装品が必要です。ヘッドライト、エアコン、カーナビ、パワーウィンドウなど、快適なドライブを支えるこれらの電装品は、電気がなければ動作しません。では、その電力はどこから供給されているのでしょうか?実は、車を走らせるために必要な電力を供給しているのが、オルタネーターと呼ばれる部品です。オルタネーターは、エンジンが稼働している間、回転エネルギーを利用して発電を行い、バッテリーに充電すると同時に、これらの電装品に電力を供給するという重要な役割を担っています。 もし、オルタネーターが正常に動作しなくなると、バッテリーに蓄えられた電力だけで車を走らせることになり、やがてバッテリーは上がってしまいます。バッテリーが上がるとエンジンはかからなくなり、走行不能に陥ってしまうため、オルタネーターは、車が安全に走り続けるために必要不可欠な部品と言えるでしょう。
電機部品に関する用語

EV生活の強い味方!急速充電器を徹底解説

電気自動車(EV)の普及が進むにつれて、充電インフラの整備も進んでいます。中でも、短時間で効率的に充電できる急速充電器は、EVユーザーにとって欠かせない存在になりつつあります。 この章では、EV生活を支える重要なインフラである急速充電器について、その仕組みや種類、利用方法などを詳しく解説していきます。