ボディーに関する用語 自動車塗装の進化:ハイソリッドラッカーとは?
従来のラッカー塗料は、塗装時に有機溶剤が大量に蒸発してしまうため、大気汚染の原因の一つとされていました。また、塗膜が薄くなる傾向があり、十分な光沢や耐久性を得るためには何度も重ね塗りが必要でした。 一方、ハイソリッドラッカーは、塗料に含まれる固形分の割合を高めることで、有機溶剤の蒸発量を大幅に削減しています。そのため、環境負荷が低く、塗装作業者の健康にも配慮した塗料と言えるでしょう。また、一度の塗装で厚い塗膜を形成できるため、作業効率が向上し、塗膜の耐久性や光沢も向上しています。
