EV充電器の種類と特徴を徹底解説
車を知りたい
先生、電気自動車の充電って、何時間くらいかかるんですか？
自動車研究家
そうですね、充電時間の長さは充電器の種類によって大きく変わるんです。8時間ほどで充電できるものもあれば、30分くらいで充電できるものもあるんですよ。
車を知りたい
へえー、そんなに違うんですね！充電器の種類にはどんなものがあるんですか？
自動車研究家
主な種類としては、家庭用のコンセントから充電するのに適した『普通充電器』と、短時間で充電が完了する『急速充電器』があります。用途や充電時間に合わせて使い分けるんです。
充電装置とは。
電気自動車のバッテリーに電気を供給する装置を「充電装置」と言い、大きく分けて二つの種類があります。一つは、一般的な家庭用電源を使用し、約8時間程度で充電が完了する「普通充電器」です。もう一つは、より高出力な電力を供給することで、約30分以内の短時間で充電を完了できる「急速充電器」です。充電装置は、車に搭載する「車載型」と、設置して使用する「非車載型」（または「据置き型」）に分けられます。さらに、バッテリーの特性や充電方式によって、いくつかの種類があります。
電気自動車の充電器とは
電気自動車の充電器とは、電気自動車（EV）のバッテリーに電力を供給するための装置です。家庭用コンセントから充電できるものもありますが、基本的には充電専用の設備が必要となります。
充電器には、供給する電力量によって種類が分けられており、充電時間や設置費用も大きく異なります。ご自身の利用状況や設置環境に合わせて、最適な充電器を選ぶことが大切です。
充電時間による分類：普通充電と急速充電
電気自動車（EV）の充電には、大きく分けて普通充電と急速充電の二つの方法があります。それぞれ充電時間や設置場所、利用シーンが異なるため、自身のEVライフスタイルに合った充電方法を選ぶことが大切です。
普通充電は、比較的出力の低い充電器を使用し、自宅や職場などでの利用を想定した充電方法です。充電時間は数時間から十数時間と長めですが、設置費用が比較的安価であることや、バッテリーへの負担が少ないというメリットがあります。
一方、急速充電は、出力の高い充電器を使用し、短時間で充電を完了できるのが特徴です。主に高速道路のサービスエリアや道の駅などに設置されており、長距離移動中の充電に適しています。ただし、普通充電に比べて充電費用が高額になる場合や、バッテリーへの負担が大きくなる点がデメリットとして挙げられます。
このように、普通充電と急速充電はそれぞれにメリットとデメリットがあります。自身のEVの使い方や充電環境などを考慮し、最適な充電方法を選択しましょう。
設置場所による分類：車載型と非車載型
EV充電器は、大きく分けて車載型と非車載型の2つのタイプに分類されます。
車載型充電器は、EVに搭載されているタイプの充電器です。家庭用のコンセントから電気を供給し、EVに内蔵された回路を通して充電を行います。一方、非車載型充電器は、充電スタンドなどの設備に設置されているタイプの充電器です。 一般的に、非車載型充電器の方が高出力で、短時間で充電することができます。
充電方式による分類：CHAdeMO、CCSなど
EV充電器と一口に言っても、実は様々な種類が存在します。その違いの一つに充電方式があります。充電方式は、EVと充電器の間で電気をどのようにやり取りするかを決める重要な要素です。ここでは、代表的な充電方式であるCHAdeMOとCCSを中心に解説していきます。
まず、日本で普及しているのがCHAdeMO（チャデモ）方式です。これは、日本独自の規格として開発され、急速充電に対応しているのが特徴です。多くの国産EVがこの方式を採用しており、国内ではCHAdeMO対応の充電器を多く見かけます。
一方、CCS（Combined Charging System）方式は、ヨーロッパを中心に普及している規格です。CHAdeMOと同様に急速充電に対応しており、近年では日本国内でもCCS対応のEVが増加しています。CCS方式は、一つの充電口で普通充電と急速充電の両方に対応できるというメリットがあります。
このように、EV充電器にはCHAdeMOとCCSという二つの主要な充電方式が存在します。ご自身のEVがどちらの方式に対応しているのかを事前に確認しておくことが重要です。
用途に合わせた充電器選びのポイント
EV充電器は、設置場所や充電速度、機能によっていくつかの種類に分けられます。ご自宅や外出先など、充電する場所や頻度、そして求める充電スピードによって最適な充電器は異なります。ここでは、用途に合わせた充電器選びのポイントをご紹介します。
まず、充電場所をどこにするかを検討しましょう。自宅で毎日充電する場合は、設置工事が必要ですが、普通充電器がおすすめです。マンションなどの集合住宅にお住まいの場合は、充電設備の有無や使用ルールを確認する必要があります。 一方、外出先での充電がメインとなる場合は、充電速度の速い急速充電器に対応した充電器を選ぶと便利です。
次に、充電時間と充電頻度を考慮しましょう。毎日長距離を運転する場合や、短時間で充電を済ませたい場合は、急速充電器に対応した充電器が適しています。週末のみの利用など、充電に時間を取れる場合は、普通充電器でも十分でしょう。
最後に、充電器の機能面もチェックしましょう。タイマー機能付きの充電器を選べば、電気料金の安い夜間電力を使用するなど、経済的に充電することができます。また、遠隔操作や充電状況の確認ができる機能があれば、より快適にEVを利用できます。
このように、EV充電器は種類によって特徴が異なります。ご自身の用途やライフスタイルに最適な充電器を選ぶことが、快適なEVライフを送るための第一歩と言えるでしょう。